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2009年9月29日 (火)

これもやっと来た"Monterey Quartet"

Monterey_quartet "Live at the 2007 Monterey Jazz Festival" The Monterey Quartet (MJF Records)

これもなかなかデリバリーされなくてイライラさせられた注目の新譜である。ネット通販は便利だが,このようにデリバリーのタイミングがずれてしまうことがあって,その点さえ解消してくれれば,本当にいいのだがと思ってしまうことがある。昨日取り上げたStefano Bollani然り,このアルバム然りである。聞きたくて聞きたくて仕方ないと思うほど,待つのが辛くなる。しかしようやく到着したので,早速聞いてみた。当然のことながら,好き者が見れば,このメンツだけで期待値が高まろうというものである。

はっきり言ってしまうと,このメンツであれば,いいのは当たり前である。そういう意味では期待通り。但し,私が聞いた環境のせいかもしれないが,Chris Potterのテナーがややメタリックな響きを帯びているように感じたのは気のせいか。それでもクリポタ特性変態フレーズ満載で,音の感じは違っても,確実にクリポタである。Rubalcabaは昔の調子とはちょっと変わって,随分と落ち着きを持つようになってきたようにも感じられる。昔は現在の上原ひろみのように,力まかせ,あるいは若さゆえ的な演奏も多かったと思うのだが,ここでのRubalcabaはいい感じで年齢を重ねたように思わせる。Holland閣下はそれに比べると余裕綽々と言うべきか。これぞ巨匠のあるべき姿である。泰然自若。何でも来いってところだろう。

しかし,私が何よりも驚かされ,このアルバムのキーになっていると感じさせられたのがEric Harlandのドラムスであった。もちろん,名前は聞いたことはあるし,参加アルバムも聞いていた彼だが,こんなにいいドラムスだったのか。シャープにしてタイト,これは極めて現代的な響きのドラムスとも言えるが,かと言って,Dave Wecklのように叩き過ぎにはならないのである。このHarlandのハード・ドライビングなドラムスなくして,このバンドの成功があったかどうか。とにもかくにも,私はこのアルバムでEric Harlandというドラマーに対して目を見開かされることとなったのである。

結局,よくて当たり前の世界を更によいものにした功労者は私はEric Harlandだと断言しておく。Harlandへの褒美も含めて星★★★★☆。これを聞いて燃えている人が結構いるだろうなぁと思いつつ。Potterのサイトによると,最近はこのバンドのピアノがJason Moranに代わってOvertone Quartetなんて笑えるバンド名称で活動しているようであるから,このメンツでの来日は難しいかなぁ?

Recorded Live at the Monterey Jazz Festival on September 22, 2007

Personnel: Dave Holland(p), Gonzalo Rubalcaba(p), Chris Potter(ts), Eric Harland(ds)

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コメント

今日は。EVAです。
Chris Potterのお薦め盤、昨日アップしましたら、今日又なのですね。(爆)
これもアマゾンを見たら新品で半値のモノがありましたので2週間後を楽しみに早速注文しました。ドラムスに興味が沸きました。
引き続き、紹介をお願いします。(爆)

EVAさん、こんにちは。本日はエジンバラからコメント・バックです。

そうですか。どうも散財させるようですみませんが、半額ってのはいいですねぇ。待つだけの価値はあるアルバムだと思いますので、お楽しみにお待ち下さい。

今晩は。
通販だといろいろ条件が重なるとなかなか手に入らないですよね。店には平積みしてたりする時でも。
当作はおっしゃるとおり、Harlandのダイナミズムがバンドのスケールを大きくしてる感大ですね。TBさせていただきます。

秋もクリムト。。
ではなく、クリポタ。


クリポタとECMのボラーニ。。ま、対極くらいな感じで違うわ。

でも、どちらも、お気に入りなのではあります、閣下もですわね。

明日こそは、トラバにきますね。

スコットランドのめっちゃさみしい海岸の風景をみにいきたい。と、ずっと思ってます。

とっつぁんさん、こんばんは。コメント、TBありがとうございます。

はい。このメンツですから期待には十分応えてくれましたが、その上でやはり私はHarlandをほめたいですね。やはりHolland閣下、ミュージシャンを見る目が高いということでしょう。こちらからもTBさせて頂きます。

すずっくさん、こんばんは。現在はオーストリアのリンツ(モーツァルトのシンフォニー由来の地です)にいます。エジンバラから8時間近くかけて移動しました。トランジット2回(ロンドン、フランクフルト)ですから仕方ないですが、疲れました。

本盤といいBollani盤といい、いいですよね。今年はおすすめ盤の数がどんどん増えていきます。年末のベスト盤選定では困っちゃいますよね、きっと。

実は、購入前はあまり期待をしていなかったのですが、期待以上どころではない演奏でノケぞりながら聴きました。

恐ろしいことに、私の文章ではEric Harlandへの言及が軽いのが(恥)

TBありがとうございます。逆TBさせていただきます。
立て続けの出張お疲れさまです。体壊さないよう気をつけてください。

oza。さん、TBありがとうございます。

立て続けの出張で体を壊す余裕もありません(爆)。

この演奏はやはり燃えてなんぼのものですよね。RubalcabaからMoranに代わったバンドも聞いてみたいような気はしますが、ダイナミズムという点ではやはりRubalcabaの方が合っているかもしれませんね。

こっちは、、まぁ、、誰もが基本的にええなぁ。。って、思いますよねぇ。。
もっと、よくてもいいぞぉ。

クリポタ、、ホント、来日しないかなぁ。
ホランド閣下の前のバンドをブルーノートで聴いたクリスさんが羨ましい。
あそこには、大好きなロビンさまもいたんだよねぇ。。

つう事で、トラバしました。

すずっく師匠、続けてこんばんは。

「もっとよくてもいい」というのはそうかもしれません。しかし、これだけでも十分よかったですねぇ。

Max Ionataの聴衆があんな感じってことは、世のクリポタ・ファンも実はそんなに多くないのかなぁなんて思ってしまいました。こちらからもTBさせて頂きます。

世の中、、結構、、狭くてビックリしますよね。
なんの、、こっちゃ。think

すみません、、トラバが入ってません。
ミュンヘンから?再度、、お願いします。

すずっくさん、再度TBさせて頂きました。既に届いているようですね。取り急ぎ。

9月下旬に某所でこのアルバムの1曲目を聴いたので、早速注文。9月末に届いたのにやっと11月に入ってから聴けました。皆さん早く聴いていらっしゃるし、このアルバム、大評判になっているようですね。もっと早く聴けばよかったと思っています。

私もエリック・ハーランドのドラムスは大好きです。この存在感と強烈なプッシュ、変拍子も何のその、というのはさすがです。

TBさせていただきます。

910さん、おはようございます。現在は最終目的地、ボストンに滞在しております。

私はドラマーで演奏を聞くタイプではないと思いますが、ここでのHarlandといい、先日生で観たJaff Wattsといい、いい演奏はいい演奏として聞き分けていきたいと思います。

もちろん、ほかのバンド・メンバーも素晴らしいですが、私はHarlandに功労賞を謹呈したいです。

こちらからもTBさせて頂きます。

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