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2009年5月17日 (日)

これぞキャスティングの妙:サブウェイ・パニック

Photo 「サブウェイ・パニック("The Taking of Pelham 1 2 3")」('74,米,United Artists)

監督:Joseph Sargent

出演:Walter Matthau,Robert Shaw,Martin Balsam,Hector Elizondo

この映画は小品ながら大変面白いもので,映画ってのはこうあって欲しいと,公開当時に見た頃,中学生ながらも私は思ったものである。よって,この作品のDVDが出た時にはいの一番で購入したし,30数年を経て久々に再見しても,その面白さは不変であった。

本作が素晴らしいのは,地下鉄ハイジャックという特異なシチュエーションの中でサスペンスを盛り上げながら,Walter Matthauという稀有な役者のコミカルな側面もうまく活かしていることである。サスペンスを盛り上げるのはもっぱらRobert Shawという感じであるが,このキャスティングの妙により,この映画のよさが更に増したと言ってよいだろう。またこの二人だけでなく,とぼけた味を見せるMartin Balsam,ちょっとファナティックなキャラを演じるHector Elizondoも適役好演である。もちろん,ストーリーも面白いのだが,この役者陣なかりせば,この映画がここまでの傑作になっていたかはわからない。

その後,私はNYCに居住するチャンスがあったが,たまにタイトルになっている地下鉄のPelham Bay Park行き(6番)に乗ったときははぁ~,これが映画に出てきたラインか~などと妙に納得していたのも懐かしい。いずれにしても,この映画は決してメジャーな作品ではないかもしれないが,見落とすにはあまりに惜しい傑作である。星★★★★★。

今年,本作が,Denzel WashingtonとJohn Travolta主演でリメイクされるそうで,それを契機にオリジナルのこの作品への注目度が上がれば,それはそれでよかろうが,リメイクは役者はさておき,監督がTony Scottでは期待できないなぁ。しかし,是非皆さん,こちらの作品を見てリメイク作の予習をするというスタンスでも結構なので,だまされたと思って本作を見て頂ければと思う。

今にして思えば,70年代のRobert Shawは本作然り,「スティング」然り,「ジョーズ」然り,「ブラック・サンデー」然り,本当に光っていた役者だったということがよくわかる。1978年,51歳での早逝が惜しまれる役者である。

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コメント

ラストがねー!と思わず言ってしまいました。
そして、なぜ故今頃、と。リメイクされるのですね。

メルセデスさん,こんばんは。

劇場で見たときには,ラスト・シーンでは結構皆さん爆笑していたように思います。爆笑はしなくても,ニヤリとさせられてしまうエンディングでしたよね。あれもMatthau,Balsamだから成り立つと思ってしまいます。やはり痛快ですね,この映画。

最近のアメリカ映画はリメイクばやりですから,何がリメイクされてもあまり驚きませんが,新作のキャスティングを見れば,役回りの造形が容易に想像できそうですよね。その辺が気に入らないですが,きっと見に行くとは思います。

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