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2010年7月11日 (日)

Al Greenの素晴らしき傑作

Al_green"Let's Stay Together" Al Green (Hi)

Al Greenと言えば,未発表音源を集めた"Love Ritual"が発売されたばかりであるが,本日はそのネタではない。

先日,このブログで紹介した映画「ザ・ウォーカー("The Book of Eli")」(記事はこちら)でこのアルバムに収録された"How Can You Mend a Broken Heart"が使われていたのだが,それに関するご質問をnobuさんから頂いて,再度意識したものである。私はてっきり,このアルバムを保有しているものだと思っていたのだが,同じHiレーベルの紙ジャケ・シリーズでも保有していたのはOtis Clayの方だったというのだから,いかに管理や記憶がいい加減かということを痛感させられた次第である。

このアルバムは決してディープ・ソウルというわけではないのだが,ソウル・ミュージックの良さが満遍なく収められているという点で高く評価すべきだと思う。いずれにしても,私にとっては本作のグルーブが何とも心地よい。スイートなだけではなく,ファンク・フレイバーもありながら,Al Greenの歌いっぷりが何とも素晴らしいのである。

このアルバムそのものは何と言ってもタイトル・トラックが有名で,これこそ結婚式や披露宴で歌のうまい人が歌い,英語詞(相当シンプル)を理解できさえすれば,新婦が感涙にむせぶというような曲である。もちろん,私が歌ったら台無しになるから絶対歌わないが(爆)。女性が「バタフライ」や「ハナミズキ」を歌うのもよかろうが,男子にはこういう歌を選んでもらいたい。本来は新郎が新婦の目を見つめながら歌うべき歌ではあるが,これを歌う人がいたら,思わず握手を求めたくなるねぇ。

それはさておき,今回,このアルバムを見直す契機になった"How Can You Mend a Broken Heart"である。これはBee Geesの曲のカバーなのだが,これがまさにAl Greenのために書かれたのではないかと思わせるようなしびれる出来である。飛行機で映画を見ている時には「おぉっ!この曲は...」と思った程度なのだが,ちゃんとこの曲を聞けば,レベルの違うソウル・バラードの魅力に接することができるのである。これは本当に素晴らしい出来である。今回,この曲/アルバムの魅力を再認識するチャンスを頂いたnobuさんにここでお礼を申し上げたい。

いずれにしても,全編,酸いも甘いもかみわけたような,本当のソウル・ミュージックを満喫できる傑作。もちろん,ディープさが足りないと不満に思われるソウル・ファンもいるだろうが,私にとってはこういうのも決して無視できない,というよりこの若干の軽さが大好きなアルバムである。当然のことながら星★★★★★。最高である。

Personnel: Al Green(vo), Charles Hodges(p, org), Teenie Hodges(g), Leroy Hodges(b), Al Jackson, Jr.(ds), Howard Grimes(ds), Wayne Jackson(tp), Andrew Love(ts), Ed Logan(ts), James Mitchell(bs), Jack Hale(tb), Rhodes, Chalmers & Rhodes(vo)

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ソウル/R&B」カテゴリの記事

コメント

たった今、ウォーカー見終わりましたです。
TSUTAYAで借りたんですけどね。
地球が滅びた後の近未来でも、聖書の次に人の心を癒やしているのはアル・グリーンなのですね。
まあ、宣教師の歌ならストーリー的に合点もいきますが正に、
>しびれる出来
で、あります。
つか、人肉食べて生き長らえては老夫婦のお気に入りがリング・マイ・ベルだったのがナイスでした。

「婆」さん,はじめまして,ですよね。コメントありがとうございます。コメント・バックの順番が狂ってしまいました。申し訳ありません。

それにしても単純に「さん」を付けると「婆さん」になってしまうので,ちょっとカッコを付けてみました。

この"Book of Eli"という映画は,中身よりも使われた音楽で記憶に残ってしまいそうな映画のように感じてしまいます。選曲のセンスがいいんでしょうね。

ということで,引き続きよろしくお願い致します。

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