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2010年2月14日 (日)

Sadeのニュー・アルバム:9年待った甲斐はあったか?

Sade "Soldier of Love" Sade(Epic)

 

今日はSt. Valentine's Dayである。こういう日にSadeというのははまり過ぎって気がしないでもないが,いずれにしても待望のSadeの新作である。本作に関する情報はこのブログでもアップ(記事はこちら)し,私としてもその期待の大きさを発露してしまったわけだが,何と言っても9年ぶりである。もともとが寡作な人たちだから仕方がないとは言え,ライブ盤からも既に8年が経過しているというのはどうなんだろうなぁと思ってしまう。しかし,それでも私が異常なまでの期待を掛けていたことには間違いない。

しかしである。私はこのアルバムを聞いていて,今一つ没入できないところにフラストレーションを感じてしまった。どうも曲があまり面白くないのである。もちろん,この人たちのやることであるから,それなりのクォリティは維持しているとは思うが,私が彼らに期待するのはこの程度のレベルではない。Sade Aduの声もややトーンが下がったように思えるし,う~む,なんだかなぁ。もう少し,メリハリがあってもいいように思えるし...。

私がこのアルバムに感じる違和感はそれに加えて,ミキシングにもあるように思える。曲によっては打ち込み臭さがあって,私の好みではないというところもあるのかもしれない。Sade Aduの声は生々しいのだが,それが伴奏とうまくマッチしているかというとちょっと違うようにも思えるのである。

確かに余計なものをそぎ落とした結果がこういう音になるのかもしれないのだが,私はこれまでのアルバムの方がいいと思ってしまったのである。Sadeの音楽が好きなだけに,もう少しやりようがあったのではないかと思うのは私だけだろうか。それでも"Logn Hard Road"なんていい曲だよなぁと思わせるし,それに続く"Be That Easy"も沁みるが,それでも打ち込みへの違和感が影響して,どうにもアンビバレントな感じが消えない私である。ということで星★★★☆ぐらいにしておこう。

それにしても,最近,中古盤屋をうろついていると,Sadeの昔のアルバムが異常な安値でころがっているのを見ると,売れ過ぎたアルバムってこういうことになるのかなぁとも思えるのだが,売った人には,保有していればずっと聞き続ける楽しみを与えてくれるのに...と余計なお世話をしたくなる私である。このアルバムももしかすると,時間の経過とともによくなっていくかもしれない。

Personnel: Sade Adu(vo, prog), Stuart Matthewman(g, prog), Andrew Hale(key, prog), Paul S. Denmann(b) with Tony Momrelle(vo), Leroy Osbourn(vo), Martin Ditcham(ds, perc), Everton Nelson(vln), Ian Budge(cello), Gordon Matthewman(tp), Noel Langley(tp), Ila Adu(vo), Clay Matthewman(vo), Juan Janes(g), Sophie Muller(ukulele)

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コメント

私も早速聴きました。
この新譜が到着する前にLOVERS ROCKを聴き過ぎたせいかもしれませんけど、aduの歌声がちょっと太く?なっていて9年の長さを感じました。
所々で中年狂さんのご感想にも共感しています。

もーちょっと聴いてあっためてみようかと…

パリ出張お気をつけて!

rhodiaさん、おはようございます。

このアルバム、もう少しよく聞いてみないとわからないかもしれませんが、やはり期待が大きすぎたかもしれません。

また時間をおいて聞いてみれば感覚も変わるかもしれません。私はそれでも4、5回は聞いたと思いますが、まだピンときていません。rhodiaさんの記事をお待ちしていますね。今から成田に向かいます。

おはようございます。EVAです。
私も2/9に届き、早速連続3回聴きまして何だかなー、と思いました。思いを寄せ過ぎた分、裏切られた気持ちが強いのは事実です。
その後彼女たちの最後のアルバムとライヴを聴きましたが、それらに比べると本作は遠く及びません。
彼女の声も加齢による音域の狭さ・痩せが気になり、低くなっているのは図らずもそれを証明した形となりました。
矢張り50歳を超えると中々難しい、と思った次第です。私も近々アップの予定ですが彼女のアルバムはこれにて打ち止めです。

EVAさん、おはようございます。

先日EVAさんがライブ盤の記事をアップされたときの感触(あの段階ではまだ聞けていませんでした)で、ちょっと不安があったのですが、的中してしまったような気がします。

ネット上では本作を絶賛する人もいますが、私は素直に首肯できません。まだ評価を決定づけることはできないとしても、違和感はぬぐえないというのが正直なところです。

今晩は!
私はCDを予約しましたがレコードも出ることが分かりキャンセルをして、CDの評価を見てから買おうかと思っておりましたが、EVAさんと音楽狂さんの評価を考慮して購入延期をきめました
coldsweats01
その前の作品を聞き込んでからでも遅くないと考えてからです!

takeotさん,こんばんは。パリから返信しています。
このアルバムについては賛否両論あると思いますが,全体のクォリティは保ちつつも,これでは納得できないのがファン心理ってところでしょうか。やや複雑な心境です。

きっと、音楽狂さんの思い入れの高さを現していると思います。

ミキシングによって、曲の表現はどうにでもなるでしょう。
とすると、今風にチューニングされているのでしょうか。
やっぱり、最初のインパクトが強いと、知っている者はそれを期待してしまいますよね。

東信JAZZ研究所さん,こんにちは。

まぁ私が思い入れがあるかどうかは別ですが,期待値は高かったのは事実です。彼らは別に今風にしなくても,ちゃんとリスナーはついてくるはずだと思いますし,やはり9年待ってこれではって感じは否めませんね。

というよりも,前作が良過ぎたのかもしれません。

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