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2010年3月23日 (火)

Jeff Lorber:90年代前半に買ったアルバムのうちの1枚

Jeff_lorber "Worth Waiting For" Jeff Lorber (Verve Forecast)

これも久々に聞いたアルバムである。私の在米期間中というのはおそらくスムーズ・ジャズという概念がマーケットにも強く意識され始めた頃だと思うのだが,私もその頃,結構その系統のアルバムを購入しているのが今となっては懐かしい。Nelson RangellだとかRippingtons等は結構買っているし,RippingtonsにいたJeff Kashiwaのソロ・アルバムなんてのもその後買っているのだから,かなりはまっていたのかもしれない。しかし,スムーズ・ジャズの難点は聞き心地のよさはあれども,どれを聞いてもあまり違いが感じられないという点である。よって,FMで聞いてりゃいいのであって,CDを購入する必要なんて実はないのではないかという疑問が出てくるのも事実だと思う。

そうしたことを考えれば,スムーズ・ジャズの中でも生き残るものとそうでないものの違いは曲のクォリティってことになるんだろうと思う。演奏技術は大体皆高いから,やはり曲と,ジャズの派生音楽であるがゆえのアドリブ能力が問われるということには間違いないだろう。

Jeff Lorberについては以前,このブログでも取り上げたことがある(記事はこちら)が,そこでも書いたように,ハード・フュージョンとスムーズ・ジャズの丁度あいだぐらいの,適切なバランス感覚があって,この人の音楽は聞いていてあまり飽きることがないように思える。まぁ90年前後になると,かなり打ち込みが増えてきていて,本作もかなりダンサブルな出来に仕上げてきている。私はサウンドとしては昔のJeff Lorber Fusion時代の方が好みではあるのだが,それでもちゃんとアドリブを聞かせ,単なるスムーズ・ジャズにしていないところは認めなければなるまい。これはおそらく固定的なメンバーでの「ライブ感覚」を残しているところも影響しているように思えるが,大量のゲスト・ミュージシャンを迎えて制作するというオプションもあっただろうが,こういう形態にするのJeff Lorberらしいというところか。まぁ"Columbus Avenue"のようにいかにもスムーズ・ジャズっぽい曲があるのはご愛嬌だが,この曲がLorberとBrian Brombergの共作というのは意外な感じもする。この二人ならもう少し,キメが強烈な曲を書きそうなものだが,そうなっていないのである。それに続く"Do What It Takes"もRitenourのギターが気持ちよ過ぎて,スムーズ的に聞こえる部分はあるが,最後は"Jazzery"でビートをきかせるというところに,この人のバランスのよさが出ているように思うのである。

Jeff Lorberの音楽は,もちろん聞き流すこともできるが,ちゃんと聞こうと思えば,それなりのクォリティを確保しているから聞けてしまうというところが,この世界でJeff Lorberが長年生き残っている理由のようにも思える。まぁ,これは様々なプロデューサー業で磨かれたものなのかもしれない。ということでちょいと甘いが星★★★☆。

Personnel: Jeff Lorber(key, g), Art Porter(as, ss), Gary Meak(ss), Dave Koz(as, ss), Paul Jackson, Jr.(g), Buzz Feiton(g), Lee Ritenour(g), Oliver Leiber(g), Alec Milstein(b, vo), John Robinson(ds), Vurt Bisquera(prog, perc), Paulinho da Costa(perc), Eric Jordan(vo), Janis Siegel(vo)

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コメント

 Jeff Lorberの次回作はJeff Lorber Fusionみたいですね!
ファンサイトに発表されていて、びっくりでした。
 紹介ビデオのyoutubeに流れていた曲に、知らない曲なのに、すぐに好き!って曲があったので、新曲も加わるのかな?と想像しました。
、、待ちきれないです、、、そして、今年こそ、来日してくれますように、、。
 
 週末、こちらも2年振りのChris Bottiのコンサートに行きました。
Sy Smithのヴォーカルが、とっても可愛くて、素敵でした。華のある人!
豪華過ぎるバックの演奏に、歌が加わると、もう感激でした。


 

ひまわりさん,こんばんは。

この情報を頂いて,思わずへぇ~っと唸ってしまいました。バンド形式で,タイトに決めてくれるっていうことなんでしょうね。JLFとしては何年ぶりのことになるんでしょうか。私も期待しちゃいます。情報ありがとうございました。

Chris Bottiは超豪華ライブだったでしょうね。私には似合いません(爆)。

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