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2009年2月20日 (金)

リラクゼーションたっぷりのDuskoとBasso

Dusko "The Nights of Skopje" Dusko Gojkovich / Gianni Basso (SJF)

このアルバムはもうずいぶん前のことにはなるが,馴染みのジャズ喫茶で聞かせてもらって,そのリラクゼーション溢れる演奏を一発で気に入ってしまって買ったものである。このアルバム,ここにアップしたジャケットはマケドニア盤のはずだが,これが流通量が少なくて,買った時は結構高かったように記憶している。ライナーによると,マケドニア以外の国ではEnjaが発売権を持っているようだから,何もマケドニア盤にこだわる必要はなかったわけだが,妙にこの花火のジャケに魅かれたのも事実であるから,まぁそれもよかろう。ちなみにこのアルバムの演奏は"Balcan Blue"という2枚組の一部として国内でも発売されたことがあるから,音だけでいいと言う人はそちらでも一向に問題はない。

それにしてもである。この音楽は昼に聞くのに全く適していない。これは完全にナイトキャップ向きの演奏であり,ウィスキーでも片手に聞くべき音楽である。まぁタイトルも"The Nights of Skopje"なのだから当たり前と言えば当たり前である。

このアルバムは,二人のベテランによるフロントと,だいぶ世代が違うリズム・セクションの共演であるから,当然,ベテランが立てられるような演奏となっているが,若手のリズム・セクションも楚々とした演奏で対応していて,好感度が高い。極論すれば,じいさんと孫の演奏みたいなもんであるから,「孫」たちだけがハード・ドライビングな演奏を展開しても,じいさんたちはついてこれまい。そのせいもあって,演奏には刺激はほとんどないのだが,TPOを考えれば,これはこれでたまらんという人も多くいるだろうし,私もその一人である。

一言で言ってしまえば,このアルバムの特徴は「枯れた味わい」ということになろうが,このアルバムが出た10年以上前に,本作を気に入ってしまう私は,既にその当時からオッサン趣味に入っていたということなのかもしれない。このメンツには冒頭の"Yardbird Suite"はあまりフィットしているとは思えないが,全体的には楽しめる出来ではある。哀愁たっぷりのタイトル・トラックなんて泣かせるし,Duskoとピアニスト,Peter Michelichのデュオで演奏される"Adriatica"なんてのが特によい。

いずれにしても,やはりDusko Gojkovichは日本人好みのラッパなのだろうなぁと強く感じさせる一作である。星★★★☆。

Recorded on October 29&30,1995

Personnel: Dusko Gojkovich(tp, fl-h), Gianni Basso(ts), Peter Michelich(p), Martin Gjakonovski(b), Kruno Levacich(ds)

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