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2009年2月13日 (金)

たまにはユーミンでも

Pearl_pierce "Pearl Pierce" 松任谷由実(EMI)

松任谷由実は今でも相応の人気を保っているが,彼女の人気が絶頂だったのは私が大学生の頃から,会社に就職した頃ではなかったかと思う。私も,彼女がニュー・アルバムを出す度に,結構苦労してチケット取りに奔走し,武道館やら神奈川県民ホールでライブを見たのも随分昔のことになってしまった。

私も何だかんだと言いながら,彼女のアルバムは結構保有しているが,アルバム単位でどれが一番好きかというと,実はこの"Pearl Pierce"ということになる。伴奏はアダルト・オリエンティッド・ロック的(というか,まんまBoz Scaggsの"Middle Man"的)で結構ゆるいグルーブなのだが,そこに乗っている歌詞のある意味での暗さとのギャップがたまらないのである。

いずれにしても,ここでの松任谷正隆によるアレンジメントは当時のAORをパクったと言っては失礼かもしれないが,相当に大きな影響を感じさせるのである。ここでの伴奏を担当したバンドは完全に"Middle Man"におけるTOTO+David Fosterのノリを目指していると思われるし,「ようこそ輝く時間へ」で聞かれるリズム・フィギュアはDave GrusinとGRP一派のようでもある。高水健司のベースなんて,まるでMarcus Millerのように聞こえてしまうし,この曲のストリングスやホーンのアレンジも私にはGRP的に聞こえる。全編を通じて聞いていても,このアレンジは間違いなく確信犯的なものとしか言えないのである。

そんなアレンジメントに乗ってのユーミンの歌は,落ち着きさえ感じさせて,今聞いてもいい感じである。彼女の声にありがちなキンキンした響きもなければ,その後のバブリーな感じもなく,この頃のユーミンは本当に魅力的だったと感じさせてくれる。他のアルバムも捨て難いが,私にとっての彼女の最高傑作はこれということで,星★★★★★。

Personnel:松任谷由実(vo),松任谷正隆(key),松原正樹(g),鈴木茂(g),高水健司(b),林立夫(ds),島村英二(ds),斉藤ノブ(perc),浜口茂外也(perc) and Others

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コメント

はじめまして。蛇尾です。JAZZは余り得意ではありませんが、毎日、楽しく拝見させていただいています。
さて、ユーミンは得意分野です。ボクが一番好きなアルバムは「悲しいほどお天気」です。この「Pearl Pierce」より以前の、言ってみれば、もっと地味なアルバムです。「Pearl Pierce」以降のアッパーなユーミンも好きですが、私小説的な曲もイイものですねぇ。まもなく発表される新作アルバムも期待しています。

こんにちはです。

GRP一派に間違い違いありませんhappy02

ちなみに『Pearl Pierce』は『REINCARNATION』とセットで聞いてました~。
プラス松原正樹ソロとPARACHUTEも一緒でございます。

そういえば、松任谷正隆氏の「カーグラフィックTV」でも
時折GRPものが流れていたような...。

蛇尾さん,はじめまして。コメントありがとうございます。

「悲しいほどお天気」もいいですねぇ。私も好きです。ジャケだけで言えば「昨晩お会いしましょう」ってのもいいですが。まぁ,あの頃のユーミンってのはどれを取ってもいい部分はありますよね。

今後ともよろしくお願いします。

9356さん,コメントありがとうございます。やっぱりGRPですよねぇ。特に1曲目は...。

ユーミンは"Reincarnation"で随分雰囲気が変わったと思いますね。

それにしても松原正樹にパラシュートってのがやっぱり9356さんはディープなお方と判断致しますぅ。

私はその頃は何を聞いていたでしょうかねぇ。ジャズやロックに加えて松田聖子に狂っていた頃かもしれません。年がバレバレですね。

僕はやっぱり、青春のほろ苦い思い出とともに、
いつまでも心に残る『 MISSLIM 』が
ベストですかね。全部好きですけどね。

なんだかまた聴き返してみたくなったなあ。
『 MISSLIM 』は今でもLPで手元にあるんですよ。

≪優しさに包まれたなら≫とか
≪海を見ていた午後≫とか、大好きです。

それから、僕も松原正樹とパラシュートで
青春を過ごしました。
最近、今剛とか松原正樹の古い作品がCDで
リイシューされてますね。

crissさん,おはようございます。

確かに自分の音楽人生とシンクロしない「荒井由実」時代まで含めると私も彼女の最高傑作は"Misslim"だと思います。私はどちらかと言われるとユーミンを聞き出したのは遅かった方なので,"Misslim"は遡るかたちで聞いたわけですが,あとあとまで残る曲の印象は"Misslim"の方が上ですよね。私も久しぶりに聞きたくなってしまいましたが,CD,どこにしまったかなぁ...。

いずれにしても,私を含めて,リゾートの女王的なユーミンよりも,「ほろ苦さ」を感じさせるユーミンの方が好きなのねぇと感じてしまいました。

思わずでてきました。
不意をついたユーミン、しかもコメントが続出。いかに幅広い方に読まれているかということですよね。
取り上げられたアルバムが「パールピアス」ということでこれも中々渋いところをついているのではないでしょうか。
松任谷正隆氏のアレンジが話題に上っています。確かにGRPというか、ひところのクインシージョーンズというか(少し違うかな?)に松任谷正隆氏はなりたかったのかな?
当該アルバムがTOTOだとすると、その後のアルバムもその年にはやったアレンジが大胆に取り入れられて(パクッた、、っとはあえて言いませんが)一流どころのミュージシャンが惜しみもなく起用されていたりして、ひところなどアメリカのファーストコールがかかるようなスタジオミュージシャンがクレジットに並んでいて「お金かかっていそう」などと余計なことを考えたものでした。

改めて手持ちのCDを通しで聴いていたら「中年オヤジがキモイ」などといわれそうですが思わずウルウルしてしまいました。加齢のせいでしょうか。

こうぞうさん,お出ましをお待ちしておりました(笑)。

「思わずウルウル」というのはよくわかります。加齢のせいもあるでしょうが,サウンドに加えて,歌詞をよ~く聞いていると,そうなる気持ちもよくわかりますねぇ。

GRPの総帥,Dave GrusinはもともとQuincy Jonesのサブ・アレンジャーですから,サウンド的には似たようなところもあるかもしれませんね。

いずれにしても,過ぎ去りし日々を回顧するお年頃となった皆さんが私のブログを支えて下さっているのではないかと思います。何てたって「中年音楽狂日記」ですから...。

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