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2008年11月 6日 (木)

Loudon Wainwright III:素晴らしいアルバムを見逃していた

Loudon ゛Recovery゛ Loudon Wainwright III(Yep Roc)

Loudon Wainwright IIIと言えば,現在ではRufas,Marthaの Wainwright兄妹のオヤジとして認識されることの方が多かろうが,私にとっても正直言って本作を聞くまでは過去の人だったと言っても過言ではない。しかし,Joe Henryのプロデュースによる本作は,Loudonの過去のレパートリーを再吹き込みするということで,自らカバーすることと,「復活」を掛けてこのタイトルになったと想像されるが,これが何とも素晴らしい出来なのである。これぞSSWの真髄というか,オルタナ・フォークかくあるべしというか,この手の音楽が好きなリスナーは一発で参ってしまうこと請け合いである。

Loudon Wainwrightは1946年生まれであるから,当年とって62歳の大ベテランであるが,このアルバムに聞かれる彼の声はまだまだ現役,ある意味ロック魂さえも感じさせる若々しさである。私は彼の曲に詳しいわけではないが,ここに収められた曲はどれもが魅力的であり,それが過去のレパートリーだったとしても,魅力的な曲を書く人であったということはすぐにわかる。それらの曲がJoe Henry人脈のバックバンドで演奏されるのだから,これは悪いはずがない。曲がよい,歌唱がよい,演奏がよいの三拍子揃ったアルバムであり,私の今年のベスト・アルバム候補の一つとなった。ついでにBill Frisellの客演もバッチリである。星★★★★★。

このアルバムは今年の8月に発売されていたものだが,2ヶ月半もその存在,あるいは素晴らしさに気が付かなかった私の不明を恥じざるをえない。去年もMavis Staplesのアルバムで同じようなことがあったが,やはり自分の審美眼だけではこうしたアルバムに出会うことは不可能であり,情報収集の重要性を再認識した次第である。

それにしてもJoe Henryである。現在,私にとって最も信頼の置けるプロデューサーはJoe Henryと言ってよい。彼本人のアルバムを含めて,最近はやられっぱなしである。Loudonの前作もHenryプロデュースらしいから,遅れ馳せながら早速購入に走ることにしよう。

Personnel: Loudon Wainwright(vo, g), Greg Leisz(g, steel-g, mandolin, mandola), Patrick Warren(p, key), David Piltch(b), Joe Bellrose(ds, perc), Joe Henry(g), Bill Frisell(g), Eric Gorfain(vln), Daphne Chen(vln), Lear Katz(viola), Richard Dodd(cello)

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