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2009年9月11日 (金)

Al Foster:中古で拾ったナイスなアルバム

Brandyn"Brandyn" Al Foster (Laika)

これもまとめ買いディスカウント付き大量仕入れでゲットした1枚であるが,こういうのを拾えると思わず嬉しくなる。これはAl Fosterが96年にオランダで吹き込んだアルバムであるが,私の本盤購入の狙いがChris Potterであったことは言うまでもない。

Al Fosterと言えば,Milesバンドということになってしまうのだろうが,私は彼のドラミングがMilesのファンクに合致していたか実は疑問を感じていて,あまりいいと思ったことはないとまず告白してしまおう。Al Fosterの本質はMilesのバックでファンク/ロック・ビートをたたいている時より,Dave Liebmanとやった"Pendulum"やQUESTの第1作なんかでのストレートなジャズ演奏の方がずっと真っ当だと思っていた。そういう意味では私はAl Fosterの追っかけでもなんでもないし,Milesのところでの記憶が強過ぎて,どちらかと言うとあまり興味を持てなかったというのが実態なのである。

しかし,このアルバムは,異様に素晴らしい録音(この記事はPCでアルバムを聞きながら書いているが,それでもわかる音の良さ!)とも相俟って,非常に優れたモダン・ジャズ演奏となっているではないか。先日もChris Potterの"Lift"に関して「知らぬこととはいえ...」なんて書いた(記事はこちら)ばかりであるが,私の知らないところに優れた演奏は更にころがっていることを強く感じさせられてしまったアルバムである。

このアルバムのよいところは,リーダーを除けば録音当時は決してメジャーとは言えなかったメンツで,これだけの演奏が出来てしまうということである。Potterはソプラノも結構吹いているが,モーダルなアプローチでも何でもOKなところを示しているし,Dave Kikoskiのフレージングも立派。この実力は大したものである。Potterのオリジナル"Amsterdam Blues"はまさしくPotter的おかしなメロディ・ラインで思わず嬉しくなってしまうしなぁ。中古で拾ったお買い得感を含めて星★★★★★を謹呈してしまおう。結局,これは私の好みにばっちり合致してしまったということである。やはりアメリカ・ジャズは侮ってはならないと痛感させられる一作。これはよい。

それにしても,私が今回購入したCDには"Distributed by Rough Trade"なんて書いてある。あのRaugh Tradeレーベル(Ulmerの"Are You Glad to Be in America?"やThe Pop Groupをリリースした会社でっせ)がこんなストレートなジャズ・アルバムを配給していたとは意外である。しかし,どれだけ売れたのやら...。かく言う私もジャケだけだったら買わないという判断をしていただろうな。買ってよかった~。だから中古盤漁りはやめられないのである。

Recorded on October 14, 1996

Personnel: Al Foster(ds), Chris Potter(ts, ss), Dave Kikoski(p), Doug Weiss(b)

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ジャズ(2009年の記事)」カテゴリの記事

コメント

このアルバムいいですよねえ。ブラックナイルはちょっとパクった覚えも。アムステルダムブルースはクリポタの"Unspoken"にも入ってます。
ついでですが、The Chiefってのは、たしか「ジキル博士とハイド氏」って名前でQuestの一枚目に入ってました。この曲は一枚目のリーダーにも入ってるし、最近のライブ盤にも入ってるし、アルフォスター名義のすべてのリーダーでやっているのではないかと思われます(笑)。

クリポタ、テナーに関してはまだ現在の凄味が発揮されてなくて、まだ若い感じがします。それでも十分素晴らしいですが。

といいつつ、やはりアルフォスターのドラムが良い。なんかこの人ワンアンドオンリーですよねえ。ライドシンバルの音がいいとか、スネアの音が安っぽいとか(笑)いろいろあるんですけど、独自のビートと変な盛り上がりが管楽器奏者的にはグッときます。

というわけで、道中お気をつけて(謎)。

やぎ@でかい方さん,こんにちは。

"The Chief"ってやっぱりQUESTだよねぇ。デジャブではないですが,どこかで聞いたなぁ感が強くて,QUESTだったと思っていたところでした。喉に引っ掛かった小骨が取れた感じです~。

クリポタですが,96年という録音を考えれば十分善戦していますな。昔から実力十分だったのねぇ。Al Fosterも見直してしまうこのアルバム,これも1,000円切っていたというのはお買い得でした。

では道中気をつけて行ってきますわ(深まる謎?)。

あらためて考えると、もしかしたら中年音楽狂さんのこのエントリでジャケを(無意識に)覚えていたのかもしれません。
Al Fosterの名前でメンツ確認して速攻レジでした。

しかし、中古漁りは止められません(まったく同感であります。)
TBありがとうございます。逆TBさせていただきます。


と、今年もいろいろありがとうございました。来年も引き続きよろしくお願いいたします。

oza。さん,こんにちは。TBありがとうございます。

私はたまたまこのアルバムを拾いましたが,いやぁ,お買い得感爆発でした。新譜もいいけど,中古もねって感じです。

こちらこそお世話になりました。来年もよろしくお願いします。ではよいお年を。

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» Al Foster Brandyn [JAZZとAUDIOが出会うと。。。]
Al Fosterのリーダー作って「これが初リーダー作になるんでしょうか?」と書いたらしっかり指摘されてしまったのは、LOVE, PEACE AND JAZZ(http://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/54340425.html)の文章を書いたときでした。 そのとき、数枚紹介いただいて、しっかりリーダー作が存在することを確認いたしました。 その中で、メンツ面でとっても気になった盤を、先日中古で見つけたので購入してきた次第であります。 そ..... [続きを読む]

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