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2009年7月21日 (火)

Ivan Linsの新作は豪華なつくりだ

Ivan_lins "Ivan Lins & the Metropole Orchestra" (Biscoito Fino)

オランダのMetropole Orchestraと言えば,ストリングスが常駐する稀有なビッグバンドとして,様々なアーチストとの共演歴を有しているが,今回の共演相手はブラジル代表,Ivan Linsである。現在のMetropoleの常任指揮者はVince Mendozaということで,この共演に期待が高まるのも当然である。そもそも美しくもポップなLinsの音楽をMendozaがどう仕上げるのかというところが注目される。

このアルバムはスタジオ録音とライブ音源がミックスされているが,演奏の一貫性は保たれているので,それほど違和感はないが,どちらかで統一してもよかったのではないかとも思わせる部分がないわけではない。しかし,演奏はこれが何とも心地よい出来である。やっぱりLinsの曲はいいわ。

アレンジャーはMendozaがメインだが,そのほかにもJim McNeely等もアレンジに加わっている。全編を通じて,美しくもコンテンポラリーな感覚も感じさせ,バックバンドの演奏を聞いているだけでもかなり心地よいところに,そこにLinsの声がかぶさってくるのだから,これはファンにはたまらないところだろう。

ゲストで参加の女性ボーカルはBurt Bacharach集をMettropole Orchestraと吹き込んだTrainchaその人(クレジットされているのが本名だそうだ)だが,Linsと共演しているわけではないので,おそらくこれらが2006年録音と解釈してよいのではないか。ある意味,彼女の参加する2曲はオマケ的ではあるが,アルバム全体の流れは全く損ねていないので問題はないし,歌唱は楽しめる。そして最後の曲でちょいと鋭いソプラノが聞こえたと思ったら,それはなんとStefano Di Battistaであった。それにしても豪華なつくりである。こんなライブ,一度でいいから見てみたいものである。これからの夏の季節にはちょうどいい音楽として,しばらくはお世話になりそうである。

実を言うと,私はアルバム単位ではIvan Linsってあまりいいと思ったことはなかった(ジャズマンが演奏する彼の曲は好きだったが...)のだが,これは気に入った。星★★★★。

Recorded on May 14, 2006, July 3 and 4, 2008

Personnel: Ivan Lins(vo), Vince Mendoza(cond), The Metropole Orichestra: Arlia de Ruiter, Alida Schat, Sarah Koch, Denis Koenders, Linda Dumessie, Erica Korthals Altes, David Peijnenborgh, Pauline Terlouw, Doesjka de Leu(1st vln), Merijn Rombout, Herman van Haaren, Wim Kok, Elizabeth Liefkes-Cats, Marianne van den Heuvel, Vera van der Bie, Seija Teeuwen(2nd vln), Mieke Honingh, Norman Jansen, Julia Jowett, Isabella Petersen, Iris Schut(viola), Maarten Jansen, Annie Tangberg, Wim Grin, Jascha Albracht(cello), Arend Liefkes, Pieter Smithuijsen, Tjerk de Vos(bass), Janine Abbas, Nola Exel(fl), Martin de Ruiter(oboe), Marc Scholten, Paul van der Feen, Leo Janssen, Jos Beeren, Max Boeree(sax), Pieter Hunfeld(horns), Wim Both, Jan Hollander, Henk Heijink, Ruud Breuls(tp), Jan Oosting, Ilja Reijngoud, Jan Bastiani, Martin van den Berg(tb), Martijn Vink(ds), Eddy Koopman, Murk Jiskoot(perc), Joke Schonewille(harp), Hans Vroomans(p), Peter Tiehuis(g), Leonardo Amuedo(g), Aram Kersbergen(b), Boudewijn Lucas(el-b), Trinjinte Oosterhuis(vo), Stefano Di Battista(ss)

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コメント

面白そうなアルバムですね。Ivan Linsは、作曲家としても、エンターテイナーとしても(Blue Note Tokyoで三回ぐらい観ましたが)超一流と思います。

今日は、職場でイヴァン・リンスのANJO DE MIMのアルバムを、たまたま、かけていました。
3月のブルーノートでのライブでは、演奏前にお手紙を書き、LEMBRA DE MIMが好きです、と伝えたら、偶然?
アンコールで歌って下さり、泣いてしまいました。
偶然かな?読んでくれたのかな?と友人とサイン会で並んでいたら、手紙書いた人この人です、とお店の方が伝えて下さり、イヴァンがいきなり、友人と私を見ると、ほっぺの右、左に、ご挨拶でした。
日本人の私は、びっくりしている間の出来事。
ぽーーー
友人が、やっぱり読んで下さったんだね!温かい人だわ!今日は幸せでいっぱいだね!でした。

昨夜はマイケルの追悼番組を見て、マイケルの素晴らしさをもう一度思い出しました。
歌詞の意味が、今はよくわかります。私はやっと地球環境が悲鳴をあげてから、気付いたのに、もっと前からわかっていたマイケル。今朝はイヴァン。
様々な音楽に囲まれて、私は何て幸せなんだろう? 

カビゴンさん、続けてコメント・バックです。
このアルバム、なかなかよかったです。Mendozaほかのアレンジも的確だったと思います。よろしければ聞いてみて下さい。

ひまわりさん、返信が遅くなりました。

ラテン系らしい逸話ですね。男子ならばありえない話なので、羨ましいです。リクエストに応えるのってバンドもありますから容易ではないようにも思いますが、たいしたもんですね。

わぁ。。。これ、、欲しい!!!

すずっくさん,こんばんは。はいはい,買って買って。日本並びにブラジル経済に貢献しましょう!!

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