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2010年1月18日 (月)

Trilok GurtuとJan Garbarekの共演作

Gurtu "Living Music" Trilok Gurtu(CMP)

以前,このブログでTrilok Gurtuの"Crazy Saints"を取り上げたことがある(記事はこちら)が,あちらはMetheny,Zawinul等のゲストが注目の的であった。本作はそのGurtuによるCMPレーベルでの91年作であり,本作の注目はJan GarbarekとNana Vasconcelosの参加ってことになるであろう。私が中古で本作をゲットした理由もそこにあったが,こうして見てみると,CMPレーベル時代のGurtu作品はゲストで目を引く戦略ってのが明らかだったようだ。この次の作品である"Usfret"もRalph TownerやDon Cherryが参加しているから,ECM関連ミュージシャンを使った対応ということもできるかもしれない。

"Crazy Saints"での音楽を私はワールド・ミュージック・フュージョンと呼んだが,本作の響きはよりコンテンポラリーな感覚が強く,特にそれはタイトル・トラックに顕著である。これはキーボードのDaniel GoyoneとベースのNicolas Fiszmanのサウンドによる部分が多いのではないかと思うが,一方,Jan Garbarekが登場するといかにもワールド・ミュージックっぽくなるのが面白い。いずれにしても,全体を通して聞いてみれば,ここでの演奏はZawinul Syndicate的と言ってもいいかもしれないもので,やっぱり結局はワールド・ミュージック・フュージョンである(爆)。

Trilok Gurutuは通常はパーカッショニストとして認知されているが,ここで聞かれる彼のドラムスが結構個性的なのは録音のせい,あるいはドラムスのセッティングのせいもあるかもしれないが,一般のドラマーとはやや異なるところを感じさせる。いずれにしても,ドラムスを叩いている時は結構タイトに響くのはインド系パーカッショニストの特徴だろうか。

このアルバムを聞いてみて,どういう層のリスナーが関心を示すのかが興味深いのだが,要はゲストにつられてって感じなのかなぁとも思う。しかし,Gurutuの名誉のために言っておけば,アルバム全体を通じて,ちゃんと聞かせる作品にはなっていて,本作も私は結構楽しめてしまった。ということで星★★★★。

それにしても,このCMPというレーベル,Trilok Gurtuに限らず,Joachim Kuhnだ,Chad Wackermanだ,David Tornだ,Jack Bruceだと脈絡がないというか,訳のわからんカタログを揃えていたが,作品の質は概して高かったなぁと今にして思えてきた。CMPがドイツのレーベルだというのもよくよく考えてみれば不思議なような気もするが,それを言ったらECMもドイツだが,なかなか興味深い事実ではある。

Recorded in August 1990 and March 1991

Personnel: Trilok Grutu(ds, perc, vo), Jan Garbarek(ts, ss), Nana Vasconcelos(perc, vo), Daniel Goyona(key, p), Nicolas Fiszman(b, g), Tunda Jegede(kora, cello), Shanthi Rao(veena)

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コメント

最近こんなの↓を見つけて聴いていたんですが、なるほどご紹介いただいたアルバムの再演だったんですかね。

http://bogardjazz.blogspot.com/2009/12/jan-garbarek-group-feat-trilok-gurtu.html

ECM等のガルバレグは、たまにちょっと音がキンキンしていて生理的に受け付けないときがあるのですが、この録音はすごく音が柔らかくて好きです。曲も民謡的な素朴なメロディとウェザーあたりの影響があるシンセとがうまく混じりあっていて好感が持てます。

グルドゥのドラム、いわゆる「お座敷ドラム」ですよね。座布団みたいなものに座ったり、縦膝ついたりして叩く(笑)。この映像↓始めてみた時は相当衝撃を受けました。口タブラ付きです。

http://www.youtube.com/watch?v=QstxltuJ-xY

こやぎ@でかいほうさん、こんばんは。返信が遅くなりました。「お座敷ドラム」に「口タブラ付き」って笑えますねぇ。

それにしても、例のサイトにしても、YouTubeにしてもなんでもありですなぁ。でもこの人の音源って、なかなか面白いなぁと今回も思いましたので、参照させて頂きます。

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