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2009年2月 6日 (金)

Derek Trucksの素晴らしき才能

Already_free "Already Free" The Derek Trucks Band (Victor/Sony)

私はDerek Trucksを相当に評価してきたと思っている。前作"Songlines"が出た時も,彼のサイトからTシャツを仕入れてしまったぐらいである。残念ながら前回の来日公演は日程の調整がつかず見逃したが,今後のアメリカン・ロックにおいて彼が極めて重要な地位を占めるであろうことには疑問の余地はない。そのDerek Trucksのバンドによる新作が出たが,これがまた嬉しくなる快作である。

バンドとしてのまとまりは前作"Songlines"でも強く感じられたが,ここでは更にタイトさを増したバンド・サウンドを聞かせるとともに,誰もが期待するTrucks本人によるスライドが爆発している。スライドはエレクトリックだろうが,アコースティックだろうが,これが抜群の切れ味である。

曲はバラエティに富んでいるものの,基本的には渋いアメリカン・ロック路線の王道とも言うべき音楽ばかりである。この「渋さ」を増幅させているのは,Trucksのギターはもちろんだが,Mike Mattisonのスモーキー・ヴォイスと言ってよいと思う。これが何とも魅力的な声なのである。このバンドは,アメリカン・ロックの体裁は取っているものの,実はそのバックグラウンドの広さは,これまでのアルバムでも実証済みである。しかし,全編を通して聞けば,これほどアメリカン・ロックらしいアメリカン・ロックはなかなか聞けないと思わせてしまうところが,このバンドの素晴らしいところである。

いずれにしても,一曲目のDylanのカバー,"Down in the Flood"からリスナーは釘付けであろう。やや曲にバラつきが感じられるのは減点対象だが,それでも星★★★★☆に値する優れた作品である。

尚,このアルバムでナイスな声を聞かせるSusan TedeschiはDerek Trucksの奥方だそうである。何と渋い夫婦なのだ。彼らの息子はDerekさえも抜いてしまう天賦の才能を得るのか?末恐ろしい。

また,よくよくライナーを見てみると,John Snyderが一文を寄せているが,彼はDerek Trucksの最初の3枚のプロデューサーだったそうである。Horizon,Artist House等で数々の傑作(売れなかったが...)をものにしたJohn Snyderの名前をこんなところで見るとは思わなかった。世の中狭いねぇ。

The Derek Trucks Band: Derek Trucks(g, b, ds, vo), Todd Smallie(b, vo), Yonrico Scott(ds, perc), Kofi Burbridge(p, key, org, vo), Mike Mattison(vo), Count M'Butu(perc, vo)

Additonal Personnel: Susan Tedeschi(vo), Doyle Baramhall II(g, vo), Ted Pacchio(b), Oteil Bubridge(b), Tyler Greenwell(ds), Duane Trucks(perc), Bobby Tis(perc), Chris Shaw(drainage pipe, cinder block), Paul Garrett(tp), Mace Hibbard(ts), Kevin Hyde(tb)

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コメント

ほんの最近この人に気づき、Web上で試聴しまくっています。
これも試聴したのですが、もう少し後回しにします。
ギターが前面に出ていそうなアルバムからGETです。

東信JAZZ研究所さん,続けてコメント・バックです。

是非どんどん聞いてみて頂きたく。私はこのアルバムはかなり評価していますが,まぁどのアルバムでもギターは前面に出ていますね。

ただ,最初期の音源は,インストも多いものの,まだまだ青臭いですから,そちらは後回しにされた方がいいかもしれません。

これ、、わたくしも欲しいです。
でも、今は、、ちょっと我慢して、、買ってもらうんだぁ。(爆)
だって、イタリアとトムハレルで、お小遣い空っぽです。
イタリアねぇ。。。これがねぇ・・・うふふ♪

すずっくさん,こんばんは。コメントお返しするのを失念していました。

はい,はい。買ってもらって下さい。

Tom Harrellは気になっているのですが,まずAuditorium Sessionとかいうアルバムを先に注文してしまいました。廃盤化しそうなので...。

4枚デレクトラックスのアルバムを入手しました。happy01
中でも、こいつは完成度が高いですね。
これを聴くと「青臭い」と言うのが、よく分かりましたよ。

東信JAZZ研究所さん,こんばんは。出張先の香港から返信しております。

4枚とはかなり思い切られましたねぇ。なんか責任を感じてしまう部分もありますが,視聴された上でのことと推察致しますので,是非お楽しみ下さい。

いずれにしてもこのアルバムは私はやはり好きですねぇ。

音狂閣下、おはようございます。
ベルリンですか?

このブログに来ると楽しみに眺めてるのが「検索フレーズランキング」です。
わたくしにはこの機能がないから。
先日まで、このトラックスが上位に入ってまして、ちと嬉しかった。
ダーリンは、トラックスは好きじゃないのですよ。
たぶん、、クラプトンのコンサートでワタクシが小ヤツにハァートを奪われてたのが、、気に入らないのね。(笑)
クラプトン大好きなな人だから。
でも、今回はさすがにその実力は認めてました。


ヤッツケな日記をトラバすることに、ちょっと、心震えながら。。
トラバしました。トラバありがとぉ。

すずっくさん、こんばんは。帰国の時がようやく近づいてまいりました。

ECのギター・フレーズはOne &Onlyと言ってもいいでしょうが、やはりDerekの若さの前には分が悪い部分ってありますよねぇ。だってあのスライドの切れ味はすごいですもの。

ということで、次回はMethenyのライブに行けるといいですね。次はどういうメンツかはわかりませんが...。

空の旅。。って、死語かなぁ。。

気をつけておかえりください。

>だってあのスライドの切れ味はすごいですもの。

そうなんですよ。
対バン(爆)のファンの皆さまもくぎ付けだったはず。
彼が入って4人ギターで、ブルースで見せてくれましたが、控えめながら、、やっぱり。デレクにくぎ付け。
って、わたくしだけではないと思います。

>次回はMethenyのライブに行けるといいですね

うん。どうしちゃったんでしょうね。。
まぁ、、でも、、次はジョンメイヤーって、気がしてるんですが。。(爆)

すずっくさん、おはようございます。

「空の旅」って「兼高かおる、世界の旅」を思い出す響きですねぇ(古っ!)。

4ギターって、対バンはどんなメンツだったんですか?John McPheeも入れた3ギターだったんでしょうか。そうだとしてもギタリストとしてはDerekがダントツなのは当然ですね。

ダーリンはギタリストのライブに開眼されたんでしょう。Methenyの場合は、ジャズ色は濃厚ってほどではないでしょうしね。

John Mayorは私も前回の来日時、ライブに行きましたが、歌って弾けるという点では、ECの後継者は彼だと書いたような記憶がありますねぇ。声は渋いし、ギターはうまい。また来日するという情報でもあるんでしょうか?気になります。

これから一本打ち合わせして、日本に帰ります。では次は日本から。

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