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2010年5月 8日 (土)

熱い!暑い!厚い!Blakeyの"A Night in Tunisia"

A_night_in_tunisia"A Night in Tunisia" Art Blakey & the Jazz Messengers (Blue Note)

Art Blakeyにとって"A Night in Tunisia"はオハコのようなものであろうから,何度も録音しているし,それぞれの演奏がそれなりに感慨深いものがある。だが,このアルバムを本当に久しぶりに聞いてみて,このタイトル・トラックの爆裂ぶりに,こんなにも強烈だったのかと通勤中の眠気も飛んだ私である。

とにかくいい意味でうるさい。かつ主題に書いたとおり,熱い演奏であり,暑苦しく,かつサウンドが分厚いのである。こんな曲を冒頭に持ってきてしまうから,はっきり言ってほかの曲がかすんでしまうのである。とにかくヘッドフォンで聞いていて,Blakeyが煽る前でLee Morganがシェイカーを振っているのが目に浮かぶようである。これは本当に暑苦しい限りであるが,燃える。ある意味,連休明けで淀んだ頭には強烈な昂精神剤のような効果があったと言える。

この曲はほかのトラックの収録時間の2倍近くあり,強烈な演奏を11分以上続けられると,さすがに目も覚めるわ。その後も,いい演奏が続くのだが,この曲の後では普通のファンキー・ジャズにしか聞こえなくなるから,このタイトル・トラックの効果は恐ろしい。ここまでエネルギーを放出しなくてもいいんじゃないのと思わされるが,アフロ・アメリカンのパワーを見事なまでに見せつけられたのであった。このメンツであるから,演奏がいいのは当たり前。Wayne Shorterには私にはクールなイメージがある(なんてったって黒魔術だしなぁ)が,まだまだこの頃はやけどをしそうなソロを取っているのがよ~くわかった。

私は,Art Blakeyのファンっていうわけではないが,彼らが60年代初頭に初来日した際に,なぜ日本人に熱狂的に受け入れられたかを,このアルバムを聞くと理解できるような気がする。当時の高度経済成長の波と,Blakeyの音楽が持つエネルギーがシンクロして,日本人の心を更に高揚させたのだろうと思う。ある意味ではバブル期のイケイケ的な部分ともかぶるが,こんな音楽を聞いていたら,たとえ不況期であろうが,ストレスの解消になるわ。ということで,半ば呆れながら聞いていた通勤時間であった。星★★★★☆。

Recorded on August 14, 1960

Personnel: Art Blakey(ds), Lee Morgan(tp), Wayne Shorter(ts), Bobby Timmons(p), Jymmie Merritt(b)

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