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2008年11月14日 (金)

Jeff Beckの新作はまたまたライブだが,前作と何が違うねん?

Beck ゛Performing This Week: Live at Ronnie Scott's" Jeff Beck (Eagle Rock)

Jeff Beckの新作がいきなりの登場であるが,ロンドンの名門ジャズ・クラブ,Ronnie Scott'sでのライブというのにまず驚かされる。クラブでBeckを見られるなんていいよなぁ。日本ではそもそも考えられないではないか。そこでのライブの模様を収めたものであるが,これがちょいと微妙である。

何分,Jeff Beckの日本における前作は"Official Bootleg USA '06"(前作のレビューはこちら)であるが,それはそもそもコンサート会場やWebサイトで販売されていたものをマーケットに出したものである。よって,そんなに流通量はないのかもしれないが,それでも今回の新作は前作との曲のかぶりがあまりに多過ぎるのである。確かにベーシストはThe WhoでもプレイするPino Palladinoから小柄ながらエネルギッシュなベースを弾くTal Wilkenfeld嬢に代わっているが,演奏のトーンや雰囲気に大きな違いはないので,前作を買ってしまったファンにとっては,敢えてこれをまた買うかというとこれはかなり微妙であろう。Vinnie Colaiutaは前作よりずっとタイトでいいと思うが,録音のバランスがギターに偏り過ぎで,そのパワーの全貌を捉えられているかというとそれもちょっと微妙である。

まぁこのアルバムの演奏の模様はDVDでも発売されるようだから,敢えてこのCDを買うならば,DVDを購入した方がよいだろう。このバンド,特にJeff BeckのカッコよさはCrossroad FestivalのライブDVDでのたった2曲の演奏だけでも実証されているから,彼らだけの演奏をフルに楽しめるなら私もDVDを買ってもいいかなと思う。ということで,演奏そのものはかなり荒っぽいところもあるが,相変わらずのカッコよさで,音源としてだけ考えれば,前作同様星★★★☆ぐらいだろう。しかし,消費者の弱みにつけこむような音源のリリースの仕方は糾弾したくなるよなぁ。

Recorded Live at Ronnie Scott's in London between November 27 and December 1, 2007

Personnel: Jeff Beck(g), Tal Wilkenfeld(b), Vinnie Colaiuta(ds), Jason Rebello(key)

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