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2010年4月 7日 (水)

ここはどこ?私は誰?今はいつ?と思わせるThe Little Sisters

Living_sisters"Love to Live" The Living Sisters (Vanguard)

先日のThe Bird & the BeeのHall & Oates集が凄くよかったと思ったら,そのバンドのInara Georgeの別プロジェクト,The Living Sistersのアルバムが店頭に並んでいたので,興味津津で購入した私である。ジャケからしてガール・グループのような乗りだが,開けてびっくり,聞いてビックリのアルバムであった。

このグループの奏でる音楽は,まさしくノスタルジーの世界である。現代の喧騒とか,煩わしさを忘れるにはもってこいの音楽だと言ってもいいのではないかと思う。もちろん,Inara GeorgeがThe Bird & the Beeでやっている音楽を期待したら確実に裏切られるが,それでも私はこのアルバムを聞いていて,いい意味でのほほんとした気持ちになってしまったのである。

今の日本で言えば,女性3人組と言えば,誰が何と言おうとPerfumeってことにはなろうが,見た感じはPerfumeと似たイメージを持つ彼女らがやっている音楽は,その対極だというのが面白い。The Bird & the BeeはエレクトロニクスとInara Georgeの声の絶妙なバランスが売りだとすれば,このバンドは,生音にこだわりながら,敢えて現代,あるいは現在,更にはテクノロジーさえも拒絶しているのではないかと感じさせるのである。

私はこのアルバムを聞いていて,私が過ごしている同時代というのは一体いつなのかと思わされてしまうぐらいだったのだが,でもこれが結構楽しいのである。決して懐メロ的ではない。曲にはオリジナリティも感じられる。だがサウンドはどこか温かみを感じさせるという点で,何とも嬉しくなってしまったのである。

もちろん,刺激はほとんどないから,つまらんというリスナーもいるだおる。しかし,この音楽,聞き流すには最適で,私などは通勤電車でこれを聞きながら爆睡してしまったことを告白しなければならないが,それは決してけなしているのではない。心地よいから寝てしまったのである。

逆にそうした音楽であるから,ケチをつけようと思えばいくらでもOKだということはわかっていても,何となく私はこの音楽を支持してしまうのである。だって,これほどわかりやすい英語で歌われたら,学生諸君や新人会社員諸君の英語のヒアリング教材に勧めたくなってしまうほどなのである。歌われている歌詞はしょうもないと言えばそのとおりだが,それも何かOld Fashionedな感覚でいいではないかと思った私である。

いずれにしても,Inara Georgeは複数プロジェクトで色々な顔を見せるところが極めてユニークな存在として認めたくなるような一枚である。しかも中ジャケには妊娠XXか月(臨月直前って感じである)の姿でジャケに写真が載っていること自体が,今までのミュージシャンとは違うわと思いつつ,彼女の活動は何となくサポートしちゃうよなぁと思ってしまった私であった。是非,元気なお子さんを生んだ後は日本に来て欲しいものである。星★★★★。でも私はちょっと意地悪そうなEleni Mandellが好みかなぁ(爆)。

Personnel: Inara George(vo, g), Eleni Mandell(vo, g), Becky Stark(vo), Jeremy Drake(g), Aaron Embry(key), Steve Gregoropoulos(key), Danny McGough(key), Sheldon Gomberg(b), Barbara Gruska(ds), Don Heffington(ds), Dave Ralicke(sax), Joshua Grange(pedal steel)

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