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2010年6月14日 (月)

Stanley Clarke:久しぶりの音楽ネタである

Stanley_clarke_band"The Stanley Clarke Band" Stanley Clarke(Heads Up)

最近出張ばかりで,真っ当に音楽を聞いていない生活が続いているため,久々の音楽ネタである。ブログ名称も考え直さないといけないなぁ,とは冗談だが。

私は上原ひろみが客演したStanley Clarke Trioのアルバムにおいて,「アコースティックにこだわる必要はなかった」と書いた(記事はこちら)が,私の声がStanleyに届いたということでもなかろう(爆)が,今回はほぼオール・エレクトリックである。しかも"Featuring Hiromi"と謳っているので,上原ひろみ全面参加かと思わせるが,上原の出番は後半のほぼ半分だけであり,「看板に偽りあり」と言われても仕方がないところがまず気になる。そもそも,ライナーには上原は"Very Special Guest"とあるから,あくまでもゲストなのである。このあたりに商売っ気を感じてしまって,ちょっと違和感がある。

ここでいうStanley Clarke BandとはStanley,キーボードのRuslan,ドラムスのBrunerというのが基本編成であり,そこにゲストが加わるという構成であるが,その中で別格扱いになっているのが上原ひろみということなのである。Ruslanだって結構実力のあるプレイヤーだと思えるのに,こんなことをされてはくさらないかねぇなんて余計な心配をしてしまうが,上原の出番を半分にしたのは,StanleyのRuslanへの親心か?

しかし,演奏としては,そうそう,こういう方がStanleyらしいねぇと思うような,「俺が,俺が」状態である。Stanleyのアルバムでは当たり前だが,ミキシングもベースが一番でかい。かつ,タイトなバンド演奏が収められていて,私はトリオ作よりはるかに好きである。"No Mystery"なんか私はRTFのオリジナルよりいいのではないかと思ってしまったぐらいだ。その中でも特に面白いのが"Larry Has Traveled 11 Miles And Waited a Lifetime for the Return of the Vishnu's Report"とフュージョンを語る上で,欠かすことのできないメンツの名前(Larry Coryellの11th Houseをほかのメンツと同格に扱うかどうかは別にしてである)を織り込んで,非常に強力なハード・フュージョンを展開しているところである。きっちりJoe Zawinulに捧げながらも,私はこういうシャレ心に嬉しくなってしまった。その一方でRollinsに捧げたまんま"Sonny Rollins"なんてStanleyのオリジナル曲もあるが,Rollinsのカリプソ・タッチを取り入れているのはわかるが,はっきり言ってアルバムの中では浮いている気がする。このあたりの選曲を考えてくれたら,もっと好きだったなぁと思うと惜しい。それはハード・フュージョンの方が好みの私にとってはという話だが。

まぁ,そうは言っても,Stanleyらしいイケイケ・アルバムということで星★★★☆ぐらいにしておこう。それにしても,StanleyのAlembic,年季が入っているなぁ...。

Personnel: Stanley Clarke(el-b, b, vo), Ruslan(p, key, synth), Ronald Bruner, Jr.(ds), 上原ひろみ(p), Charles Altura(g), Cheryl Bentyne(vo), Armand Sabal-Lecco(el-b), Bob Sheppard(ts, ss), Lorenzo Dunn(b-synth), Chris Clarke(prog), Jon Hakakian(prog), Doug Webb(sax), Andrew Lippman(tb), John Papenbrook(tp)

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コメント

おはようございます。EVAです。
Stanley Clarke大好きの私ですが、前回の上原ひろみとのアルバムは今一でした。
今度はどうかな、と思いつつBettye Lavetteと合わせ技で買おうかな、と思っています。(爆)

EVAさん,こんばんは。私にとっては前作のトリオ盤よりははるかに楽しめました。Bettye Lavetteはこの比ではありません,とは言い過ぎですかね。

私の場合、完全に上原ヒロミ買いだったので、半分ほどの曲しか参加しておらず、アルバムタイトルとしてどうなのよって思う面はありますが、トータルとして後半の数曲を除いてスタンリー・クラークのエレキ・ベースビンビンの曲を聴かせてくれて、聴いて満足はしています。

TBさせていただきます。

910さん,TBありがとうございます。私も比較的満足度は高かった方だと思いますが,半分の参加で,Featuringってありかなぁというのが実感です。

まぁそれでも楽しめましたからいいですけど。こちらからもTBさせて頂きます。

この盤は、上原がどうこう言う前に、Stanley ClarkeがStanley Clarkeしていることに対してどう感じるかがキモになっていると思います。
で、同様にStanley Clarkeらしいところはしっかり楽しめているので、個人的には◎でした。

でも、上原参加部分が好きなのも事実です。


TBありがとうございます。逆TBさせていただきます。

oza。さん,TBありがとうございます。

まぁこのアルバム,エレクトリックですから,それなりにStanley色は出ていると思いますし,結構楽しめるのも事実なんですが,私のように古い人間は,上原ひろみよりもJeff Beckとまたやらないかなぁなんて思っているクチかもしれません。

これはこれでよしとしたいと思いますが,でもやっぱりねぇ...という感覚が残っているのも事実です。微妙です。

 自然体な記事、感想。

ひまわりさん,こんにちは。痛み入ります。ひねくれ者がこういうことを言われると,ちょっと面映ゆいですね。

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