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2009年9月 2日 (水)

豪華メンツによるJam & Blues!!

James_carter"Heaven on Earth Live at the Blue Note" James Carter / John Medeski / Chritian McBride / Adam Rogers / Joey Baron (Half Note)

プチ・オールスターズと言ってもよい,ちょいと地味目ながら豪華な(表現が変だが...)メンツである。注目はCarterとMedeskiが共演するとどういうことになってしまうのかということであるが,これはジャム・バンド系サウンドとブルーズがミックスしたアルバムであり,そういう意味ではこの両者ならではって感じの音になっている。

冒頭の"Diminishing"を聞いてDjango Reinhardt作だとわかるリスナーがどれぐらいいるかと思わせるほど,ジャム・バンドになっているのは笑わせてくれるが,いかにもという素材である。演奏もこのリズムにほんまに合っているんかいなと思わせるぐらいジャム・バンド的であるが,さすが実力者,器用にこなしているではないか。これはなかなか強烈ながら楽しいと思わせるオープナーである。

しかし,オルガン入りのCarterと言えば,"Out of Nowhere"というまっ黒けなアルバムがあり,そこでは相当ブルージーな演奏を聞かせていたので,ジャム系だけでは済むまいと思ったら案の定である。3曲目の"Street of Dreams"は"On Broadway"を思わせるCarterのソロで始まるが,その後のブルーズ・フィーリング溢れる演奏を聞けば,Carterの本質は泥臭いブルーズにあるのではないかと思わせる。そうした感覚は5曲の"Blue Leo"も同じだが,バリトンの方が泥臭さが増していて,私はこっちの方が好みかもしれない。途中からの盛り上げ方もいいしねぇ。そういうCarterだから,この2曲に挟まれた"Infiniment"でボサノバ・リズムで演奏すると,どうも違和感があるのは否めないが,ここでも暑苦しいCarterが聞ける。

しかし,そんな感覚も最後のLarry Young作のタイトル・トラックで盛り上がれば,雲散霧消である。これぞジャム・バンドとでも言うべき盛り上がり大会である。まぁ曲が曲だから当たり前だって話もあるが,それでもこれは燃えるねぇ。

このアルバム,文句をつけようと思えば,いくらでもつけられるが,ここはこのメンツによる演奏を難しいことを考えずに楽しめばいいのではないかと思わせる一作。加えて言うならば,Adam Rogersのソロがかなりいけていて,私は彼に対する評価を間違えていたのではないかと思いたくなってしまった。反省。星★★★★。

Recorded Live at the Blue Note on May 8 & 9, 2009

Personnel: James Carter(ts, bs, ss), John Medeski(org), Christian McBride(b),  Adam Rogers(g), Joey Baron(ds)

P.S. ブログのお知り合い,crissさんからTBを頂いているのだが,crissさんのFC2 Blogとココログの相性が悪く,お互いにTBが届かない状態が続いているので,crissさんの記事のURLを貼り付けておく。しかし,なんでやねん。

http://jazzlab.blog67.fc2.com/blog-entry-465.html

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コメント

作品の出来のよさでは前作のほうがはるかに上かなって思いますが、本作はジャム・セッションとしては十分楽しめる作品で悪くないですね。

アダム・ロジャーズのブルース・ギターのうまさにも驚きましたね。さすがプロですね。ジョンスコみたいなこともやってましたね。

ということで、いまだ途中の記事ですが、とりあえずTBさせていただきます。


はじめまして。いつもレビュー楽しみにしています。Adam Rogersにはもっと前半の曲でも全面にでてほしかったのが僕の不満点ですけど、ラストは感動的でしたね。
成功するか分かりませんがTBさせて頂きます。

crissさん,こんばんは。

今回は完全にセッションって感じですから,まぁ多くは求めても仕方ないですかね。でも私にとってはAdam Rogersを見直す契機になったということではよかったです。

ところで,TB入っていないようですので,リトライしてみて下さい。私の方からもTBさせて頂きます。

とっつぁんさん,はじめまして。コメント,TBありがとうございます。問題なくTB入っておりますので,公開済みです。

「いつもレビュー楽しみにしています。」とは痛み入ります。これからも駄文を垂れ流していきますが,どうぞごひいきに。貴ブログにもお邪魔させて頂きます。

まさに
"文句をつけようと思えば,いくらでもつけられるが,ここはこのメンツによる演奏を難しいことを考えずに楽しめばいいのではないか"
で全てを言い得ていると感じました。
単純にうはうは楽しむ演奏だと思います。


TBありがとうございます。逆TBさせていただきます。

oza。さん,こんにちは。TBありがとうございます。

そうですねぇ。私も冒頭やらタイトル・トラックやらでうはうはしちゃいましたねぇ。そういうCDなんだと思います。現場だったら尚,燃えるって感じでしょう。

メデスキ、マーティン & ウッドが生命みなぎる春、来日します!
ぜひ遊びにいらしてください!

花々が開キはじめ、清らかで明るく美しい4月、ボケツッコミという即興精神をDNAに刻まれた地、大阪を皮切りに、アッパーな色香の舞う名古屋を中継地点 に、MMW数々の名演に新たに加えられるだろう復活第2弾を迎える「Organic Groove~革命さえも進化スル~」が、スウェーデンから男女2人組のDUO、Wildbirds & Peacedrumを迎え豪華に〆ます!

さらに2010年3月3日には、最近のメデスキ、マーティン&ウッドの極上の楽曲だけを選りすぐったベスト盤「Evolution in Revolution(2枚組)」が、コントラリードより発売されます。MMWの ”現在” を知るには最適な一枚です。

2010.4.8(thu)@心斎橋 Janus
http://www.ahbproduction.com/

2010.4.9(fri)@BOTTOMLINE Nagoya
http://timeisecho.jp/

Organic Groove ~革命さえも進化スル~
2010.4.10(sat)@渋谷O-EAST

Live:
Medeski Martin & Wood
Wildbirds & Peacedrums

Open/Start:6:00PM 
前売り:6,800yen 当日:7,500yen
先行前売りチケット販売特設ページ
http://organicgroove.net/tickets/index.html

TOTAL INFO: 
Contrarede 03-5773-5061
URL:http://www.organicgroove.net


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