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2009年3月11日 (水)

Baptiste Trotignon, NYCへ行く

Baptiste_trotignon "Share" Baptiste Trotignon (Naive)

Baptiste Trotignonと言えば,今も昔も"Fluide"である。あのジャケの強烈な緑のイメージは今も鮮烈に記憶に残っている。私自身はアルバム自体は最近はあまり聞いていないが,音も強い印象を残したことは間違いない。よって,私はStefano Di Battistaのアルバムで彼がハモンドを弾いていたり,Aldo Romanoとロック畑の曲を演奏したりしても,やはり相応の注目はしてきた(記事はこちらこちら)。それでもやはり彼に求めてしまうのはやはり"Fluide"の世界であったことは否めない事実である。

そのTrotignonが今回は単身NYCに乗り込んで,米国のミュージシャンと共演したのがこのアルバムである。これがTrotignonの美的なセンスと,アグレッシブな部分をうまく共存させてなかなかよい。"Dexter"なんて,Trotignonのイメージを覆すハード・ドライビングなスインガーである。

その中で,このアルバム中,私が最高だと思ったのはTom Harrellとのデュオ,"Blue"である。Trotignonの美しいピアノに,Tom Harrellのメロディアスなフリューゲル・ホーンが乗っかるわけだが,「これよ,これよ,これなのよ」ってな世界である。Tom Harrellは自分のクインテットでもこういう世界でやって欲しいと思うのは私だけではあるまい。これはたまらん。

もちろん,全編をトリオ演奏でまとめるという選択肢もあっただろうが,HarrellとTurnerというゲストの選択は,Trotignonの音楽性を考えれば,かなり適切な人選と言えるのではないかと思う。ドラマーが2人参加しているが,結構個性には違いがあって,どうしてこういう選択になったのかは不明であるが,これはこれで楽しめる。いずれにしても,Baptiste Trotignonというピアニストは,この作品を契機に更にメジャーな存在に飛躍するのではないかと思わせる佳作である。星★★★★。

Recorded in June 2008

Personnel: Baptiste Trotignon(p), Matt Pennman(b), Eric Harland(ds), Otis Brown III(ds), Tom Harrell(fl-h), Mark Turner(ts)

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コメント

これも、とっても面白かったよねぇ。
ハレルに関しては、思った通りにツボリマシタネェ。。

まぁ、、人生はいろいろなんで。
こちらも、トラバいたしました。

すずっくさん,続けてコメント・バックです。

Tom Harrellはこうでなくてはならないという演奏が"Blue"ではないでしょうか。私としては,この作品はそういう意味でも評価したいですね。

これまでのTrotignonは"Fluide"以外は強烈なイメージに欠けるきらいがありましたが,これは比較的本質をうまく捉えたアルバムだと思います。

音楽狂さん、こんにちはmonakaです。
このアルバム久々にトラティニヨンが個性を発揮下アルバムでほっとしています。
素晴らしいピアニストが出てきていますので、この人もぜひがんばって欲しいと思っています。

monakaさん,こんばんは。コメント,TBありがとうございます。

私もこの人は是非頑張って欲しいと思います。とか言いつつ,"Fluide"も久しく聞いていませんねぇ。反省して今度聞いてみたいと思います。印象が変わっているかも知れませんしね。

この盤は、じわじわ良くなってきた感じがあります。

もう、相当の実力を備えたと言っても過言でない域に達してるんじゃないでしょうか??

TBありがとうございます。逆TBさせていただきます。

oza。さん,おはようございます。

そうですね。かなりレベルは高く,出れば買いたくなる人になっています。日本でメジャーになるかどうかはよくわかりませんが,少なくともブログ界ではもはやメジャーですよね。

トロティニョンはこのアルバムで知りました。
とても知的で繊細でオリジナルなものを持ってますね。それでいてバックや共演のメンバーで、また違う引き出しが出されているのが感じられて、共演者とのやりとりで生きる部分も感じられました。
TBします~。

madameさん,こんばんは。TBありがとうございます。

では次は"Fluide"ですね。あの緑のジャケを見ると,引き寄せられそうな魅力があります。もちろん,音楽も素敵なんですが。日本では澤野から出てるってのがう~むって感じですね(苦笑)。

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