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2009年9月10日 (木)

Lars Jansson(あるいは欧州ジャズ)の多様性が楽しめるライブ盤

At_ease"At Ease: Live in Tokyo at Body & Soul" Lars Jansson / Yasuhito Mori / Anders Kjellberg (Spice of Life)

最近,あまり新譜ネタについて書いていないのは,期待のHolland閣下~Chris Potter入りのライブ盤がデリバリーされないことや,ECMのニュー・アルバム群も,某ショップでは入荷済みなのに,某サイトでネット注文したものは届く気配がないためである。しかし,それも悪いことばかりではなく,その間に先日まとめ買いディスカウント付きで大量仕入れしたアルバム群をせっせと聞くことができるのはいいことである。今回のお題はLars Janssonである。

私が真っ当にLars Janssonを聞き始めてからそんなに時間は経っていないが,出来にばらつきはあれども,平均点は非常に高いピアニストであり,そういう意味では私にとってはEnrico Pieranunziの次に期待値が高い欧州系ピアニストと言ってもよい。このアルバムは2001年のスカンジナビアン・コネクションの折のライブ盤だが,これもきっちり期待に応えているではないか。冒頭のタイトル・トラックからして繊細なLars節が聞ける。

だが,私の短いLars Janssonリスナーとしてのキャリアだけでもわかることだが,この人,繊細なだけの人ではない。そのことは本作でも2曲目の"Live Be Where You Are"を聞いても明らかである。こうした激しい曲調でもこなせてしまうのがこの人の特性である。もちろん,日本の多くのリスナーとしては美的で繊細なLarsのピアノの方が好まれるであろうが,こうした点も含みおきながら彼のアルバムを聞くと,よりLarsのピアノが楽しめるのではないかと思えるのである。この曲においてはAnders Kjellbergもバックで激しく煽っておりびっくりしてしまうが,この間口の広さが前提としてあって,欧州ジャズは生まれているのだということを再認識させられるのである。5曲目"Just Being"のドラミングも欧州ジャズの印象を覆すに十分。いやいや大したものである。

本作は,「酒バラ」と森泰人のオリジナル"Momo"を除いて,Janssonのオリジナルだが,彼のファンには結構お馴染みの曲が揃っていると思われる(私が全部知っているというわけではないが...)。そういう点からしても,Lars Janssonファンにはきっと受けもいいだろうなぁと思ってしまった。もちろん,十分な知識を持たない私にとってもこれは結構好きなアルバムである。でもやっぱり"Witnessing"や"Hope"でずっぽしJanssonの世界にはまりたいというのが実は本音である。星★★★★。だからと言って,ジャケを見るだけで引いてしまう"Witnessing"には永久に手を出さないのではないかと思う私である。

Recorded Live at Body & Soul, Tokyo on June 1 & 2, 2001

Personnel: Lars Jansson(p), 森泰人(b), Anders Kjellberg(ds)

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ジャズ(2009年の記事)」カテゴリの記事

コメント

>ジャケを見るだけで引いてしまう"Witnessing"

まぁ。。まぁ、、そんなこといわないで。。。
http://plaza.rakuten.co.jp/mysecretroom/diary/200707020000/

中古でいいので(爆)

でも、今日はForever You / Ulf Wakeniusで始まりました。。
寂しくなったときの定番です。。
ギターって、弾く人、、沢山いますけど、、難しい楽器ですよね。
こうやって、なんのひっかかりもなく、聴けるって、、まず、、ないものです。。。

今晩は。EVAです。今日のアルバムとは直接関係ないのですが、先日教えて頂いたアルゲリッチの8枚組みが昨日届き、2日間で聴き終えようと掛けています。今7枚目ですが...。まぁ何回か聴かないと分らないのが正直なところですが、それでも現在、再度聴いてみたいのが3枚出て来ました。私にとっては確率が高いです。ソロ良いですね。有難うございます。これのアップは10月以降でしょうね...。
さて明日アップする予定の「TANGO ZERO HOUR」を検索していたら中年音楽狂さんがアップしていたことが分り、びっくりしました。
これも素晴らしい演奏で私の感想は大したコメントになっていませんが宜しければお立ち寄り下さい。(爆)

すずっく師匠(?),こんばんは。すみませんが,中古だろうがなんだろうが,"Witnessing"は無理ですねぇ。

Larsはジャケのセンスで3割ぐらい損してると思うのは私だけではないと思いますけど。一部のアルバムはどう考えてもやってる音楽とギャップが大き過ぎますね。だから私は中古でも買いません。誰が何と言おうと趣味悪過ぎだもん。すずっくさんから言ってあげれば?(嘘)

EVAさん,こんばんは。Argerichは多様な音楽性を持つ人ですが,どれがお気に召したか気になります。記事を楽しみにしております。

"Tango Zero Hour"は強烈でした。あのインパクトを毎日聞かされたら...と思うこともありますが,あれは掛け値なしの傑作と思います。必ずお邪魔させて頂きます。

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