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2010年1月19日 (火)

来日目前!Wayne Krantz温故知新:Seperate Cages

Separate_cages "Seperate Cages" Wayne Krantz / Leni Stern (Alchemy)

今年2月の来日を前に,Wayne Krantzに入れ込む状態が強化されている私だが,これは90年代にLeni Sternと吹き込んだデュオ・アルバムである。このアルバムは,日本では結構入手しづらい(と言っても,若干高いだけで,入手困難というほどではない)ので,アメリカから飛ばしたものだが,廃盤じゃなくてよかった~。

同じギター・デュオでも一昨日記事にしたBebo Ferra / Massimo Ferraとは随分違って,こちらはサウンドとしてアメリカ的感覚が強い。と言っても,Leni Sternはドイツ生まれだが,渡米後ほぼ20年という時間を経過して録音されたこのアルバムで聞かれるサウンドは,もはやアメリカに同化していると言ってよいだろう。なんてたって,ドブロも弾いているぐらいだし。

ここでの注目のポイントはKrantzがエレクトリックはテレキャス,ストラト,バリトン・ギターを使い分けながらも,多くの曲でアコースティックを演奏していることであるが,いつものエレクトリックの感覚とはかなり違う印象を与えながら,実はこれがかなりいけている。ジャケを見ると,私の保有しているMartinの000C16シリーズに似たギターをKrantzが弾いているが,フレットのインレイを見ると,もっと上のシリーズだな。だって,音が違い過ぎるし...(私とは腕も違うから当たり前だが)。

それはさておき,この作品,ジャズ的あるいはフュージョン的なフレイバーは希薄である。むしろ,歌が2曲入っていることもあって,フォーク的なタッチが強く感じられるとともに,サウンドもインティメイトなので,現在のKrantzのぶっ飛びぶりからするとだいぶ印象が違う。極論すれば,これがショップでフォーク/SSWのカテゴリーの棚に置いてあっても,全然不思議ではない。よって,この作品に現在のKrantzを期待して聞いたならば,首をかしげてしまうリスナーがいてもそれは全く不思議なことではない。しかし,こうした音楽的なバックグラウンドの積み重ねが,現在のKrantzにつながっているのだと考えれば,それはそれで興味深い事実として捉えなければならないだろう。

その上で,言ってしまうが,私はこのブログにフォーク/SSWなんてカテゴリーも持っている人間なので,こういう音楽も全くOKというか,むしろ好きである。これをKrantzがやっているから意外性があるだけであって,音楽としては私は評価したいと思っている。いずれにしても,これもKrantzの一面なのだと知ることができるという点では,このアルバムは貴重だと思う。Krantzファンならば,嫌がらずに聞いてみる価値はあると思う。星★★★★。

それにしても,3曲目はLarry John McNallyの曲で,Leni Sternが歌っているが,この人,シンガーとしてもいけていたのね。最近の活動ではヴォーカルを強化しているのもむべなるかな。Krantzも1曲歌っているが,まさにSSWみたいだなぁ。まぁ,いろいろできるってことで...。でも繰り返しになるが,この作品,結構好きな私である。

Recorded between January and March, 1996

Personnel: Wayne Krantz(g, vo), Leni Stern(g, vo)

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