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2009年11月26日 (木)

Seamus BlakeをPit Innで見た

Seamus_blake ブログ界でrhodiaさんはじめ,Seamus Blake来日情報を嗅ぎつけて,ライブハウスに出陣する方々が続出(?)しているが,私もこやぎ@でかい方さんと11/24に新宿Pit Innに見に行った。なになに,バンド名はBoris Kozlov Malfunction Alibiときた。そうかぁ,Kozlovのバンドなのねぇ。現在の場所に移転したPit Innに行くのは私は初めてだったが,まずは当日券をゲットして,腹ごしらえにすぐそばの王将で焼酎と餃子ほかをかっ喰らった。

チケットを買いに行った段階でもリハ中だったのだが,開場の19:30近くになってもまだやってる。よくやるわと思いつつ,中に入っていくと,今度はJohnathan Blakeのドラム・セットに不調が発生し,機材の入れ替えでまた演奏開始が遅れるということで,一体どうなってしまうのかと思ったが,それほど待たされることなく開演となった。

rhodiaさんもお書きになっていたが,ステージにはMacBookが並んでいるし,SeamusはいきなりEWIで登場である。また,Kozlovはエレクトリックの6弦ベースである。始まった音楽はサンプリングはあるわ,ドラム・ループはあるわのハイパー・エレクトリック・ファンクである。これには"Live in Italy"のSeamusの世界を予測した私は完全に面喰わされたわけだが,それでも演奏は強烈であった。何が驚いたかと言えば,最小限のセットで,強烈なグルーブを生み出すJohnathan Blakeのドラミングである。私はつい先日のNYC出張で,Tom HarrellのバンドでもJohnathan Blakeを見ているが,今回の方が印象は鮮烈で,力士のような体型から繰り出される強烈なビートが素晴らしかった。いやいやこれは強烈である。

バンドとしては,いろいろな音楽のタイプを織り交ぜたものだったが,一番受けたのが2ndセットの冒頭で演奏した"Sunlight"であった。そう,Herbie Hancockの"Sunlight"である。ここでSeamusはEWIヴォコーダー(?)で,ずっと歌いながら(声を出しながら),音はEWIの方でコントロールしながら演奏していたのが面白かった。そもそもこの曲自体が懐かしいが,この演奏は3者のグルーブが混然一体となって,燃えてしまった私である。EWIもよかったが,やはりテナーもよかったので,次回はアコースティックな演奏を期待したいものである。このバンドはこのバンドで捨て難いが,やはりそういうのも聞きたい。

Boris_kozlov_02_lugo2009 アンコールには原朋直も登場して,"Dr.Jekyll"でにぎにぎしくお開きとなったが,会場にはJohnathanと12月に共演予定の渡辺貞夫も来場していて,Boris Kozlovはそのせいで緊張したなんてお茶目なことを言っていた。余談だが,Kozlovは結構小柄で,爆笑問題の田中裕二みたいだとライブの最中,ずっと思っていた不謹慎な私であった。

ところで,皆さん,Seamus Blakeの名前は「シーマス・ブレイク」だと思われていると思うが,発音としてはカタカナで書くと「シェイマス(SHAY-muhs)・ブレイク」が近いので念のため。Kozlovもそう発音していた。やっぱり人名は難しいねぇ。

それにしても,ドラムスなしのKozlovとSeamusのデュオってどんな演奏だったんだろうか...。それはそれで興味深いなぁ。

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コメント

中年狂さん

>それにしても,ドラムスなしのKozlovとSeamusのデュオってどんな演奏だったんだろうか...。それはそれで興味深いなぁ。

結構・・・キツかったです。rhodiaはSeamusのスタンダードブリブリのテナーを楽しみにしていた派だったからというのもありますけど。。
あそこまで(MAC3台並べて)まさか演奏するだなんて思ってもいなかったですし。
ピットインでジョナサンが入ったトリオを見た方がよかったかもしれないです。やれやれ

rhodiaさん,こんばんは。返事が遅くなりました。風邪の具合はどうですか?私は飲み過ぎて死んでました。

やっぱりそうですよねぇ。多くの聴衆はrhodiaさんと同じ期待をして行ったのではないかと思いますが,そういう意味では,Seamusに"Live in Italy"と随分違うねぇと言っておきました。でも演奏そのものは物凄くカッコよかったですから,雑食系の私には全然問題なしでした。

はじめまして…山形や仙台で活動しているSax吹きの宮川と言います☆ シェイマスがまだブレイクする前の2001年に山形のジャズフェスティバルに呼んでいるのですが、その時はサックスだけでブイブイ言わせてましたよ~!(笑)。
私も今回の来日、初日の南青山body&soulにわざわざ出向き予約を取って、最前列で聴いていました…KozlovとSeamusのデュオでしたが、ニューヨークのあまり有名じゃない(笑)ライブハウスでヒソヒソ演奏してる感じで気楽に演奏しており、むしろ好感がもてました。
僕の知り合いには、わざわざニューヨークに滞在してまでSeamusを追っかけしている人もいます。Seamuはギターも得意で自ら演奏もしますし、欧米ではコンピューターも普通に扱えないと逆に「変わり者?」「能なし?」とかって言われるそうです。正直、私は辛いですね~(笑)。。。
マイケルブレッカーはもちろんの事…パーカーやコルトレーンだって今の時代、生きていたら? EWIやコンピューターを駆使して、色んな音楽を創造してたんでしょうね~☆★☆

山形のmiyagawaさん,はじめまして。コメントありがとうございます。

時代の流れとともにやる音楽は変わるとは思いますが,今回のライブの場合は,あまりにも多くの人が,もっとストレートな路線を求めちゃったのかなぁと思います。そういう意味ではSeamusにはちょっと可哀想だったかもしれません。ある意味,彼もとまどったかもと思います。

それはさておき,これからもよろしくお願いします。

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