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2009年5月20日 (水)

騒々しくも痛快なBaritone Madness

Baritone_madness "Baritone Madness" Nick Brignola(Bee Hive)

今回,eBayでゲットしたこのアルバム,恥ずかしながら本作を買うのは確か3回目である。買っては売り,買っては売りで3回目である。初めて買ったのがキング・レコードから出た国内盤,2度目がBee Hive盤,そして3度目の今度もBee Hive盤である。こんなバカなことをやっているから,家人にも呆れられるのだと自覚もしているが,聞きたくなってしまったのだから仕方がない。それでも聞くのは20年振りぐらいか,あるいはそれ以上か...。

それにしてもよくもつけたり"Baritone Madness"である。バリトン・サックスのてんこ盛りとはこのことである。かつバリトン2本によるバトルがメインであるから,騒々しいことこの上ない。リーダー,Brignolaとバトルを繰り広げるのはベテランPepper Adamsである。まさにBrignolaにとっては相手としては申し分ないと言うか,燃えざるをえないパートナーであろう。そこでまた,バトルの対象となっているのがParker絡みの3曲である。これで燃えないはずがなかろう。

冒頭の"Donna Lee"からとんでもない高速テンポで目がくらくらしそうになるが,とにかくこれらのバトル・チューンはある意味やり過ぎと思えるほどのハード・ブローイング大会である。バリトン2本でも暑苦しいところに,これまた暑苦しいTed Cursonのラッパが加わると,思わず胸やけがしそうになると思うリスナーがいても仕方あるまい。まぁそれでもここまでやりつくしてくれれば,逆に痛快という話もあるし,プロデューサーもよくわかっていて,バトル3曲の後は,Brignolaのワン・ホーンで"Body & Soul",そして最後はリズム・セクションのみの"Alone Together"で締めて,行き過ぎによる胸やけを抑えようとしているのは助かる構成である。

私も若い頃であれば,この演奏を聞いてもっと熱く反応していたかもしれないが,今の年齢に達すると「やっぱりこれはやり過ぎだ」と思わなくもないが,たまにはストレス解消にこの手の音楽をできるだけボリュームを上げて聞くのもいいだろう。

このアルバムが出た当時はBrignolaは日本では全くの無名だったと記憶しているが,それでも本作一発で結構多くの人の頭の片隅には残ることとなったことは間違いないだろう。Adamsを向こうに回して一歩も引かないところは大したものである。これからこのアルバムを聞く機会がどれぐらいあるかは別にしても,たまには聞きたくなるものと期待しよう。でもボリュームを上げて聞いたら,家人の顰蹙を買うことは間違いないが。星★★★★。尚,メンツが結構豪華だったのは全く記憶から飛んでいた。これも加齢による記憶力の低下かなぁ。

Recorded on December 22, 1977

Personnel: Nick Brignola(bs), Pepper Adams(bs), Ted Curson(tp, fl-h), Derek Smith(p), Dave Holland(b), Roy Haynes(ds)

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コメント

まさに「吐きそうな」ソロの応酬ですよね(褒めてます)。ゲロゲロ。っていうかブリブリ、ですか。ブリグノーラだけに。

すみません。

やぎ@でかい方さん,おはようございます。

「吐きそうな」ソロの応酬とは全くその通りですわ。ブリブリもここまで行くとやっぱり吐きそう。

本当に久しぶりに聞きましたが,懐かしかったです。Sealedとは言え,こんなアルバムでも今やeBayでは結構な値段で痛かったです。

今夜の放し飼いにはお邪魔できませんが,ご健闘を祈ります。う~む,今度は"James"か~。まさかあれを3管でやるとは言わないよねぇ...。

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