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2010年1月20日 (水)

Bebo Ferraの新譜を聴く(2)

Luar"Luar" Bebo Ferra(EGEA)

このアルバムはまさに室内楽的な響きに満ちている。特にチェロが参加している曲(パート)ではどこまでが書かれていて,どこからが即興なのかの境界線がよくわからないと言ってもよい,と言うよりもむしろアドリブはほとんどないのではないか。そして,そこに感じられるそこはかとない哀愁。まさに古いイタリア映画を見ているかのような感覚さえ覚えさせられると言ってよい。これが本当にDevil Quartetと同じギタリストなのか!とまたまた思わされてしまう私である。このアルバムに収められた曲はBebo Ferraのオリジナルのようなのだが,この人の頭の中はどうなっているのか。某ブート・サイトでDevil Quartetの2009年のライブの音源をゲットしたばかりの私は混乱させられるばかりである。

まぁそうしたことを抜きにして,この作品を聞けば,映像に付随して聞かされるとより魅力的に感じさせられるのではないかと思う。基本的には哀愁に満ちた曲が多いが,3曲目の"L'alba di Yousif"のようにジャズ・ミュージシャンとしてのFerraやRita Marcoutulliの本性が現れてくるやや激しい曲もある。しかし,全体的に見ると,それぞれの曲を映画のシナリオに当てはめて使うことができるように感じてしまうほど,映画音楽的と言ってよいのではないか。出来のよいイタリア映画のバックに流れていたら,絶対はまるタイプの音楽である。

だが,そうした要素はジャズという音楽の中で考えると必ずしもポジティブな要因ばかりとはなならない。コンベンショナルなジャズに対するこだわりを持つリスナーにとっては,こんなもんはジャズではないという反応になることは間違いない。だが,私はジャズ原理主義者ではないので,ジャズというカテゴリーにこだわらずにいい音楽,美しい音楽として聞けばいいのではないかと思う。でもやっぱりBebo Ferraって不思議と思いつつ,星★★★☆。

尚,このアルバム,不思議なことにボーナス・トラックという表示があるものの,曲名も何も書いていない。iTunesでこのアルバムをダウンロードしようとするとボートラである9曲目の曲名は"Bonus Track"となっているのが笑わせてくれるが,これなんかまさに映画のエンディングのクレジット・ロールのバックで流れていても全く不思議はないような曲である。ここまで隠すのはもしかして著作権対策?(笑)

Recorded in April, 2008

Personnel:Personnel: Bebo Ferra(g), Rita Marcotulli(p), Marco Zdecimo(violoncello), Raffaello Pareti(b)

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