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2009年2月26日 (木)

豪華なメンバーによるJeff "Tain" Wattsの新作

Watts "Watts" Jeff "Tain" Watts(Dark Key)

本作はJeff "Tain" Wattsの自主レーベル,Dark Keyからの新作である。本国では2月3日にリリースされているが,日本ではまだ入荷したという情報はないものの,そのうち入ってくるだろう。私はCDBabyで注文していたものが届いたものである。

メンバーを見てもらえばわかるが,基本的にはピアノレスの2管クァルテットである。私はこのメンツを見ると,アメリカ在住中にNYCのVillage Vanguardに出演していたBranfordのトリオにBlanchardがゲストで入って演奏したときのことを思い出してしまう。違うのはそのときはベースがBob Hurstだったことだけである。当時はBranfordがクラブで演奏することは少なかったので,私が予約が取れて行ったのも午前2時頃からの最終セットだったはずだが,それまで別のクラブで別のミュージシャンを聞きながら,いそいそとVanguardまで行ったら,本来はいないはずのラッパが聞こえてきて,Wyntonかなぁと一瞬思ったのだが,Blanchardであった。そのときは大いに燃える演奏を繰り広げた彼らだが,それから十数年を経過して,音楽がどう変化しているかが気になるところである。

結果から言ってしまえば,このアルバムは冒頭から,我々が期待するスリリングな演奏が展開されていて,それこそ嬉しくなってしまった。これまでのWattsのアルバムはどれも優れたものであったから,本作は参加メンバーもあるが,彼のリーダーとしての資質が大きく影響しているのではないかと思う。しかも全曲,Wattsのオリジナルである。演奏能力だけでなく,そっちの方も大したドラマーである。最近のドラマーはBrian Bladeといい,このWattsといい,本当にトータルな才能を示しているのは凄いことである。ということで,十分に星★★★★には値する。

若干,おふざけに近いSE等が挿入されて,ジャズ原理主義者はまゆをひそめるかもしれないが,Watts(あるいはBranfordかもしれないが...)独特のユーモアだと思えば,それほど腹も立たない。ただ,若干しつこいなぁと思わせる部分はあるのは事実。これをもっとシリアスにやっていれば,評点ももっと上がると思わせるのがちょっと惜しい。しかし,この演奏を聞けば,間もなく発売されるBranford Quartetの新作に期待がかかるし,演奏自体はかなりよい。それほどここでのWattsのドラミング,そしてBranfordの魅力的なサックス・フレーズが楽しめる。もちろん,BlanchardとMcBrideも好演であるが,何と言ってもBranfordのバンドには私が贔屓にするJoey Calderazzoがいるから,ここで聞ける以上の演奏をBranfordの新作には期待してしまうのである。

Recorded on July 26 & 27, 2008

Personnel: Jeff "Tain" Watts(ds), Branford Marsalis(sax), Terence Blanchard(tp), Christian McBride(b), Lawarence Fields(p on "Owed..." only)

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コメント

>Vanguardまで行ったら,本来はいないはずのラッパが聞こえてきて,Wyntonかなぁと一瞬思ったのだが,Blanchardであった。

ほんと、それくらいブランチャードってうまくなりましたよね。僕も最近、彼を聴きだしたのですが、あんなにうまいとは思ってもいませんでした。

昔81年ころ聴いた彼の演奏があまりうまくなかったので、
それ以来全然聞いていませんでしたので。

monakaさんもリハビリ復帰中ですね。
彼の元気出たら集まりましょうね。

crissさん,こんばんは。こちらにはお久しぶりのコメント,TB,誠にありがとうございます。

私はBlanchardと言えば,ヴォーカルと共演した"Let's Get Lost"も好きでしたねぇ。Diana Krall,Jane Monheit,Diane Reeves,Cassandra Wilsonが一枚に入っているってのはかなり凄いことです。

それでもやっぱり彼ってまだまだ地味な印象が強く,ブルーノートの入りが悪いというのも仕方ないかなぁと思ったりします。

オフ会のお誘いお待ちしています。でもこれから国内外の出張続きです。体力にちょっと不安を感じる今日この頃です。

watts盤は、"おふざけに近いSE"は常習って感じですよね(笑)

今回の電話の効果音を重ねた曲は、最後に元曲が入っていますが、電話音入りのほうがドラマチックで好きでした。

TBありがとうございます。逆TBさせていただきます。

oza。さん,おはようございます。TBありがとうございます。

おふざけ常習でも演奏がよければ許されますし,まぁ程度問題でしょう。しかし,これはさすがに私にはしつこかったかなぁって感じです。

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Jeff Tain Wattsの最近のリーダー作はちょっと入手が困難なイメージを持っているのですが気のせいでしょうか? Folks Songsがdark keyというレーベルで、HMVでもamazonでもひっかかってこなかったと記憶しています。 今作は、Cd Baby Incということで、CD販売サイトとしてはメジャーなんでしょうけど、CDも作ってたんですね 一応、HMVでもamazonでも引っかかります。 さて、メンツです..... [続きを読む]

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