SSWの鑑と呼ぶべきアルバム
"Bobby Charles" Bobby Charles (Bearsville)
下記のパーソネル情報を見れば,音が想像できてしまいそうなアルバムである。アメリカン・ロック/SSW好きにはこれはたまらん。このアルバムはその世界では決定的名盤として認識されているが,やはりこれだけ「歌よし,曲よし,伴奏よし」の三拍子が揃ったアルバムというのはなかなかあるものではない。記事のタイトルにも書いたとおり,シンガー・ソングライターのアルバムとしてはこれはまさに「鑑」と呼んでよいアルバムである。素晴らしい。
まぁ,これだけのメンツである。しかもプロデュースはCharles本人とThe BandのRick Dankoそれに数多くの名アルバムを制作したJohn Simonである。これで悪くなるはずはない。そして展開される適度にレイドバックした感覚。極論すれば,このアルバムを聞いていいと感じられないリスナーにはSSWの世界に深くはまり込むことは難しかろう。それぐらい私にとってはSSWのひな形となってしまったアルバムである。もちろん,SSWのアルバムにはほかにも優れたアルバムはいくらでもあるが,私の中では確実に上位に置かれるべき作品である。
やはりこういうアルバムはLPで聴く方が味わいがあるように思うが,アルバムを引っ張り出してくるのも大変なので,最近はもっぱらCDで聞いているが,媒体の違いなんて問題ではないのである。いいものはいい。最近,Bearsvilleは紙ジャケながら\1,500という結構リーズナブルな価格で国内盤が再発されたから,未聴の方には是非とも聞いて頂きたいアルバムである。もちろん,今の若い人にこの魅力がわかるかというとちょいと微妙なのだが,それでも私にとっては永遠のエヴァーグリーンなのである。星★★★★★以外の評価はありえない。最高である。私の保有するアルバムには4曲ボーナス・トラックがついているが,そんなものなしでも最高である。
Recorded in December 1971
Personnel: Bobby Charles(vo), Jim Colegrove(b), Rick Danko(b, tb), Amos Garrett(g), Levon Helm(ds), Garth Hudson(org, accor, ts), Ben Keith(pedal steel, dobro, b), Harry Lookofsky(vln), Richard Manuel(p), Buggsy Maugh(b), Geoff Muldaur(g), Billy Mundi(ds, perc), Bob Neuwirth(g), Joe Newman(tp), Mac Rebbenack(org, p, g, perc), David Sanborn(as, bs), Herman Sherzer(as), John Simon(p, tb), N.D.Smart II(ds), John Till(g)
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