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2010年3月27日 (土)

テクノとはダンス・ミュージックだったのねぇ

Luciano_2"Tribute to the Sun" Luciano (Cadenza)

私のようなオジさんにとっては,テクノと言えば,YMOやらKraftwerkってことになってしまうのだが,それらは厳密に言えばテクノ・ポップあるいはエレクトロ・ポップにカテゴライズされるべきものであって,音楽ジャンルとしての「テクノ」とは異なるものらしい。まぁ私のような一般的な音楽リスナーが,全てのジャンルをカバーするのは不可能だから,そうした誤解があったとしても仕方がないと開き直るしかないが,そうした要素ゆえに,以前このブログでRicardo Villalobosを取り上げた時も相当トンチンカン(死語!)なことを書いてしまったように思う(記事はこちら)。結局のところ,「テクノ」というのは,「ハウス」を源流とするダンス音楽だったのねぇなんてことを今更ながら知ったわけだが,その上で,昨年のテクノ音楽で圧倒的な支持を得たこのアルバムを聞いてみた。

Villalobosのときもそうだったのだが,この音楽は私にはミニマル・ミュージックにしか聞こえないのだが,その中でビートと,おそらくはサンプリングされた生音をシンクロさせた執拗な繰り返しが行われるというのが典型的なパターンだと思う。こうしたパターンはVillalobosのときにはピンとこなかったのだが,ダンス音楽としての概念がこのアルバムの方がより強く感じられたのはお勉強としては収穫であった。私のような年代は「ディスコ世代」だから,こういう音楽で「踊る」ってのは理解できないのだが,それでもこのビートに身を委ねていれば,何となく気持ちいいかもしれないなぁなどとも思えてくるから不思議である。こういうのが所謂「クラブ」ってところで流れているのかなぁ,なんてことを言っていること自体が最早ジェネレーション・ギャップか。

私はSteve Reichを筆頭に,結構ミニマル・ミュージックが好きなので,こういうのもあまり苦にはならないが,同じミニマル系の音楽として聞くならば,Nik Bartsch's Roninのような音楽の方がずっと好みである(彼らのアルバムに関する記事は
こちら)。ここまで来ると,私には音楽として評価できるのかどうなのかよくわからくなってしまったというのが正直なところ。つくづく音楽って難しいなぁと思う。でも繰り返すが,Ricardo Villalobosよりはこっちの方が好きである。まぁもう少しよく聞いてみることにしよう。

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