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2009年4月24日 (金)

破格の安値でゲットしたFabio Zeppetella

Moving_lines "Moving Lines" Fabio Zeppetella Quartet(DDQ)

このアルバムは中古盤屋を徘徊していて,180円(!)という破格の安値でゲットしたものである。もともとがカット盤であったから,もとの価格も大したことはなかっただろうが,180円なら自販機で黒烏龍茶を買うのと大差なしだから,駄盤でも文句は出ない。それでこれがいいアルバムだったりしたら,万歳三唱である。

リーダーのFabio Zeppetellaはこのブログでも取り上げたTom Harrellの"The Auditorium Session"(記事はこちら)にも参加していたギタリストだが,そちらの記事でも私にしては珍しく「ギターのZeppetellaも結構な実力者と聞いた」なんて書いている。しかし,告白してしまえば,このアルバムを買ったときにはZeppetellaの名前なんてすっかり忘れており(イタリア系の名前はなかなか覚えきれないのだ。Daniele Scannapiecoもアンチョコなしで言えるようになったのは最近のことである),私がこのアルバムを買った最大の要因はフィーチャーされるのがKenny Wheelerという点にほかならないのである。

私はECMレーベルの諸作を通じてWheelerの演奏に接しているが,ECMのトランペッターでは実はWheelerが一番好きなのである。Azimuthもいいしねぇ。一言でいってしまえば,Wheelerはクールなサウンドの中にも熱いフレーズをまぎれこませるのがうまいと思うのだが,このアルバムでもそういう感じである。

このアルバムを支配しているのも,どちらかと言えば静謐でクールな感覚である。冒頭Wheelerはミュートで入るが,オープンになった瞬間,それを引き裂くような強烈さが現われてきて,おうおう,Wheelerじゃ~と嬉しくなってしまう。それをバックで支えるリーダー以下のトリオがこれまた雰囲気たっぷりの演奏で,いかにも欧州ジャズって感じである。Zeppetellaのギターはサウンド的にはPat Methenyぽいところを感じさせるが,結構私の好みのギタリストである。私としてはこういうサウンドだけでもOKという気がしないでもないが,これが180円だっとという事実を加味するとますます嬉しくなってしまい,評価も甘くなるというものである。私としては最後の"Il Cane Giallo"のような曲調がもう少し多ければもっと評価しただろうが,それでもコスト・パフォーマンス含めて星★★★★としてしまおう。あぁお買い得。こういうのにプチ幸せ感をおぼえてしまうのはきっと私だけではないだろう。

Recorded on January 30 & 31, 1995

Personnel: Fabio Zeppetella(g), Ares Tavolazzi(b), Fabrizio Sferra(ds), Kenny Wheeler(tp, fl-h)

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コメント

悔しすぎて、大笑い。
180円って、どういう値段なんだろうなッ。
デモ、これ、リズム隊も結構今時なんだよね。
なんか、リーダーが一番日本で認知されてないかもネ。

わたくしはきっと直輸入で買ったので、きっと、この20倍はしたな。(爆)

私はご存じのようになんも覚えられないのです。
アルバムとか、ジャケットで記憶されてまァす。
朝から暗い気分がぶっ飛びました。感謝!

すずっくさん,こんにちは。

20倍ですか。それはそれは...。まぁ記事にも書きましたが,私のはカット盤(バックインレイのバーコードのところにパンチ穴があいています。)のですから。

私はKenny Wheeler買いでしたが,いずれにしてもラッキーでした。

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