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2009年3月19日 (木)

サウンドはThe Bandそのものという感じだが...

Angel_serenade_2 "Angels Serenade" Helm, Hudson & McCoy (Blues Boulevard)

The BandのLevon HelmとGarth HudsonのコンビがTommy McCoyなるボーカリスト/ギタリストと共演したアルバムである。録音はウッドストックにあるLevonのスタジオで行われたようである。

このアルバム,リリースされたのは最近のことだが,もともとはCD Baby等のサイトで別掲のような体裁で発表済みだったものを,いかにもThe Bandのファンを囲い込むために,ジャケットを変えて発売したもののようである。確かに購買意欲をそそるという点では今回のものの方がよいだろう。ただし,The Bandに興味も関心もないリスナーにはどっちでもよいだろうし,このジャケのどこがいいのだという声が飛んできそうではあるが。

そうした裏の事情はさておき,音源としてはどうだろうか。さすがにHelm~Hudsonの御大二人がいるだけで,サウンドはかなりThe Band的であり,長年のファンもこのレイド・バックした感覚は嬉しいものだろう。しかし,このTommy McCoyの声が何ともカントリー的というか,The Bandの感覚からはかなり乖離しているのが惜しい。ある意味,声がきれい過ぎて,私などは落ち着かないのである。どうせならここはLevon Helmの声が欲しかったところと言ってはMcCoyには酷だが,正直そうなのだから仕方がない。むしろ,もう一人のボーカリスト,Doug Thomasの方がはるかに私の耳には心地よいものであった。しかし,このアルバムがもともとはMcCoyのバンドのアルバムであるということを認識すれば,私の論点は当たらないことになる。それにしてもなのである。

Tommymccoy1 こうしたボーカルにおける違和感さえなければ,このアルバムはもっと楽しめたのだろうが,むしろ,このアルバムを聞いていて,やはりDanko,Manuel,そしてHelmの声あってのThe Bandだったのだと痛切に感じられてしまった。この時代にこうした音楽がちゃんと生き残っているということは誠にめでたいのだが,これを改めて聞くぐらいなら,The Bandのアルバムを聞いちゃうだろうなぁというのが正直なところである。まぁ,そんなことははなからわかっていたことなのだが...。やはりここは一つThe Bandのアルバムでも取り出して温故知新とすることにしよう。星★★★。

Personnel: Tommy McCoy(vo, g, mandolin), Levon Helm(ds), Garth Hudson(key, accordion, sax), Jimmy Bennett(g), George Tricomi(p), Mark McCoy(b), Robert Parker(b), Peter Bennett(b), Steve Connelly(pedal steel), Branson Welch(g), Gary McCoy(g), Anastasia(bells), Doug Thomas(vo), Justin Till McCoy(vo), Amy Helm(vo), Tim Eddy(horns)

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コメント

蛇尾です。こんにちは。
このアルバムは未聴です。しかし、いまさら「ビッグ・ピンク」なんて言っても、知らない年代の方が多いんでしょうねぇ。

ザ・バンド関係はリユニオン・アルバムはあまり購入していません。(ザ・バンドは大好きですよ)イーグルスにしても、オリジナル・アルバムに比べると、どうしても緊張感が感じられませんしネ。

ボーカルのカントリー的ってのは、すごくわかります。あのボーカルスタイルについていけるかどうかが
カントリーやブルーグラスが好きかどうかの分かれ道でしょう。

蛇尾さん,こんばんは。コメントありがとうございます。

カントリー(あるいはC&Wと言うべきかもしれませんが...)の発声法の特異性って,日本なら演歌のそれと同質ではないかと思ってるのは私でしょうか。演歌は演歌で好きですけど,アメリカ音楽の場合はどうもねぇって感じです。でもアメリカ国内ではカントリーのアルバムって根強く売れてますから。国民性の違いを感じます。

The BandもEaglesにしてもやはり現役時代の輝きは取り戻せないですよね。まぁ仕方ないですが。

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