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2008年10月17日 (金)

話題沸騰:Jesse Van Rullerを聞いた

Silk_rush "Silk Rush" Jazz Orchestra of The Concertgebouw Featuring Jesse Van Ruller (55 Records)

ジャズ関係のブログのお知り合いの皆さんが絶賛しているアルバムがこれである。私もブログのお知り合いであるすずっくさんから「これは聞いていないの?」と聞かれて,素直に「はい,聞いてません」と答えた(爆)ものの,それから気になっていろいろな皆さんのコメントを拝見し直すに及び,これはやはり聞いておかねばなるまいと一念発起(大袈裟なっ!)しての購入と相成った。

私はJesse Van Rullerについては名前はよく知っているし,Fleurineのバックで演奏している彼の演奏も聞いたことがあるにはあったが,これまでちゃんと聞いたことがあるわけではない。言い訳がましく言えば,何らかのトリガーでもない限り,追い切れない,即ち私の中でのプライオリティは決して高いとは言えないミュージシャンの部類に入っていたのである。

まぁそんなところに,今回は格好のトリガーというか,すずっくさんからの突っ込みが入ったおかげでこのアルバムを聞いたのであるが,一言で言えば見事なソロ・フレーズの構成力と言うことができる。テクニックは十分あるし,これだけフレージングの妙を聞かせられれば,いかに私がヘボなギタリストの端くれと言えども,Jesse Van Rullerの実力はよくわかった。こういう人にちゃんと注目してこなかった自分の不明は恥じねばならないが,だからと言って今から追いかけるというのは彼のアルバム枚数からするとかなり厳しい。まずはこのアルバムをしっかり聞いた上で,次に何を買えばいいのかは皆さんにアドバイスを求めることとしよう。

いずれにしても,ビッグバンドの作品,かつライブで全面的にギタリストをフィーチャーしたアルバムというのは記憶にないが,これだけでもかなりチャレンジングな企画である。しかもJesse Van Rullerのオリジナルばかりというのも,当人としてはプレッシャーもかかるところであろうが,それをものともしないこの人の技術は本当に大したものである。アレンジャーは他人に任せたというのもおそらくは正解で,そこまでやってはソロに集中できなかったであろうと思わされる。

アレンジメントも結構モダンな響きを打ち出すのに成功しているし,このビッグバンド,オランダという国がジャズでもかなりのレベルにあることを実証している。コンセルトヘボウと言えば,クラシックの世界ではアムステルダム・コンセルトヘボウ・オーケストラであるが,このビッグバンドもそのレベルゆえに,きっちりしたスポンサーシップに支えられているということであろうか。いずれにしても大したものだ。

ライナーにあるパーソネルを見ても,あくまでもJesseはこのビッグバンドの一員という扱いなのも奥ゆかしい。ジャケ写真は日本でのセールスを意識したものなのかよくわからないが,それでもFeatured SoloistとしてJesse Van Rullerはほぼ完璧な仕事をこなしている。このアルバムは欧州ジャズのファンだけでなく,より幅広いリスナーに聞かれるべきものと思う。星★★★★☆。

ところで,オランダには私は行ったことがないのでわからないが,BimhuisはFred Herschもライブ盤を残している場所だから,同地の有名ジャズ・クラブって感じだろうか。コペンハーゲンにカフェ・モンマルトルがあり,アムスにBimhuisありである。う~む。ちょっと行ってみたいなぁ。

Recorded Live at Bimhuis, Amsterdam on March 2, 2008

Personnel: Henk Mertgeert(cond), oris Roelofs(as ss, cl, fl), Jorg Kaaij(as, fl), Simon Rigter(ts), Sjoerd Dikhuizen(ts, cl), Juan Martinez(bs, b-cl), Jelle Schouten(tp, fl-h), Ray Bruinsma(tp, fl-h), Rini Swinkels(tp, fl-h), Ruud Breuls(tp, fl-h), Jan van Duikeren(tp, fl-h), Jan Oosting(tb), Jan Bastiani(tb), Hansjorg Fink(tb), Martien de Kam(b-tb), Jesse Van Ruller(g), Peter Beets(p), Frans van Geest(b), Martijn Vink(ds)

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コメント

おぉ。。お気に召したようで、良かったです。

私、、ギルエヴァンスとか、、大好きなくせに、、ビッグバンドとかまともに聴いてないのですが、、(とりあえず、持っている程度です)
そんな私もこの迫力はかっこいいなぁ、って理屈抜きで思いました。
でもぉ。。それにもまして、フルスピードでそのビッグウェイヴにのって駆け抜けていくジェシヴァンルーラーはどきどきものです。
このシチュエーションで、あのスリリングな演奏は普通は出来ないと思うのねぇ・・。
で、やっぱ、スターって感じで、彼のギターには華があります。
クリスさんは、これを聴きに行ったのよぉ。羨ましィ。。
暫く、これで遊んでくださいね♪

あ、、トラバしますネ。lovely

すずっくさん,コメント,TBありがとうございます。

確かにこのバンドを生で聞いたらよさそうですよねぇ。しばらくこれで遊びたいのはやまやまですが,未聴のアルバムが山積みなので...。本当に「芸術の秋」ですね。こちらからもTBさせて頂きます。

ビッグ・バンドのアルバムにしてはけっこうギター度が高くて、両方好き(もちろんジェシ・ヴァン・ルーラーも)な自分としてはかなり満足度の高いアルバムとなりました。

しかし、全曲ジェシの曲を演奏するなんて、コンセルトヘボウも太っ腹というか何と言うか(笑)。

こちらからもTBさせていただきます。

910さん,コメント,TBありがとうございます。

やはりJesseはこのバンドのスターだということでしょう。知名度は頭抜けていますからね。ちゃんと演奏で応えるJesseも立派ですが。

TBしていただいたようですが、
うまく反映されていないようです。
ご確認ください。
ごめんどうでも再度トライしていただけますか?

ジェシはデビュー同時から好きですが、
はじめからスタイルが完成していたので、
今も昔も全然変わっていないので、
あまり新鮮な驚きはないのですが、
聴くたびにムカつくほど巧くて、
自分でギターを弾くのが嫌になってきます。

てなわけで、こちらからもTBさせていただきます。
ライブレポートと一緒に2つ。

crissさん,こんばんは。こちらからのTBは駄目でした。お手数お掛けして申し訳ありませんでした。

こちらではcrissさんのライブの記事のTBが入っていない(゛Silk Rush゛はOKです)ようですので,リトライお願いします。

TBありがとうございます。逆TBさせていただきます。

年末になっても「良い」と言われる方が多かった(naryさんと9101さんですが)ので、思わず買い込んできてしまいました。

が、おっしゃるとおりの良さに感服しています。

oza。さん,コメントありがとうございます。

残念ながらTBがうまく入っていないようですので,リトライして頂けますか?お手数でもよろしくお願いします。

TBには相性って結構あるみたいですねぇ。まぁ仕方ないですが。

ではよいお年を。

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