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2009年4月14日 (火)

ノリのよいブラジリアン・アルバムだが,ここにこのメンツが必要なのか?

Rosalia "D'Improvviso" Rosalia de Souza(Schema)

このアルバムにHigh Five人脈が参加しているという事実を無視すれば,これはかなり楽しめるブラジル音楽アルバムだと言える。ノリはいい。演奏もなかなかである。全編を通じてちょっとノリがよすぎた結果,一本調子となって,メリハリが足りないという気がしないでもないが,それでもなかなかよい。High Fiveのピアニスト,Luca Mannutzaのアレンジがツボを押さえていると言えばいいだろう。

しかしである。ジャズ・ファンがこのアルバムを聞こうとする理由は,High Five一派がどういう伴奏を展開するのかという点につきると思われる。リズム隊はさておき,Fabrizzio BossoやMax Ionataにこの程度の役割しか担わせないってのは欲求不満が残ると言わざるをえまい。別にリズミックなボサノバに熱いソロはいらんという話もあるが,それなら,彼らを揃えなくてもよかろうというものである。よくよく考えれば,Mario BiondiやNicola Conteのアルバムも彼らやその一派が参加していたが,おそらく本作と同じようなノリなのだろう(違ったらごめんなさいだが...)。クラブ・ジャズなるジャンルが本当に成り立つのか私には疑問だが,もっとミュージシャンには適材適所の使い方があるべきであって,そこが私は気に入らないのである。即ち,High Fiveやその一派でなくてもできそうな音楽に,敢えて彼らを呼んできて,彼らのファンをも購買行動に巻き込むというこの商魂がたまらなく嫌である。つまりは私は本作のプロデューサーであるLuciano Cantoneが嫌なのだということになるわけだ。

そうした個人的な感覚を除けば星★★★★ぐらいつけてもよさそうなものだが,いやらしさが感じられるので星★★★である。

ちなみに彼女が歌う"Carolina Carol Bela"の映像がYouTube"にアップされているが,この映像を見る限り,サウンドがよくてもこんなクリップ作っているようじゃ今後は期待したくないなぁと思ってしまったし,いやらしさが爆発していて,見ていて感じがすこぶる悪い。High Fiveの連中が参加していても,もうこの一枚で十分だ。クリップにご関心のある方はこちらをどうぞ。きっと私の言う「いやらしさ」を理解して頂けるはずである。High Fiveとその一派は早くこうした連中と手を切るべきだ。何?それじゃ生活できない?じゃ~仕方がないが,私はもうこういうアルバムは買わん。まぁこれも勉強,勉強。

Personnel: Rosalia De Souza(vo), Luca Mannutza(p), Fabrizio Bosso(tp), Max Ionata(ts), Gianfranco Marchesti(tb), Pietro Ciancaglini(b), Lorenzo Tucci(ds), Roberto Rossi(perc), Simone Haggiag(perc), Sandro De Bellis(perc), Toco(vo), Fabrizio Costaqnza(tp), Massimi Gini(ts), Alessio Nava(tb), Marco Bianchi(vo)

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