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2010年6月17日 (木)

Leela James,今度はStaxに移籍してニュー・アルバムをリリース

Leela_leelajames_mysoul_albumcover "My Soul" Leela James(Stax)

私が昨年のソウル/R&B部門で次点に選んだのが,Leela Jamesのカバー・アルバム”Let's Do It Again"であった(作品紹介の記事はこちら)が,約1年で新作の登場である。前作はマイナー・レーベルからのリリースであったが,今回はソウルの名門Staxレーベル(今やConcordグループの一員らしい。昨今のConcordの拡張ぶりにはほとほと驚かされる。創設者,故Carl Jeffersonはどう思うだろうか。)へ移籍してのものである。こんなに実力のある歌手が,どうして一作ごとにレーベルを変えるのか私には不思議でならないのだが,いずれにしても,新作の発表はめでたい。それにしても,前作とのジャケットの変わりように驚いてしまう。こんなに変わってはショップでも危うく見逃すところであったわ。女性は怖いねぇ。

今回は,前作と異なって,自作の曲を中心としたレパートリーとなっており,タイトルも"My Soul"とは大きく出たものである。それに加えて,ミュージシャンのクレジットも非常に少ないことからしても,打ち込み中心でプロデュースされているようである。かつ現代的なソウル・ミュージックにありがちな,ややブーストされたサウンドとなっているのが,生音にこだわった前作との大きな違いであろう。ただ,私のような打ち込み嫌いにとっては,はるかに前作の方が好ましく思えてしまう。これが一般的なソウルの現在形に近い姿というのはよくわかるのだが,私がこのブログで取り上げるようなソウル/R&Bのアルバムは生音で演奏されているものがほとんどであり,それが私の嗜好を明確に表しているのである。

私は,ここに収められた曲や,Leela Jamesの歌唱が悪いとは思わない。彼女は十分に魅力的な声の持ち主であることには何の変わりもない。だが,このプロダクションは,前作を評価したオーディエンスにとってはどうだろうか。もちろん,アーチストとしての表現意欲の表れだという解釈も必要だとしても,私はどちらかというと,コンベンショナルなスタイルをもう少し維持してもよかったのではないかと思える。そうした中でRaheem DeVaughnとの共作,共演である"Mr.Incredible Ms. Unforgettable"なんて,しびれるような曲もあるから,また評価が微妙なのである。

Leela Jamesの歌手としての実力は評価しつつ,私はこのアルバムについては,そうしたプロダクションゆえ,もろ手を挙げて推薦する気にはなれないというのが正直なところなので星★★★☆。しかし,彼女は今月末に来日して,Billboard東京/大阪でライブをやるようであるから,本当ならライブでその実力を確認してみたいところである。スケジュールが合えば行ってみようかなぁ...。無理か。

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