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2009年3月27日 (金)

セッションマンによる隠れたナイスなロック・アルバム

Bfd "BFD" BFD (Iguana)

このアルバムは中古で拾ったものだが,てっきりフュージョン系のアルバムかと思ったら,完全なロック・アルバム,しかも曲のクォリティが結構高いアルバムだったのには驚いてしまった。

ここでプロデューサーも兼ねるJoe Caroと言えば,日本では渡辺香津美の"To Chi Ka"への参加によって記憶されているというのが大方のところではないか。しかし,ここではギターのほか,ヴォーカルに加えて,ほとんどの曲のソング・ライティングまで担当しているのである。曲調はインダストリアル・ロック的と言ってもよいが,ポップな感覚を持った佳曲が多い。私はちょっと一時期のRichard Marxを思い出してしまったが,それぐらいいい曲を書いている。セッション・ミュージシャンの間口の広さ恐るべし。それに加えて,やはりセッション/フュージョン畑の人たちなので,Brecker BrothersやDavid Sanbornが参加して,ちゃんとそれなりのソロを繰り広げているところがこれまたこのアルバムの魅力を高めている。

そもそもこのバンド名称が何を意味するのかもわからないし,結成の経緯もわからない(矢野顕子レコーディング出自説あり)が,それでもこうした結構レベルの高いアルバムが忘れられているのは何とも寂しい限りである。同じようなサウンドで言えばBoy Meets Girlの"Reel Life"もどうしてこれが売れないのかというぐらい素晴らしいアルバムだったが,彼らはまだ"Waiting Star to Fall"というシングル・ヒットがあったからまだよい。このBFDなんて,バンド名すらほとんど知られていないと思うが,売れなかったのはこのジャケットのせいか,あるいはほとんどプロモーションもかからぬマイナー・レーベルからの発売だったからか。

もはやこのアルバムが改めて陽の目を見ることはなかろうが,より多くの人に認知してもらうことを祈り,点数も甘くなり星★★★★☆。こういうのを隠れた名品と言う。本当に感心してしまった。

Personnel: Joe Caro(g, vo), Will Lee(b, vo), Steve Ferrone(ds, vo), Chris Palmaro(key, vo), Michael Brecker(ts), Randy Brecker(tp), David Sanborn(as), Paul Shaffer(org), Ralph McDonald(perc), Carol Steel(perc), Legs Larry Smith(hca), Frank Simms(vo), Jon Fiore(vo), Lani Groves(vo), Vivian Cherry(vo), Kyle Gordon(vo)

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コメント

おはようございます。思わずSteve Ferrone(ds, vo)に反応してしまいました。他の面子を見てもまたおそらく時代背景的にも、昨今の一部のFUSIONのようなオーバー気味のproduceがされてなく、楽器の音が楽器の音として聞こえて来そうです。メジャーでないけれど微妙なスタンスにある佳作がもっと日の目をみるといいのですが。でもこっそり言うとそういうのを一人でほくそ笑みながら聴くのも捨てがたいですな。

こうぞうさん,こんばんは。

確かに「人にはあまり教えたくない」作品ってのもありますが,「もっと知られてよい」作品もありますからねぇ。ブロガーとしてはやはり後者優先ですかね。微妙ですが。

Steve Ferroneと言えば,Christine McVeeのソロ・アルバムのドラムスも彼でしたね。

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