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2009年11月24日 (火)

ジャズ的要素が希薄なEnrico Rava with Strings

Rava_with_strings "Smiling in Hollywood" Rava / Rusca Trio with Strings(GMG)

このアルバムは中古で拾ったものである。Enrico Ravaがまさに手垢のついたようなスタンダード(但し,最後の2曲は例外:だって映画音楽と言っても,「女王陛下の007」と「シャイニング」だもんなぁ...。なんでやねん。)を,ストリングス付きで演奏するというのだから,ある程度は気になるのも当然だろう。

トランペットのストリングスものと言えば,私にとってはWynton Marsalisの"Hot House Flowers"と決まっている。あのビター・スイートな感覚こそが,ジャズ界におけるストリングスものの規範となるべきだと私は思っているので,あれがついつい基準となってしまう。

その基準と比べた場合,このアルバムはどうか。どうにもジャズ的なフレイバーが感じられないのである。それはおそらくはここで聞かれるRavaのラッパが,リズムに対してかなり前乗りなため,スイング感,あるいはジャズ的な感覚を全く生み出していないからだと思う。私はジャズはリズムに対して後乗りの音楽だと思っているが,意図的かどうかは別にしてもそれとは対極的な乗りをこのアルバムの演奏は示しているのである。これには私はどうにも違和感が強く,聞いていて,Ravaのラッパを聞いている気も全くしなければ,音楽を楽しむこともできなかったのである。

確かにこのアルバムは珍しいアルバムかもしれない(正直,買うまで一度もお目にかかったことはなかった)し,ジャズ的なものにこだわりを示さなければそれなりに楽しめるものなのかもしれない。しかし,これは私がRavaに期待するものとは違うし,ストリングスのアレンジは流麗なのに,フロントの演奏がちっとも盛り上がらない(というか乗りが悪い)のだから,本末転倒も甚だしいと言わざるをえないので,私はこのアルバムは根本的に評価できない。Wyntonのアルバムには遠く及ばないということで星★☆。

Recoreded in November 2001

Personnel: Enrico Rava(tp), Mario Rusca(p,arr), Riccardo Fioravanti(b), Stefano Bagnoli(ds), Marco Campioni, Luca Campioni, Emanuela Zani, Alessandra Sonia Romano, Elsa Barba, Vitaliano De Rossi(vln), Paola Vanoni,Daniele Pagella,Luisa Caldera(vla), Mariachiara Nino, Luca De Muro, Marco Paolini(cello)

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コメント

おはようございます。EVAです。
私もこの25年前のWynton Marsalisの"Hot House Flowers"をLPで持っていますが、お気に入りの1枚です。
彼のアルバム、当時何枚か買っていて今聴き直すとその良さが良く分かります。
時代、システム、環境によっても感じ方が違って来るので余程のことでもない限り、捨てられませんね。(爆)

EVAさん,おはようございます。

私はWyntonってあまり好きになれない部分もあります(特に最近はダメ)が,あの当時から90年代初頭ぐらいが一番好きですかねぇ。

いずれにしても,あれは捨てないでしょう(爆)。

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