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2010年3月 4日 (木)

Sean WaylandのPistachioシリーズ(?)第2弾

Pistachio2 "Pistachio 2" Sean Wayland (Seed)

先日,この作品の前作"Pistachio"を当ブログで取り上げた(記事はこちら)が,間を置かずにその続編がリリースされた。本作でも,最近話題のKeith Carlockが全13曲中7曲で叩いているし,その相方を務めるベースがTim Lefebvreでは,やはり気になろうというものである。しかし,前作がSteely Dan的なサウンドが特徴になっていたのに対し,こちらのアルバムは結構雰囲気が違っている。

一聴して前作ほどはSteely Danっぽくない。ヴォーカルも今回は入っていない。しかし,なぜか私には既視感たっぷりのサウンドで,「どこかで聞いた感じ」の曲が多いのである(それはもしかするとSteely Danっぽい部分かもしれないが)。しかも,このアルバム,録音時期が結構ずれていて,2004年の録音と,2008年の録音(Carlockは2008年録音の曲に参加)が混ざっているのである。ある意味,多様な音楽が詰め込まれているように感じられるのは,こうした録音時期の違いによるものかもしれない。

しかし,特にCarlockの参加曲は,何とも心地よいグルーブ感があるとともに,意外とサトルなドラミングも披露していて,やはりこの人才能あるわと思わせる。ここではあまり熱くなることはなく,比較的クールな色調の音楽が展開されているといってもよいが,いずれにしても,私はWaylandのエレピも気持ち良かった。
 

本作の中で,異色とすれば,それはAdam RogersとWaylandのデュオ曲,名付けて"Mathmatics",即ち「数学」である。アコギとピアノのデュオというのはこのアルバムの雰囲気とかなり違うように思えるが,インタールードと呼ぶには収録時間も長いし,この曲は結構謎である。謎はほかにもあって,なぜか最後の"Some Pulp"はブツっと途中で切れたように終わるのである。こういうのを聞いていると,実はこれは残りテイク集かという疑念もふつふつと湧いてくる。前作の録音時期と,本作の2008年の録音時期が一緒だということを考えれば,当たらずと言えども遠からずってところだろう。まぁそれでも前述のとおり,Carlock参加曲のグルーブは非常に心地よかったので,私としては許してしまうのだが...。ただ,やはり前作と比べるとどうよという話もあるので,ここは星★。但し,私はこのアルバム,決して嫌いではない。特にエレピはたいへん結構だと思っている。前作が星★☆だったので,相対評価として星★とした。

Recorded in 2004 and April, 2008

Personnel: Sean Wayland(p, key, org),  Adam Rogers (g), James Muller (g), Tim Miller(g), Tim LeFebvre (b), Matt Clohesy (b), Keith Carlock (ds), Nick McBride(ds), Andrew Gander(ds), Mark Ferber(ds)

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コメント

国内では情報見つけられませんでした。
気にはなったんですが。。。

oza。さん,こんばんは。返事が遅くなりました。

確かにこのアルバム,国内ではあまり情報が流通していませんね。私はAbstract Logixのサイトで注文しました。ご参考まで。

おかげさまで、入手できました。
結局は、1stを凌駕するものではありませんでしたが、こういうのは聴いてみないと落ち着きが悪いというところありますので、聴けて良かったのは事実ではあります。

TBありがとうございます。逆TBさせていただきます。

oza。さん,こんばんは。TBありがとうございます。

なんでここまで流通が悪いのかは全く謎ですが,まぁその程度のアルバムってことかもしれません。私は嫌いではないですが,やっぱり1枚目の方が好きですかねぇ。

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» Sean Wayland Pistachio 2 [JAZZとAUDIOが出会うと。。。]
昨年9月の新譜試聴会で知った、Keith Carlock、Tim Lefebvreの強力リズム隊を従えたアルバムPistachio(http://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/58658848.html)の続編がリリースされていることは本年3月初頭の中年音楽狂さんのblogでした。 まさか、第2弾がこのインターバルでリリースされるとは思っても見ませんでした。 ということで、なかなか見つからなかったのですが、ようやく見つけて購入することが出来まし..... [続きを読む]

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