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2009年2月22日 (日)

豪華ゲストを迎えたTrilok Gurtuの快作

Trilok "Crazy Saints" Trilok Gurtu(CMP)

Jan Garbarek,OregonからJohn McLaughlinまで幅広い共演経験を誇るパーカッショニスト,Trilok Gurtuは多数のリーダー・アルバムもリリースしているが,その中でも最も注目されるとすれば,これに違いない。なぜならば,迎えたゲストがPat Metheny,Joe Zawinul,Louis Sclavisと脈略はないが,豪華だからである。これらのゲストは単独でのゲスト参加なのでお互いの共演はここでは聞かれないが,このアルバムの中で,適材適所と言うべき役割をきっちり果たしている。全7曲のうち,Methenyが2曲,Zawinulが2曲,Sclavisが3曲の参加であるが,中でも2曲ともオリジナルを提供したZawinulが目立つ。

Zawinulが書いた2曲のうち,"Balld for 2 Musicians"はZawinul らしい牧歌的なサウンドを聞かせる一方,"The Other Tune"はWeather Report的な世界とインド的なフレイバーを混在させた見事な演奏と言ってよく,WR好きにはこたえられない。Methenyは誰がどう聞いてもMethenyというソロを聞かせていてうれしくなってしまうし,Sclavisも好演。

このアルバムはワールド・ミュージック・フュージョンとでも呼べばいいのだろうが,これがなかなかはまると抜けられない世界を体現している。音楽はバラエティに富むものの,一貫性は維持されているので,どの曲にも違和感はない。これはアルバムの雰囲気,あるいはアンビエンスが一定に保たれているからだと思うが,これは参加ミュージシャンの数も限定的なところが,ある程度影響しているかもしれない。また,静謐さだけでなく,ダイナミズムも感じさせるところが,退屈せずに聞ける理由であろう。誰が聞いても楽しめるってもんでもないかもしれないが,私はこの作品は評価したい。星★★★★☆。

尚,本作で極めてインド的なヴォーカルを聞かせるShobha GurtuはTrilok Gurtuの母上だそうである。美しい親子愛である。

Recorded in May and June, 1993

Personnel: Trilok Gurtu(perc, ds, vo), Shobha Gurtu(vo), Pat Metheny(g, g-synth), Joe Zawinul(key, p), Louis Sclavis(cl, b-cl, ss), Daniel Goyone(p, key), Marc Bertaux(b), Ernest Reijeseger(cell)

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