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2009年2月24日 (火)

休日の仕事もはかどるBlue Mithcellの軽快なスイング感

Blue_mitchell "Blue's Moods" Blue Mitchell (Riverside)

時に仕事が忙しくて,家に仕事を持ち帰らなければならないことがある。その場合,休日に家でPC作業をするということになるのだが,私の休日の仕事の効率を上げてくれるのが,BGMである。自分のそのときどきに聞きたい音楽を流しながら仕事をしていると,意外と仕事もはかどるものである。会社ではもちろんそうはいかない。

そういう場合,BGMとしてはフリー・ジャズはありえないし,ロックも集中力をそいでしまうので今イチである。休日の仕事の生産性を上げたいと思ったら,私は軽快にバウンスする音楽を選ぶことが多いのだが,本盤もそうしたセレクションに値するアルバムと言ってよいだろう。

私はもともとトランペットのワンホーンというフォーマットが結構好きなのだが,このアルバムもMitchellのワンホーン。バックはWynton Kellyらのトリオである。このメンツからしても,まぁくつろぎあるいは適度なスイング感は保証されているようなものだ。実際にこのアルバムを聞きながら仕事をしていたのだが,キーボードの打鍵がスムーズになるように感じたのは単なる気のせいかもしれない。しかしながら,足でリズムを取りながら打鍵をしていると意外に仕事がはかどってしまった。

これは4ビートの軽快なリズムという側面もあろうが,むしろ「小難しいことを考える必要がない」ということの方が大きいように思える。彼らのスインギーな音楽に身を委ねていれば,仕事のリズムも上がってくるということである。

昔は「ながら族」は悪のように言われていたが,実は適切な音楽だけが流れていれば,それほど集中力がそがれることはないし,むしろ生産性が上がることもあることは,私がアメリカ在住中に愛聴していたスムーズ・ジャズ専門局(WQCD New York,またの名をCD101.9)で実証されている。そのステーションは会話やCMは極力抑えて,音楽を連続して流すことが多かったわけだが,家でレポーティングなんかをしているときのBGMはそのステーションと決まっていた。何も考える必要がない,ある意味で無思想なスムーズ・ジャズにはそういう効用もあったのである。

話が脱線したが,仕事をしながらプレイバックをしていて,このBlue Mithchellのアルバムにも同じような感覚を覚えてしまった。世の中に棲息するジャズ原理主義者が聞いたら怒り狂うかもしれないが,どんな聞き方をしようが人の勝手である。逆に,そうした効用を持つことを認識すれば,ジャズの聞き方にもバリエーションが増えるし,更に楽しくなるのではないかと思う。

ということで,肝心の音楽のことを何も書いていないが,このアルバムはスタンダードを基本に,オリジナルが2曲という適切なバランスも嬉しいお気軽お楽しみ盤と言ってよいと思う。もちろん,真剣に対峙してもOKだろうが,ここはやはり小難しいことは言わずにこのアルバムを楽しめばいいように思う。名盤というほどではないが,往時のジャズの魅力は十分に感じさせてくれる佳作である。星★★★★。それにしてもWynton Kellyはいつ聞いてもいいなぁ。

Recorded on August 24 & 25, 1960

Personnel: Blue Mitchell(tp), Wynton Kelly(p), Sam Jones(b), Roy Brooks(ds)

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コメント

これ、、大好きでーす。
I'll Close My Eyesのメロディが流れた瞬間いつも、とんでもなく、安心してしまいまァす。
必ずえられる、、お約束の安息でーす。

そう、、なんも考えずにただ聴きますね。


すずっくさん、こんにちは。現在、フランクフルトからミュンヘンへの移動の電車の中です。
すずっくさんも聞く音楽の幅が広いなぁとコメントを見て思ってしまいました。こういう音楽はたまには必要ですよね。と言いつつ今はサンベアを聞いてますが。

中年音楽狂さん、こんにちは。

僕はフリーランスで、仕事場には一人しかいないので、好き勝手に音楽をかけて、「ながら仕事」スタイルで、能率を上げています。
昔はジミヘンなどをがんがんかけながら、というアグレッシブな日々もありましたが、最近は、もっぱらこのあたりの60年前後のハードバップか、Bossoたちの音楽ですね。

ヨシカワさん,こんばんは。TBありがとうございます。

フリーランサー,憧れますねぇ。私も制度的には在宅勤務は認められているのですが,なかなか実際には難しいです。好きな音楽を聞きながら仕事をしていたら,もう少しクリエイティブなアイディアも湧いてきそうな...(わけないですね)。

集中力をそぐ音楽っていうのもあるのは事実だと思いますが,それは個人の耐性にもよるかもしれませんね。

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» Blue Mitchell / Blue's Moods : 1960年のハードバップ_07 [ご近所の日々]
「1960年」ジャストの年に吹き込まれた、お気に入りのハードバップ・アルバムの7枚目。ちょっと間があきましたが、1ヵ月半ぶりに再開します。今回取り上げるのは、いぶし銀のハードバッパー、Blue Mitchellの代表作。派手さはありませんが、素晴らしく味のある「歌」を聞かせてくれます。--------------------------------------------------1. I'll Close My Eyes 0:502. Avars #160;&g... [続きを読む]

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