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2009年2月19日 (木)

テンション高く突っ走るSeamus Blake

Seamus_blake "Live in Italy" Seamus Blake Quartet (Jazz Eyes)

このアルバムが発売されたのは昨年の暮れのはずなので,新譜と呼ぶにはどうかという気もするが,まぁよかろう。多少気になってはいたのだが,購入するまでには至っていなかったものだが,ブログのお知り合いの皆さんが結構力強くお褒めになっているので,私も便乗して購入である。

日本での認知度はまだまだ高いとは言えないSeamus Blakeである。私も名前だけは聞き及んでいたが,アルバム単位で聞くのは今回が初めてと言ってよい(はずだ)。よくよく本人のWebサイトを見てみると,自分のバンドを4つ運営するほか,Maria Schneiderだ,Mingus Dynastyだ,Antonio Sanchezだと,その活動はかなり精力的である。本拠はSmallsやSmokeのようだから,その辺が米国でも彼のポジションはそういう感じ(即ちまだまだ決してメジャーではない)と考えてよいだろうが,それでもこれだけブッキングが入っているというのが,現地での注目度のアップを感じさせる。

このアルバムでも冒頭から切れ味鋭く気合いの入った演奏を聞かせており,これは相当に楽しめる。この人のいいところは,ワンホーン・クァルテットながら,エレクトロニクスをうまくスパイスとして効かせているところにあるように思う。そういう意味では楽器は違うが,Paolo Fresu的なところも感じさせる。テナー1本で勝負もできるのだが,それを更に活かす術を知っているというところだろうか。一曲,ドビュッシーの弦楽四重奏曲をアダプテーションしているのが変わっているが,テーマの素材として使っていても,それほど違和感はない。

本作は2枚組の大作であるが,どちらかと言えば,1枚目の方がコンテンポラリーな感覚が強く,2枚目は比較的コンベンショナルと言えばいいだろう。いずれにしても,どのようなタイプの演奏をしても,この人のテナーのフレージングは結構魅力的に響く。David Kikoskiも好演で応えていて,このバンド,なかなかレベルが高いところを実証している。冒頭の"The Jupiter Line"のように,ガンガン激しくやる曲をもう少し入れてもよかったようにも思うが,実力は十分に発揮していると思うし,アルバム全体の構成含めたプロデュースも良好。星★★★★。

Recorded Live in Feburuay, 2007

Personnel: Seamus Blake(ts), David Kikoski(p), Rodney Green(ds), Danton Bollar(b)

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コメント

このアルバム、私の知り合いではあちこちで話題にされてます。いろいろなタイプのジャズファンの方がいますが、リーダーが比較的マイナーなのに購入している方が多いのが珍しいことだと思います。

でも、長尺でも内容がいいですからね。やはりブログの口コミ効果かな、と思っています。私も最初は誰かがいい、と言ったので、これを購入した次第です。

TBさせていただきます。

910さん,こんにちは。返信が遅くなりました。出張先でネットのつながりがよくなかったもんで...とまず言い訳です。

ブログを通じた口コミの威力って言うのはじつは過小評価してはならないなぁと常々思っております。私の商売のプレゼン・ネタでもよく紹介していますが,結局CDがうずたかく積まれていくことで顰蹙を買うというオチをつけていたりしますねぇ。

こちらからもTBさせて頂きます。

やっと、ブログにあげました。
この人、あまり印象強くなかったのですが、これってとても面白かったです。

トラバしました。。
あ、、カールソンもやり直しました。

すずっくさん,こんばんは。TBはやっと入ったみたいです。Jacob Karlzonもリトライお願いします。

このアルバム,強烈な個性は感じませんが,2枚組をしっかり聞かせる構成は見事だと思います。ただ,私はもっと激しい方が好きですが。

特にseamus blakeに思い入れは無かったのですが、この盤で俄然注目度アップって感じです。
自blogでは入れてませんが、別の場所で公表している昨年のbest3には、この盤を入れてます。

TBありがとうございます。逆TBさせていただきます。

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