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2009年4月30日 (木)

Joey Calderazzo温故知新

In_the_door "In the Door" Joey Calderazzo(Blue Note)

長かった出張からようやく帰還である。

出張続きで新譜が聞けない状態が続くと,iPodに入っている音源を聞くぐらいしか楽しみがない。今回頼りにしていたのがJoey Calderazzoであった。私は彼がシーンに登場してから結構ひいきにしてきたが,Michael Breckerとのバンドでの活動というよりも,彼の初リーダー・アルバムの印象が強烈だったのである。

本作はそのMicheal Breckerのプロデュースにより制作されたものだが,Breckerは控えめに1曲のみの客演で,そのほかにはJerry Bergonzi,Branford Marsalisが客演している。それにしてもこのハード・ドライビングな演奏が素晴らしいではないか。Herbie Hancock的に響くところもあるが,このスピード感は私には極めて魅力的に感じられる。

私としてはJoey Calderazzoにはこういう路線で突っ走って欲しかったのだが,徐々に彼も成熟してきたのか,ダイナミズムだけではない演奏も展開するようになってきた。それも年齢ゆえに仕方ない部分はあろう。よくよく考えてみれば,彼は1965年生まれだからもう40代も半ばなのである。このアルバムの当時のような音楽は続けていられないとしても,まだまだ枯れるには早過ぎるように思う。最近は自分のアルバムでは比較的静謐な演奏をしながら(彼のアルバム"Amanecer"に関する記事はこちら)も,Branfordのバンドでは相変わらずの演奏を聞かせるという感じで,使い分けをしているのかもしれないが,Kenny Kirkland亡き今,ハード・ドライビングなピアノと言えば,彼への期待が高いのである。

是非またこういうアルバムを作って欲しいという願いも込めて星★★★★★。いま聞いても燃える。

Personnel: Joey Calderazzo(p), Branford Marsalis(ts, ss), Jerry Bergonzi(ts), Michael Brecker(ts), Jay Anderson(b), Peter Erskine(ds), Adam Nasbaum(ds), Don Alias(perc)

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ジャズ(2009年の記事)」カテゴリの記事

コメント

今晩は、またお邪魔します。 山帽子です。

ジョーイ・カルデラッゾに反応してしましました。

ジョーイ・カルデラッゾの演奏を一言うと“疾走感”でしょうか。めくるめくアドリブ連鎖の快感が堪りませんね。昔、どこかで彼の演奏について、スーパーカーの余力ある走りの魅力に例えた文章を読んだ記憶がありますが、まさに穿った表現です。

私もアイポッドに入れ聴く頻度の高いピアニストの一人です。この手で他に好いピアニストがいましたら紹介してください。

リンクさせて頂いてよろしいでしょうか?

山帽子さん,こんばんは。コメントありがとうございます。

リンクはご自由にどうぞ。今,拝見したらRalph Townerについてお書きでしたね。私,Towner大好きなんです。せっかくですので,こちらからもリンクさせて頂きます。

Joey Calderazzoと同系統と言えば,真っ先に思い浮かぶのはKenny Kirklandですが,山帽子さんのことですから,そんなことは先刻ご承知でしょう。こういうハード・ドライビングなピアニストって,私の保有するアルバムではほかに誰がいますかねぇ...。やっぱりいないから私は彼らのファンなんでしょうね。

Kenny Kirkland、私も好きなピアニストです。残念なことにリーダー作、特にピアノ・トリオ作が少ないですね。疾走感あるピアニストには無条件で反応してしまい、反面、味わいのある渋いピアニストにも惹かれるという節操のない聴き手です。

山帽子さん,こんばんは。

リーダー作はGRPからの一作のみですし,ピアノ・トリオ作はJFK名義の"Thunder & Rainbows"(またの名を"Megawatts")だけですから。でも彼が残した音源で,Kirklandの凄みっていうのは理解できると思います。

ちなみに,ブログをご覧頂けばお分かりの通り,私も節操はないですねぇ。雑食性という話もありますが。

こんばんは。in the doorという曲を探してたどり着きました。

廃盤だそうで・・・。

古いトラックなので手に入らない気がしたのですが、どうしてもこの曲だけもう1度聞きたいと思っているのです。

もし、この記事も3年ほど前のものですがお気づきになったらご連絡いただけないでしょうか。

XXXXXXX@gmail.com

それでは、失礼いたします。

鈴木さん,コメントありがとうございます。直接ご連絡を差し上げてもいいのですが,私も一般の方には匿名でこのブログを運営しておりますから,こちらで返信致します。

この音源をお聞きになりたいというお気持はよくわかります。しかし,本作は確かに廃盤ではありますが,若干高いですが,Amazon Marketplaceで買えないこともないですし,巷のダウンロード・サイトでも1曲単位でMP3でダウンロードできると思います。まずは"Joey Calderazzo In the Door MP3"でググってみて頂くのがよろしいでしょう。

個別のご依頼にお応えし出すと,公平性を担保しなくてはならないという問題が発生しますので,どうかご了承頂きたく。プライバシー担保のため,鈴木さんのメルアドは伏せ字にさせて頂きました。

返信ありがとうございます!

itunes music storeで探しても無かったのでなんだかもう無いものだと思っていました・・・。

その方法でもう少し粘ってみたいと思います。

ご丁寧な連絡、本当にありがとうございます!

お役に立てずに申し訳ありません。でもすぐに1曲単位でダウンロードできるサイトが見つかるはずです。幸運をお祈りします。

Joey Calderazzoは、ホーン奏者のバッキングでこそ映えるというのは私も御意です。
この初リーダー作は管入りですが、このあとのリーダー作はしばらく管なしが続くので貴重ですよね。
トリオでも近作はだいぶ良い感じの演奏が聴けてると思うので、来週のライブも良い演奏が期待できるかもですね!!

この盤は、自分も探し出してからかなりの時間がかかりましたが、ようやく入手することができました。

TBありがとうございます。逆TBさせていただきます。

oza。さん,こんばんは。TBありがとうございます。

このアルバム,結構入手困難な状態が続いていましたが,最近は結構リーズナブルな価格でネット上に出回っているように思えます。

私はここでの感じのJoey Calderazzoこそが彼の本質だと思っていますが,最近はやっぱりちょっと丸くなり過ぎたかなぁって気がします(体重も含めて)。まぁ,それでも有能なピアニストであることは間違いないので,来週,それを確かめてきたいと思います。

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» Joey Calderazzo In The Door [JAZZとAUDIOが出会うと。。。]
Joey Calderazzoの1991年リリースの初リーダー作です。 このblogのごく初期(まだアルバム紹介というスタイルでない頃)に、Joey Calderazzoの紹介をしたことがありまして(http://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/8835667.html)、そのときにそれまでのリーダー作を列挙したら、naryさん(http://narymusic2014.blog.jp/)に、デビュー盤が抜けていると指摘されまして.. それから、あまり熱心にではないです..... [続きを読む]

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