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2009年1月 2日 (金)

RTF:変わらないねぇ

Rtf "Returns" Return to Forever(Video Arts)

Al Di Meola入りのReturn to Foreverがなぜ2008年に再編ツアーを思い付いたのかは全く謎なのだが,いずれにしても彼らが再編されるのはChickのアルバム"Touchstone"を契機として来日も遂げた1983年以来のはずであるから四半世紀ぶりということになる。

このことに対してどれぐらいの人が興奮するのかというのは疑問も残るところなのだが,今回は日本公演が行われなかったこともあるし,その1983年の中野サンプラザ公演の場にいた私などはやはりノスタルジーを刺激されてしまってやっぱり買ってしまった。

結果はどうかと言えば,あまりに変わらない彼らの演奏を聞いていてある意味笑ってしまった。Stanley Clarkeの音がややハイエンドに寄り過ぎて欲求不満を覚えるとか,アコースティック・ベースの音が気に入らないとかいう問題はあるものの,その変わらなさ具合は往時のファンを楽しませるものとは思う。ChickのMoog然り,Di Meolaのソロ・フレーズ然りである。

しかし,この四半世紀の間にテクノロジーは飛躍的に進化し,彼らも様々な音楽的な経験を積んできたはずなのに,この変わらなさ具合をどう評価すればいいだろうか。2枚組のかなりのボリュームの音源は確かにそれなりに楽しめる。でもやはりそれはノスタルジーでしかないと思うと,評価は厳しくならざるをえないだろう。

私としてはChickやDi Meolaの好調ぶりや演奏の充実度は認めつつも,同時代の音楽としての価値が感じられない以上星★★★程度の評価しかできないのである。でもそれははなから予想されていた話であるから文句は言えないが,それでも彼らが"Touchstone"に収められた"Compadres"並みの新曲を示さなかったのはやはり不満が残ると言わざるをえないのである。このアルバムを聞いていて私は非常にアンビバレントな感覚に襲われたとしか言いようがないが,彼らならもう少し頑張れたのではないか。また,特にCD2のボーナス・トラックを無理に押し込もうという編集(特にBBCライブ)はいかがなものかという感じなのも残念。全体的には嫌いじゃないんだが,微妙なのである。

Recorded in 2008

Personnel: Chick Corea(p, key), Al Di Meola(g), Stanley Clarke(b), Lenny White(ds, perc)

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コメント

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

年末に出たこのアルバム、順序を変えてさっそく今日聴いてみました。私の方は、この変わらなさと各メンバーの持つテクニックで、いわばマイペースで懐かしい曲を聴かせてしまうところがいいなあ、と思いました。でもRTFは私、リアルタイムではないんですけれども。

ボーナストラックのラストの曲はちょっと余計だったかな、そこの前で終わっていても良かったですね。

TBさせていただきます。

910さん,あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

早速のTBありがとうございます。おっしゃる通りなんです。私も好きなんですけど,時代を切り裂くという感覚はやはり失せましたね。それを求めてはいけないんでしょうが。

こちらからもTBさせて頂きます。

TBありがとうございます。逆TBさせていただきます。

見事に、ノスタルジーな音楽でしたって感じです。
「RTFのメンツで今の音楽をやりました」てな内容だったら、(「時代を切り裂」いてなくても)もっと驚喜できたろうにと思っているのは、おおむね同感てところでしょう。

oza。さん,おはようございます。

「ノスタルジー」はそれはそれで重要な要素ですが,完全に「昔の名前で出ています」になってしまってはちょっと問題ありますねぇ。それは彼らにはもっとできるはずだという期待の裏返しなんですが。

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