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2009年5月14日 (木)

中古で拾ったJacob Karlzon:結構いいが,本領発揮はこれからか

Today "today" Jacob Karlzon Trio (Prophone)

Jacob KarlzonにはPeter Asplundの"As Knights Conquer"で参ってしまった(記事はこちら)のだが,これは最近中古で拾ったアルバムである。スタンダードを中心に,Karlzonのオリジナルやスウェーデンのトラッド(聖歌である)を交えて演奏されるトリオ・アルバムであるが,これがなかなかよい。

実は冒頭の"Nardis"だけ聞いていると,通常より遅いテンポに面喰ってしまい,あまりいい印象を受けないのは事実なのだが,この曲や前半の数曲だけで判断しては損をする。このアルバムのよさは実は後半にあると聞いた。

私が聞いていても,"Nardis"や"Bye Bye Blackbird"は確かに今イチかなぁと思わせる。しかし,それがスウェーデンの聖歌である"Sorgen och Gladjen"やそれに先立つイントロ"Introduction to a Hymn"あたりで,急速にいい感じになるのである。これなら全部この調子でやればよかったのにと思わせるが,これにしても"In Your Own Sweet Way"にしてもいい演奏だし,"'Round Midnight"は熱い演奏が展開され,驚かされてしまうのである。

全編を通じて聞いていても,このトリオの演奏のレベルは高いと思わせるものはあるが,前述の通り,全編を後半並みの展開で演奏してくれていたら,世間での評価もずっと高くなっていたのではないだろうか。これはやっぱり惜しいと思わざるをえないが,私はそれでもこのアルバムは結構楽しめた。

もう一つ,このアルバムが損をしている要因は,アルバム・カバーであろう。どうもJacob Karlzonは最新作の"Heat"でも顔のどアップ写真を使っていたが,同様の本作もこれだけで購買意欲をそぐと言わざるをえまい。よほど顔に自信があるのかもしれないが,顔のアップばかり使うのは,一時期のPhil Collinsぐらい具合が悪いと思うのはきっと私だけではないはずである。アルバムはカバーも含めた総合芸術ということをもっと彼は理解しなければならない。そうしたことも全てひっくるめて星★★★。

Recorded on October 30 &31, 2001

Personnel: Jacob Karlzon(p), Mattias Svensson(b), Peter Danemo(ds)

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ジャズ(2009年の記事)」カテゴリの記事

コメント

考えたら、、このアルバムにはまっていたのは、ブログデビュー前なので、、何となく、ブログにはあげてなくて、、これはトラバ出来ない。
悩んだ末に、、(爆)、、カールソン賛歌の日記トラバしておくことにしました。(笑)

欧州のピアニストたち、、トラッド弾かせるとめちゃ美しいですよね。
やっぱり、染みついたものなのネ。。

ジャケットに関しては、、ノーーーコメントだな。(爆)

音楽狂さん、こんにちはmonakaです。
カールソンの姿がやたらにこのごろ目につきます。
この人私には微妙な存在で、いいところを認めつつ、ありゃ饒舌すぎ、もしくは修飾多すぎみたいに感じるところもあるのです。
このアルバムと最近一番認めたアルバムをTBさせていただきます。

すずっくさん,こんばんは。

Karlzon賛歌,拝見致しました。当時はLarsよりこっちの方にお熱だったようにも見えますねぇ。う~む。微笑ましいです~。

それにしても,Hymnはよかったっす。しみました。

monakaさん,こんばんは。

確かに微妙と言えば微妙です。私にとってもPeter Asplundとのアルバムが一番いいというのが本音です。でも見逃せないピアニストではありますね。

欧州もいろいろなミュージシャンがいて,追っかけるのが大変です。これも偏に皆さんのおかげです(笑)。

こちらからもTBさせて頂きます。

一応ネ。。
スウェーデンのピアニストで一番好きな人はヤンソンでっす。

あの日記書いた時点で、ヤンソンもラングレンももちろん、、スベンソンも、、カールソンの頭を遙かに超えた有名人だった、、と、わたくしは思ったものですから、、
好きなカールソンを応援しようかな、って、書いたのでした。

すずっくさん、続けてコメント・バックです。
なるほど。すずっくさんは、無名ミュージシャンを世に出す手助けをする慈母のような方〜と思わず感動してしまいました。

私ならひそかに自分だけで楽しもうとする狭量さを示しちゃいますね〜。まだまだ人間が小さいと反省します。m(__)m

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