2018年7月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

2016年おすすめ作

無料ブログはココログ

« メンツ買いのDavid Binney | トップページ | Roberto Tarenzi:悪くはないんだけどねぇ...,でもやっぱり弾き過ぎだ »

2009年8月26日 (水)

ワンパターンと言われようが,Wayne Krantzはいいのだ

Krantz "Krantz Carlock Lefebvre" Wayne Krantz/Keith Carlock/Tim Lefebvre(Abstract Logix)

ハード・フュージョン系のアルバムを連発するAbstract Logixレーベルから発売されたWayne Krantzの新譜である。このレーベル,Krantzのイメージとぴったりと言ってもよく,むべなるかなという組み合わせである。それにしてもWayne Krantzのリーダー・アルバムがリリースされるのは随分久しぶりのような気がする。正式には97年のLeni Sternとの"Seperate Cages"以来だろうか?それを未聴の私は更に遡って55Barでのライブ,"Two Drink Minimum"以来ってことになるのかもしれない。それでも,Krantzのサイトで入手できる同じメンツによる"Your Basic Live"等を聞いたり,Chris Potter Undergroundの第1作やTal Wilekenfeldのリーダー作でもKrantzは聞けたので,そんな久しぶりという気はしないのは不思議である。そう言えば,もう4~5年前になるが,NYC出張中にライブも見たしなぁ。

では,音楽はどうだったか。これが全く変わっていないので,ファンとしては一安心である。今回はKrantzがヴォーカルを担当している曲もあるが,歌っているというよりエフェクト的なものであり,基本的には毎度おなじみのギターの弾き倒しである。誰が聞いてもKrantzだと言いたくなるようなフレーズの数々,更にはトリオによる激しいインタープレイを聞いて,笑みのもれないKrantzファンはいないだろう。いろいろなプレイヤーと共演しているKrantzではあるが,このトリオも一緒に演奏を始めて10年ぐらいになるようで,コンビネーションもいいし,Krantzとの相性もよい。

今回のアルバムにはなんと"Jeff Beck"なんて曲も含まれているが,Jeff Beck的かと言うと,必ずしもそうではない。Krantzによれば,これはJeff Beckに演奏してもらうことを念頭に書いた曲で,Tal Wilkenfeld経由でデモ・テープをBeckに渡したらしいのだが,Beckからは返事がないとのことである。でも自分は好きだからここで演奏しているなんていう自虐的とも思えるコメントがKrantzのサイトにあった。でも,そんな事情を抜きにしても,このアルバムは私は好きである。最近聞いたハード・フュージョンの中では,高く評価したい一枚である。

私としてはWayne Krantzの評価はもっと高まって欲しいと思うし,Chris Potter UndergroundやDave Douglas Keystoneと並んで是非来日して欲しいバンドである。そうした意味合いも含めてちょっと甘いかなとも思うが星★★★★☆。

ところで,Krantzのサイトによると,彼は55Barの木曜レギュラーをやめてしまったようである。最近でもたまに出演しているようだが,毎週,彼があそこで演奏しなくなってしまったのは残念である。Krantz,更にはMike Sternには本当にぴったりの場所なのだが。近々Dave Liebman Groupが55Barに出演という信じられないような情報もあるが,David Binneyも出演しているようだし,ブッキングのポリシーが若干変わったのかなぁと思わせる事実であった。これは余談でした。

Recorded in March, 2009

Personnel: Wayne Krantz(g, vo), Tim Lefebvre(b), Keith Carlock(ds)

« メンツ買いのDavid Binney | トップページ | Roberto Tarenzi:悪くはないんだけどねぇ...,でもやっぱり弾き過ぎだ »

ジャズ(2009年の記事)」カテゴリの記事

新譜」カテゴリの記事

コメント

彼のリーダー作を聴いたのはつい最近だったのですが、サイドの作品はあまり意識せずに何枚か聴いているようです。

リーダー作になると、非常に独特な味わいになってしまうと思うのですが、今回はレーベルもマッチして、特にドラムスのキース・カーロックにプッシュされて面白いハードコア・サウンドになりました。けっこうこういうの、好きです。

TBさせていただきます。

910さん、こんばんは。TBありがとうございます。出張先からコメントをお返しします。

Krantzがサイドで参加しているってのはあまり多くはないと思います(Talちゃんとクリポタぐらいしか思い浮かびません)が、この個性をバックに閉じ込めるのは結構厳しいのではないかと思えます。

このバンドは活動も長くなりましたので、コンビネーションも素晴らしいと思いますが、もっと日本で人気の出て欲しい人ですよね。

わたくしにも、、来ました。
って、これ、、良いですよねぇ。。
って、しばらくたってから、、ブログにあげたいと思います。
だって、クリポタ三昧、ドロドロ三昧しなくちゃいけないんだもん。

んじゃ、道中ご無事でぇ。

すずっくさん、こんばんは。

アムステルダムでフライトが遅延し、4時間は足止めのようです。まぁこういうのも慣れてますが、さすがにヒマです。

Krantzはやはりいいと思います。でもなんでマイナーなのやら。不思議で仕方がありません。クリポタはすずっくさんの応援のかいあって、メジャーになりつつありますから、次はKrantz?

Wayne Krantzが売れないのは、「本人の色気(イロケ)(その気(ソノキ))が希薄なこと」だと思っているので、「まぁ良いんじゃないでしょうか?」というのが個人的見解なのですが、本当のところはどうなんでしょうね??


ワンパターンと言われればその範疇ではありますが、この盤は個人的にはちょっとロック色強いかなぁと感じております。
個人的には(コレばかりですが)、もうちょっとJAZZ色が強い(or 変態度が高い)方が楽しく聴けると思うのですが、いろいろ(他の盤で)補填はできているので大丈夫です(意味不明)

TBありがとうございます。逆TBさせていただきます。

今日の検索ランキングは、妙にジャズしてますね。

今日は、あまりジャズって気分ではなかったので、クランツにしてみました。
思いっきり、夏な気分ですが、、今、雨が降ってきました。
この手のサウンドって、チマチマ聴かないで、窓思いっきり開けて150キロくらいのスピード感と共に楽しみます。(嘘)

トラバしましたぁ。
大丈夫?ボケ、、は。

すずっくさん,こんばんは。検索ランキング,確かにそうですねぇ。珍しいかも。

ボケはだめです。今日も1日爆睡してしまいました。これじゃボディ・クロックはいつまでたっても調整できません。

ところで,TB入っていませんので,リトライして下さい。こちらからもTBさせて頂きますね。

oza。さん,返事が遅くなってしまいました。コメントを頂いたのが出張中のことでしたのですみません。

私はKrantzはジャズの範疇で捉えるのは難しいと思いますし,本人もそのつもりもないのではないかと思っています。今月末に久々に彼のライブをロンドンで見られそうですので,またご報告します。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/198475/46001705

この記事へのトラックバック一覧です: ワンパターンと言われようが,Wayne Krantzはいいのだ:

» Krantz Carlock Lefebvre/Wayne Krantz [ジャズCDの個人ページBlog]
先日、ウェイン・クランツのEnja盤旧譜を聴いてみて、Abstract Logi [続きを読む]

» Wayne Krantz Krantz Carlock Lefebvre [JAZZとAUDIOが出会うと。。。]
Wayne Krantzのアルバムが久々にリリースされました。 前作は、Your Basic Live 06(http://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/47769472.html)で一昨年だったので約2年ぶりと言うことになります。 その前がSignals(http://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/38349629.html)の再発(国内盤リリース)の2006年だったのですが、結構話..... [続きを読む]

» KrantzCarlockLefebvre/WayneKrantz [MySecretRoom]
久しぶりに陽射しが眩しい。空気が冷たくて木の葉の紅葉がなければ夏のような明るさ。キーンと潔く、一直線に描かれる飛行機雲のようなサウンドが似合うかな。WayneKrantzって、すっかり忘れていたのですが、クリポタの初期のアンダーグランドに在籍してた。当時、アダム...... [続きを読む]

« メンツ買いのDavid Binney | トップページ | Roberto Tarenzi:悪くはないんだけどねぇ...,でもやっぱり弾き過ぎだ »

Amazon検索

2017年おすすめ作