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2009年3月16日 (月)

Keithの影響濃厚なYaron Hermanだが,タッチはそこまではいかず。

Yaron_herman "Piano Solo Variations" Yaron Herman (Laborie / Videoarts)

国内盤新譜なのに破格の1,000円という価格で発売されたアルバムである。Yaron Hermanというピアニストは聞いたこともないし,ピアノ・ソロだけにはずれるとどうしようもない。しかし,ブログのお知り合い,monakaさんもほめてらっしゃるし,まぁ1,000円なら授業料としては安いということで購入してみた。

monakaさんをはじめ,ほかのブロガーの皆さんもお書きになっているが,やはり一聴してKeith Jarrett的な響きが感じられる美しいピアノである。しかし,私はこのアルバムを聞いていて,実はKeithのピアノ・タッチの強力さということを再確認させてもらったような気がするのである。このYaron Hermanという人のピアノは,私が聞いている限りはタッチが繊細,あるいは線が細いという感じで,これに比べれば,Keithって特に左手って凄く強力なのだなと思ってしまったのである。

私としては,美的な感覚としてはこの人のピアノは決して嫌いではないし,"Summertime"のバリエーションで結構持たせてしまうというのは大した才能であると思う。しかし,やはりピアニストとして見てみると,Keithの美点ばかりが浮かび上がってしまうというちょっと不幸なアルバムとは言えないだろうか。

ただ,やはりこの1,000円という価格は魅力であるし,十分に元は取れるだけのコスト・パフォーマンスは保証できる。ピアノのサウンドもクラシカルな響きが相当濃厚であるが,いろいろな層のリスナーに受け入れられるだけの素地は持つものであると思える。よって,価格を含めて星★★★★。

出張先でよく眠れないときに,このアルバムを聞いていたら,あっという間に眠れたという効能があったことも追記しておこう。もちろん,鑑賞にもたえうるものであるということは,Hermanの名誉のために書いておきたいと思う。

Personnel: Yaron Herman(p)

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コメント

音楽狂さん、こんにちはmonakaです。
ヘルマンこの後のアルバムもなかなかで、新作も出るみたいなので、そちらも聴いてみてください。
たぶん新しい感触があるはずです。
私ほめすぎましたかね。
わがハクエイ君とも感想を交換したのですが、アルバムを大きくとらえて世界を作っていること関心していました。
TBさせていただきます。

monakaさん,こんばんは。このアルバムだけでこの人を評価してはならないとは思いますが,Keith Jarrettというピアニストの実力を知らしめる効果があっただけでも存在意義はあったと思います。

新作もビデオアーツからっていうのは商売っ気が見え見えで私は醒めてしまいましたが。機会があれば聞いてみますが,2500円は出さないでしょうね。中古に出れば考えるって感じでしょうか。

TBありがとうございます。逆TBさせていただきます。

前の盤を聴いているのですが、これほどまでのkeith臭は感じませんでした。
どちらかというとe.s.t、bud plus的な雰囲気を感じている(ような)ので、自身のスタイルが固まりきっていないのかもしれませんね。
逆説的に、次作のトリオがどういうスタイルでくるか興味津々になってみたり..(^^;;

oza。さん,コメント,TBありがとうございます。

私はこの盤が初Yaron Hermanだったので,よくわかりませんが,年はいくつぐらいなんでしょうかねぇ。e.s.t,Bad PlusとKeithでは結構違いが大きいような気もしますが,まだ若いならいろいろ吸収中ってことなんでしょう。

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