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2009年2月23日 (月)

またまたユーミンである

Misslim "Misslim" 荒井由実(Express)

先日このブログで"Pearl Pierce"について書いたら,皆さんからいろんなコメントを頂き,今更ながらユーミンの根強い人気を思い知らされてしまった(記事はこちら)。それで調子に乗っての第2弾である。今回,何を選ぼうか悩んだのだが,ここは王道で本作をチョイスすることにした。

このアルバムがリリースされたのは1974年だから,もう35年も前のことだが,ここに収録された曲が今でもその魅力を失っていないというのは素晴らしいことである。私がまっとうにユーミンの音楽を聞き始めたのは大学に入ってからなので,このあたりのアルバムはリアルタイムでは聞いていない。しかし,徐々に遡るかたちでいろいろなアルバムを聞いてみて,実はこのアルバムのクォリティが最も高いかなぁと当時から思っていたのは事実である。

本作には現在でも通用する名曲が多く含まれているが,私がこのアルバムを初めて聞いたときに最も魅かれたのは「やさしさに包まれたなら」である。その当時は恋愛観云々よりも,この曲の持つポジティブな感覚が好きだったのである。伴奏も軽快だし,この曲は本当に好きだった。しかし,人生いろんなことがあると,感覚も変わる。もちろん,今でも「やさしさに包まれたなら」は好きだが,「魔法の鏡」にあるがごとく,「あれが最初で最後の本当の恋だから」なんて歌われると,しみじみしてしまうのである(あまりはっきりとは書きにくいが...)。

今や中年となり,回顧すべき人生もある程度出来上がりつつある中で,このアルバムを聞いていると,昔とは違う感覚で聞いてしまう曲が出てくる。私は同時代に聞いているときに,必ずしもユーミンの曲に共感できていたわけではないが,これだけの時間(少なくともこのアルバムを初めて聞いてから25年ぐらいは経っている)を経て,私のような人間にさえ共感させる歌詞を,当時20歳の女子大生が書いていたということ自体が驚異的と言ってもよい。

もちろん本作でバックを務めたティン・パン・アレー(キャラメル・ママ)の伴奏にも仕掛けがいっぱいだなんてことも,今にしてわかることであるわけだが,それを別にしても,なんだかんだ言ってこれは天才,荒井由実が生んだ傑作と呼んでいいと思う。やはりここは星★★★★★だろうなぁ。もはや老眼が入っている私にはCDのブックレットの文字は小さ過ぎて解読が大変だが,豪華なメンツがバックアップしているのも聞き物である。

Personnel: 荒井由実(vo),鈴木茂(g),細野晴臣(b, perc),林立夫(ds, perc),松任谷正隆(key, mandolin),斉藤ノブ(perc),吉川忠英(g),瀬戸龍介(g),駒沢裕城(g),清水万紀夫(fl),山下達郎(vo),大貫妙子(vo),吉田美奈子(vo),鈴木(矢野)顕子(vo),シュガーベイブ(vo)

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コメント

蛇尾です。ユーミンなのでまたまたでしゃばります。
彼女の1st・2ndは、リアルタイムで購入して聞いてましたが、きっかけは、やっぱりバックミュージシャンのすごさです。ティンパン以前の「はっぴいえんど」から聞き込んでいたボクとしては、必然的に「買い」のアルバムでした。1saに比べると曲調も断然明るくなり、なんといってもジャケットとタイトルの素晴らしさにほれ込みました。細野・鈴木のティンパン組、大滝がナイアガラ、松本の歌謡曲へのアプローチ。そんな時代、友人たちとワイワイ論議しながら聞いた思い出が彷彿とされます。懐かしいなぁ。

蛇尾さん,こんにちは。コメントありがとうございます。

「ひこうき雲」からリアルタイムでお聞きになっていたのであれば,かなりのヴェテランとお見受けします。私はどちらかと言えば洋楽志向でしたから,はっぴいえんどもティンパンアレーもレーダー・スクリーンの外にいました。このアルバムを後付けで聞いたときの「へぇ~」という感覚がコメントを頂いて蘇ってきたというのが率直なところです。

ちなみに「悲しいほどお天気」は今回の出張にあたり,iPodに入れてきました。

misslim イイですね~。
僕的には、「ひこうき雲」「Misslim」
そして「コバルトアワー」あたりが、今でも
良く聴くアルバムです。

「コバルトアワー」あたりはリアルタイムで
中学の時に聴いた世代です。

あの頃も沁みましたが、何故か、中年になった
今の方が、心のより深いところまで
届くような、そんな気がしてなりません。

ポップでゴージャズな名曲を、その後、たくさん
作ってきたユーミンですが、僕の中では
いつまでも荒井由実の頃の彼女が輝いています。

そんなわけで、久しぶりに「コバルトアワー」の
<雨のステイション>なんかを聴いています。

crissさん,コメントありがとうございます。というかお待ちしていました。

私は前にも書きましたが,荒井由実時代は完全に後付けです。TV番組のコマーシャルで聞いたようなおぼえはあります(不二家提供だったような...)が,それも忘却の彼方なので,よくわかりません。

いずれにしても,私も不惑をはるかに通り過ぎてしまいながら,彼女の歌を聞くと心が惑わされるという感じでしょうかねぇ。この普遍性は凄いことだと言わざるをえません。

次は何を取り上げましょうかね。

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