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2009年1月25日 (日)

予想以上によかったRoberto GattoのMilesトリビュート

Gatto "Jazz Italiano Live 2006: Tribute to Miles Davis '64 -'68" Roberto Gatto(Palaexpo)

再プレスのチャンスを逃さず注文していたJazz Italiano 2006シリーズのCDがイタリアから到着した。今回,注文した中で結構期待していたのがこのRoberto Gattoだったのだが,タイトル通り,60年代Miles黄金クインテットへのトリビュート盤である。しかしである。2007年のRosalio GiulianiほかによるMilesトリビュートは今イチ(記事はこちら)だっただけに,また梯子をはずされる可能性もなかったわけではないが,これが何とも言えぬ痛快盤で嬉しくなってしまった。

ラッパのBoltroは朗々と歌い過ぎて(あるいはうま過ぎて),Milesの陰影のようなものは全然感じさせてくれないが,GattoのTony Williamsになり切ったドラミングを聞いていれば,何でも許すという感じである。曲目もなんでセレクトされたのかよくわからん"Basin Street Blues"を除けば,60年代黄金クインテットのレパートリーばかりで,これは何とも燃えてしまうアルバムである。私としてははっきり言って,Giuliani盤よりはるかにこちらの方を評価してしまう。いかにもと言うかイタリア得意の典型的ネオ・ハード・バップここに極まれりという感じなのだ。このアルバムを聞いて,続けてHigh Fiveなんかを聞いたら,どっと疲れも出てしまいそうだが,それも爽快感のある疲労であればそれもまたよしである。

このバンドの5人のミュージシャンが本当にMilesのバンドが好きなのねぇというのを強く感じさせていて,それも好ましいのだが,急速調の曲でのこの腰が浮いてしまいそうな疾走感は何とも楽しかった。私にとってはRoberto Gattoっていうのは実はよくわからないところの多いドラマーだったのだが,このアルバムで大いに見直してしまった。さぁみんなで聞いて踊りましょう。甘いと承知で星★★★★☆。

Recorded Live at Casa del Jazz on March 4, 2006

Personnel: Roberto Gatto(ds), Flavio Boltro(tp), Daniele Scannapieco(ts), Dado Moroni(p), Rosalio Bonaccorso(b)

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コメント

>Milesの陰影のようなものは全然感じさせてくれないが

そうなんですよね。
つうか、物まねになるからあえてしないのか。。
って、ボルトルはやっぱりマイルス、って、感じではないですよね。
ラヴァかフレスならいけそう。。

トラバありがとうございました。
こちらからもトラバさせていただきました。


すずっくさん,コメント,TBありがとうございます。

Flavio Boltroは2007年のGiuliani盤にも連投で登場していましたから,イタリアではMilesオタク的ポジションにあるのではないかという気もするのですが,やはり,ちょっと感じが違いますよねぇ。

でもこのアルバムは楽しめたからいいですが。

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