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2008年10月16日 (木)

Pretendersの新作は正統派ロックだが,曲のクォリティがなぁ...

Pretenders "Break up the Concrete" The Pretenders (Shangri-la)

私にとってはPretendersと言えば今も昔も"Learning to Crawl"である。あの名曲満載のアルバムこそが,私は彼らの最高傑作だと信じているが,その後は彼らの活動をフォローしてきたわけではない。しかしCrissie HyndeはBob Dylanの30周年記念ライブとかでもカッコいいおばちゃんぶりを発揮していたし,私の中ではやはり気になる人たちではあった。

そんなPretendersの新作であるが,私をこのアルバムの購入に走らせたのはJim Keltnerの全面参加という点である。Jim KeltnerとPretendersの組み合わせはやや意外ながら,上述のDylanのライブにもKeltnerは参加して,Crissieとも共演しているはずだから,まぁ考えられないことはない。Keltnerはオールラウンドなプレイヤーであるから,ここでもバンドにきっちり同化しているのは大したものである。もう一つのポイントはJames Walbourneというギタリストとの共演だが,この人Pernice Brothersというバンドのメンバーらしいが,ここでは非常にソリッドなギターを聞かせていて,このロック魂あふれるアルバムに貢献している。

冒頭からいきなりの「南無妙法蓮華経」には思わずのけぞるが,その後は正統派ロック・サウンドが全面的に展開されている。サウンド的には私は文句はないのだが,このアルバム,いかんせん曲のクォリティが今一歩なのが残念である。ここに"Learning to Crawl"所収の曲のクォリティが加わればよかったのに...と惜しまれる。星★★★☆。

ところで,このCDには帯が付帯されていて,そこには"Soak this Handmade seed paper in water overnight and plant under a thin layer of sil. Keep moist. Seedlings may sprout in 1-4 weeks."と書いてある。ってことはこれを植えると何かが生えてくるということだが,一体何が生えるのやら。裏ジャケに映った可憐な白い花だろうか?ものは試し,やってみることにしよう。結果は追ってご報告としたい。

Personnel: Crissie Hynde(vo, g), James Walbourne(g, p, accordion, vo), Jim Keltner(ds, vo), Eric Haywood(pedal steel, vo), Nick Wilkinson(b, vo)

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