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2009年10月25日 (日)

このメンツにしては穏やかなスタンダード集

Another_nuttree"Something Sentimental" John Abercrombie / Jay Anderson / Dave Liebman / Adam Nussbaum (Kind of Blue)

新橋にあるテナーサックスの聖地,Bar D2のマスターがブログでご紹介されていたアルバムである。しかし,本作,店頭でもネットでもあまり見かけることがなく,やきもきさせられたのだが,ようやく入手することができた。それにしてもなんであまり本作に関する情報があまり流通していないのだろうか?非常に不思議である。

前作Nuttree QuartetはサックスがJerry Bergonzi,ベースレスでオルガン入りという編成だった(記事はこちら)が,今回はサックスがLiebmanに代わり,オルガンに代わってベースが参加したということで(Another)Nuttree Quartetとなっているわけである。選曲は超有名スタンダードばかりだが,このメンツで"All of Me"をやるとは思わなかった(これはやや意外というよりも,この人たちに合っているとはあまり思えないが...)。

ここでのLiebmanは"Besame Mucho"の冒頭でウッド・フルートを吹く以外はソプラノに徹しているが,時折Liebmanらしいフレーズも登場する中で,比較的穏やかな演奏に終始している。それはこのバンドが,そもそも2007年4月に亡くなったAdam Nussbaumのお母さんをしのぶ会で演奏した(Nussbaumのライナーによれば,お母さんは葬儀よりも「お祝い」を所望していたそうである。)のが発端というところもあるのかもしれないが,ある意味では「音楽の捧げ物」という感覚があるからかもしれない。Liebmanだけでなく,ほかのメンツもいつもよりはコンベンショナルな演奏だと言ってもよいかもしれない。

そうした演奏であるから,非常に落ち着いた感覚があるのだが,それでも凡百のスタンダード集となっていないところはこのメンツたる所以であろう。前作も悪くなかったが,私としてはどちらかと言えば,こっちの方が好きかなぁという感じである。いずれにしても,このアルバムは名手による演奏を,肩ひじ張らずに聞くべきものであるというものであろうが,それでも結構楽しめてしまったのが,彼らの実力を示している。星★☆。

Recorded in September 2007

Personnel: John Abercrombie(g), Jay Anderson(b), Dave Liebman(ss, w-fl), Adam Nussbaum(ds)

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