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2009年3月24日 (火)

久しぶりに聞いた"Spaces"

Spaces "Spaces" Larry Coryell(Vanguard)

このアルバムは,私がジャズを聞き始めて間もなく買ったことがある。当時はキング・レコードから1,500円で廉価盤のLPとして出ていたはずである。まぁこのアルバムを買ったのは「メンツが凄い」という惹句につられてのことであったと記憶するが,どうも私はLarry Coryellとは若い頃は相性が悪く,買ったレコードも大学時代にはほとんど売り払う羽目になっていた。新しいレコードを買うために,古いレコードやあまり聞かないレコードを売り払うという悪循環を若い頃は結構やっていたものである。

そんな事情もあり,私がこのアルバムを聞いたのは久しぶりのことなのだが,今回は中古盤屋でまぁまぁ手頃な価格の同じメンツによる未発表曲入りのCDを見つけたので,再入手した上でのことである。よくよく考えるとこういうことはよくやっているなぁ。Larry Coryellで言えば,Steve Khanとのデュオ作"Two for the Road"もそうだったし...。

私の記憶の中では,このアルバムはCoryellやMcLaughlinのギター・フレーズというよりも,Miloslav Vitousのベース音の方が鮮明だった。今も昔も私はVitousのベースの音は得意ではないが,そうした初期体験を与えたアルバムがこれだったのかもしれない。

久々に聞いてみてどうだったかと言うと,私もその後いろいろな音源を聞いてきたので,別にこの程度では驚かないという感覚か。昔よりは随分と「普通」に感じられた。それでもジャズ・ロック的なタッチがあるかと思えば,アコースティック・デュオがあり,Bill Evansの"Gloria's Step"がありと,まぁ何とも欲張ったつくりと言うこともできるかもしれないが,どちらかと言うと思ったよりもコンベンショナルな作りだったというのが正直な感想である。ジャケのCoryellの横顔や眼鏡を見ても,かなり時代を感じさせるが,まぁこれはこれで時代の断面と言うこともできるだろう。まぁ古臭いと言ってしまえばそれまでだが,私は結構楽しめた。そもそも私は結構McLaughlin好きだしなぁ。だからと言って,このアルバムがどの程度の歴史的な価値を持つのかは甚だ疑問だが,ギター好きは聞いて損はない。星★★★☆。

尚,Chick Coreaの参加している曲はボーナス・トラック曲含めて全8曲中2曲だけなので,過大な期待は禁物である。

ところで,このアルバムの邦題は「スペイセス」だったはずである。"Spaces"のどこが「スペイセス」だというのだろうか。こんなものを若者が信じてしまったら英語の発音なんてうまくなるわけはないよなぁ。辞書で発音記号を見れば,こんなタイトルにはならないはずなのだが。「ビッチェスブリュー」と同レベルのひどさだと言っておく。

Personnel: Larry Coryell(g), John McLaughlin(g), Chick Corea(el-p), Miloslav Vitous(b), Billy Cobham(ds)

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