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2009年12月25日 (金)

ホリデイ・シーズンに聞きたい音楽

Josquin"Josquin Desprez: Motets et Chansons" The Hilliard Ensemble (EMI)

世の中は信仰する宗教に関係なく,クリスマス,クリスマスと喧しいが,私は結構頭が固いので,キリスト教を信仰しない人間がクリスマスで大騒ぎすることには強い違和感を覚えている。信仰する宗教は人それぞれだからこそ,海外からのグリーティング・カードには"Season's Greetings"あるいは"Happy Holidays"と書いてあることも理解していない諸君は相当におちゃらけだと皮肉の一つも言いたくなる。以前,クリスマスのロンドンに滞在したことがあるが,公共交通機関さえ止まってしまうことに驚かされたことがある。しかし,この日は,本来,家や教会で祈りを捧げる日であるはずであることを思えば,それも当然のことかもしれないのだ。それに比べれば,米国のクリスマスはもう少しカジュアルだったかなぁ(あれからもう20年近く経ってしまった...)。

私はキリスト教には帰依してはいないが,心情としてはキリスト教にかなり近いものがある(意外だと言われようが,事実は事実である)から,こうしたシーズンには日頃の行動はさておき,宗教音楽が聞きたくなる。以前にも書いたが,私にとってのクリスマスの定番は"Messiah"ということになるが,それ以外だと男性コーラスでの宗教音楽を聞くことが多いかもしれない。その中でも,これは美しいなぁと思わせてくれるのが,このHilliard Ensembleによるジョスカン・デプレ集である。このアルバム,宗教曲ばかりというわけではないが,それでもこうした響きを聞いているだけで,少しは敬虔な気持ちになれるという意味で,日頃の所業を反省するための音楽として聞いている私である。

このアルバムは現在も,ジャケットが変更になったものが,相当の安値で入手できるが,こんな音楽があんな値段で聞けること自体はたいへんめでたいことである。もちろん,こういう音楽を聞いて退屈だと感じる人も多かろうが,この何とも言えぬ美しさは体感するに値するものだと言っておきたい。

そうは言いつつ,こうした音楽を取り上げると,「似合わねぇ~」という声が飛んできそうである。まぁ,人それぞれということで。

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クラシック」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。
おそらくこれが当地からの最後のコメントになろうかと思います。週末は九州の地でおいしい魚に、焼酎を堪能していることと思います。

フィリピンは9月くらいから(マジで)クリスマスモードなので却って自分だけは盛り上がらないようにと(?)思っているのですが、、、、無理でした。

ホリデーシーズンの音楽ということですが、私もこの時期になると有名どころのジャズ,ロック畑の方のクリスマスCDをかけっぱなしにしています。

何はともあれお世話になりました。あんまりコメントもせず、音楽もそれほど聴いていないのかな。

宗教云々に関わらず来年は平和な年であってほしいと思っています。

こうぞうさん,お久しぶりです。一時ご帰国ということでしょうか。

本年もお世話になりましてありがとうございました。来年もぜひよろしくお願いします。

それにしても9月からクリスマス・モードって...かなり微妙ですねぇ。まぁでもわからんでもないですが。

Toshiyaさん、今晩は。

>海外からのグリーティング・カードには"Season's Greetings"あるいは"Happy Holidays"と書いてあることも理解していない諸君は相当におちゃらけだと皮肉の一つも言いたくなる。

先日、お送りしたクリスマスカードですが、御気分を悪くされませんでしたでしょうか。何しろ、日本を離れて10年以上が経ち、クリスマスという行事が一年の中で、一区切りの位置づけになっていまして、自分なりに定着しているせいか、Toshiyaさんにとって、カード送付が逆に押し付けがましいものになっていたら、申し訳なかったように思います。

以前、何処かの記事で、自身がクリスチャンだとお話したかと思いますが、一つ念をさせて頂くと、あのカードには宗教的な背景は全くなく、私自身が理想とするクリスマスへの想いとして、個々の状況がどうであれ、御家族で有意義に過ごしてほしいな、という意味合いが入っているだけです。日本の年賀状みたいな感覚でしょうか(笑)。

カードを作成したのは、主人ですが、実のところ、主人自身は、一般的に個々の宗教を毛嫌いしているところがあります。あの印刷されている文字を訳すと(私達は、心よりクリスマスおめでとう!を願います)となりますが、ただ、もう宗教云々というより、こちらでは、クリスマス時期に定着している言葉になっているのが常です。例えば、近所に住むイスラム教の人や、仏教の人などにも、Frohe Weihnachten!と声を掛け合ったりします。

日本でのクリスマスは、ちょっと意味合いが違いますよね。自身が洗礼を受ける前までは、写経をしたり、般若心境を唱えていたくらいでしたので、アンチ・クリスチャン的なところがあったのも否定できません。日本では、やれクリスマスプレゼントだの、やれクリスマスパーティーだの、やれクリスマス発表会など、と色々ありましたが、内容がどんなに興味をそそるものであっても、いつもクリスマスという言葉に引っかかり、イベントに参加しなかったことも少なくありませんでした。まわりの者に、何で、参加しないの~?何て聞かれましたが、こればかりは、割り切れないものがあったので仕方がなかったですね。(苦笑)

日本の実家でのクリスマスの過ごし方ですが、クリスマス時期に、家族も含め、近くの親類が確実に集合できる日をもうけ、自宅で手料理などの御馳走を並べ、大人も子供もプレゼント交換などをして楽しく過ごしているようです。勿論、宗教染みた内容は、全くありません。お正月には、逆に中々集まれないので、クリスマスという行事に託けて、どうにか予定を合わせて集まるようにしているようです。

自身が洗礼を受ける前と、受けた後、日本を何年も離れて異国に住むようになった自分を照らし合わせて見ると、随分、考え方が変わったなぁ~。とつくづく実感します。実家へは、毎年、食べる物ばかりですが、クリスマスプレゼントとして、荷物を送っています。自分にとっても、日本の家族に対しても健康で、家族円満に過ごしてもらえることが、一番嬉しいことなんです。

クリスマスカードくらいは、本当ならば、手書きで、一人一人に心を込めて、郵送するべきなのかもしれませんが、PCの便利さに甘えて、簡単に送れるので、昔に比べたら、随分便利でに(節約にも)なっていますが、情緒的な意味合いが逆に少なくなってしまっているのも事実です。

身近に教会嫌いなドイツ人も何人もいますが、かと言って、教会税を払っている人も多いです。教会税は、払いたくなければ払わなくても良い税金です。それから、私のことをクリスチャンだと知らない人も何人もいますが、皆、お構いなく、Frohe Weihnachten!と言ってくれるので、私も、そのまま言葉を返しています。日曜礼拝にきちんと行く人も居れば、クリスマスのみ行く人もざらにいます。

こちらに住んでいるクリスチャンでない人に対しても、同じ様に、Frohe Weihnachten!と言いあったり、カードに書いて出したりもしています。私が思うところ、それほど、というか、ほとんどキリストがどうのとか、宗教がどうの、という意味合いが感じられないので、まあ、いいのだろう。。という感じです(笑)。

例えば、We wish you all the best and a wonderful Christmas & winter holidays with all your family. ちなにみ、ジェリーさんへ書いた文です。実際には、ジェリーさんが、クリスチャンではなく、クリスマスに、家族とは、過ごさないかもしれませんが、私自身が想う一般的なクリスマスの挨拶文として捉えているので、良し!としています。ジェリーさんからの、返事としては、I hope you have a wonderful holiday season. です。何れにしろ、クリスマスという言葉が入るか入らないかということがキーワードになるかと思うのですが。ですので、Toshiyaさんが、冒頭に書かれている内容も、自分なりに消化して、理解しているつもりでした。

と、言うことで、カード送付でお気を悪くされたいないことを願っています。同時に、次回、特に、日本に住む日本の方で、クリスマスの言葉に拘っている方も折られるというを認識して、宗教的な背景が重なるようなカードを送付することがある場合には、気をつけたいと思います。

硬い話になってしまいましたね(汗)。。。長々と余談になって、大変失礼致しました。また、お読み頂き有難う御座いました。




Laieさん,おはようございます。どうかご心配なく。私としては嬉しかったですから。

私がここで批判しているのは,日本国内における事情です。宗教的バックグラウンドがはっきりしていれば,何の問題もないのですが,日本の騒ぎ方に私が違和感をおぼえているだけです。

ただ,アメリカのように"Politically Correct"にこだわると,敢えて宗教色を消す場合もあると思いますが。

おっしゃるとおり,この時期は日本の正月相当なんだろうということも理解しておりますので,ご安心下さい。

Toshiyaさん、今日は。

カードの件、安心しました~。何れにしろ、カードの書き方については、理想なら2種類作っておけば良いのかもしれませんね。ただお送りしたカードは、撮影時間も交ぜて4時間はバッチリかかっているらしく、主人次第になりそうですが(苦笑)。

今、レナートからのメール(ドイツ語です)を見直してみたら、メリークリスマスという言葉がバッチリ入っていました。それから、知り合いから、昨日届いたメールは、全てイタリア語です。ドイツ人ですが、イタリア語の先生です。はっきり言って、意味が分かりませんが、きっと、クリスマスの挨拶文ということで、受け流します(辞書で調べるという手もありですね 汗)。

>ただ,アメリカのように"Politically Correct"にこだわると,敢えて宗教色を消す場合もあると思いますが。

この言葉、いや~懐かしいですね。実は、アメリカで忘れがたい経験があります。結論をお話しすると、SFに長年住んでいる日本人ピアノ教師に、私の言葉不足?!に対して、大勢居る中、見事叩かれちゃいました。(苦笑)

場面は、私の卒業リサイタル直後。箏と尺八の演奏プログラムもあり。終了後、私の友人やら知り合いやら、皆さん駆けつけてきてくれて、お祝いムードの中、私が、尺八奏者の方(UCバークリーの数学博士、今現在は、名誉教授)に、上記の日本人ピアノ教師のことを、私の知っている限りで紹介した際、事件が発覚。"あなたね、私が何故、日本の芸大を卒業しているということを、何故説明しないのよ!"と言われたんです。えっ?流石にその場で、固まってしまいました。一瞬、何が起こったか分かりませんでしたね。お祝いムードも、冷えた感じの場に。。

同じ場所で、ケータリグも始まっているので、上手くまとめましたが。。SFに居ても、芸大卒業者を崇めないといけないんだな、と実感しました(苦笑)。

帰り際、尺八奏者の方を、駐車場まで送り届けた時、"先ほどは、嫌な思いをさせてすみませんでした"、と謝った際、尺八奏者の方は、"OOOOさん、先ほどの場面は、ポリティカル・コレクトと言うんです。どうぞ、僕は全く気にしていませんから、OOOOさんも気にしないでね。"と日本語で逆に慰められる結果に。

という忘れがたい苦い思い出がありました。今、思うとこの日本人ピアノ教師は、肩書きバッチリの人が好きだったので、きっと、この尺八奏者の方とお知り合いになりたかったのもしれませんね。ドイツにもいるんです。特に、長年住んでいる日本人で、ハイソサイティーのみしか交流を持たない人が。まっ、私には、関係ないですが。

この尺八奏者の方ですが、アメリカ人で、英語の他、フランス語、ドイツ語、日本語とバッチリこなし、今では、イタリア語を勉強しているそうです。という事で、現在は、たまーにしかメールしないのですが、調度クリスマスので、カードの書き方云々についても、聞いてみようと思います。

あっ、ポリティカル・コレクトということであれば、この尺八奏者の方は、京大で客員教授も長年されて、尺八歴も30年近くあって、今は亡き、人間国宝の山口五郎先生に師事された、ということも付け加えないといけないのかもしれませんね。

また、余談になりました。。

Laieさん,こんばんは。非常に興味深い逸話です。

芸大ってそれほどのブランドなのか,私には疑問です。もちろん,芸大を目指し,芸大で学び,そしてその後活躍する人もいるでしょう。しかしながら,その卒業生のほとんどは教員の道を歩んでいるのが実態ではないかと言っては言い過ぎですかね。

ミュージシャンは天賦の才能というものもあるはずです。例えば,Wes Montgomeryは譜面は読めませんでしたが,ジャズ・ギター界に大きな影響を及ぼしています。オルガンのJimmy Smithも譜面は読めなかったはずですが,ジャズ・オルガン界の巨星という位置づけには変わりはありません。そういう事実を踏まえれば,芸大卒が重要なのではなく,その人がどのような音楽活動をするかこそが重要ですよね。

件のピアノ教師に関しては典型的スノッブもしくは権威主義者っていう表現が適切だと思うのはきっと私だけではないはずです。

Toshiyaさん、おはようございます。

お話しました、尺八奏者の方からのメールが早速入りましたので、個人メールの方に、御参考までに、そのままの文章を転送させて頂きましたので、お時間のある際に、お読み頂ければと思います。

いや~。今回も、勉強になりました。自分のまわりには、何故か日本びいき、親日家の人が多いせい(多かった)もあって、自分自身も、ちょっと感覚が麻痺していたようです。

でも、インターネットのお陰で色々と教えて頂けるので、本当に有難いです。尺八奏者の方には、箏歌で意味が分からないことなどがあると、メールで質問させて頂いていたんですよ。

言葉の意味は分かっても、全体の意味が分からないことがあるので。。。そうすると、万葉集のどこ、古今和歌集の何ページ、という風に解説してくれるので、無知丸出しですが、恥も感じず、質問しまくっています(苦笑)。

あっ、上記のピアノ教師の話ですが、別件で<続編>もあるのですが、また、いつかお話できればと思います。(笑)


ホリデーシーズンの音楽ということでアチパン日記にも掲載しましたが、併設しておりますカフェスロー(←カフェのパンメニューはアチパンのパンを使用)では、
年末恒例の年末ライブシリーズを開催中です。
http://achipan.exblog.jp/13335312/

いつも、リハーサルがパン屋の営業時間中に行われていて、空間的には繋がっているので、そのときは、店舗のBGMを消して、生音楽をBGMに営業中です。

また、1・30には人気のピアニスト重松壮一郎さんの「暗闇カフェ」におけるライブが開催されたり、(私は重松壮一郎さん知りませんでしたが、音楽狂さんは存知ですか?)

と、毎週のようにライブイベントやってますので、アチパンからの音楽ネタということでご連絡まで。
http://www.livingthings.org/schedule/index.html

Laieさん,こんにちは。メール拝見しました。ちゃんと回答してくれていますねぇ。お知り合いに恵まれていて何よりです。

「上記のピアノ教師の話ですが、別件で<続編>もある」というのが気になります。スノビズム爆発話を期待しております(笑)。

achipanさん,こんにちは。情報ありがとうございます。

ピアニスト氏は存じ上げませんが,どういうスタイルなんでしょうかねぇ。いずれにしても,音楽がいいと食が進むって話もありますので,いい企画だと思います。

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