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2008年8月16日 (土)

Joachim KuhnのAtlantic盤:どれぐらい売れたのだろうか?

Situations001 "Situations" Joachim Kuhn(Atlantic)

実家に帰ってCDを漁っていたら,こんなアルバムがあった。確かに買ったのはおぼえているが,それも破格の安値だったはずである。だって,何と言ってもCDのくせにカットアウト盤である。LPの時代にはジャケの隅っこを切り落としたカット盤というのはよくお目に掛かったが,CDも皆無とは言えないものの,あまり見ることはない。

音楽とはちょっと離れるが,CDのカット盤というと,プラケースの上方から切り込みを入れるパターンと,このアルバムのように,ケースの背の部分に穴を開けるというパターンにわかれるが,そもそもLPと製造コストが違うはずのCDをわざわざカットアウトする暇があったら,安値で在庫処分する方がましという判断もあろう。いずれにしてもこのアルバム,カットアウトで出たぐらいだから,大メジャーのAtlanticとしてもよほど売れなかったものに相違あるまい。

いかに売れていないかを想像させるのが,Googleを使ってさまざまな検索を掛けてみても,このアルバムのジャケット画像を見つけることがなかなかできないのである(添付の画像を見つけるのには結構苦労した)。それぐらいマイナーなアルバムとも言えるだろうし,中古市場でも滅多に見掛けたことがないのである。それでもAmazon Market Placeには中古ならこれまた結構な安値で出ているから入手は難しくない。新品はバカ高いが...。

肝腎の音楽の方だが,このアルバムはKuhnのソロ・ピアノである。詳しいクレジットがないので,初出が1988年だということしかわからないが,聞いていて思うのは全然Atlanticって感じの演奏ではないということである。これならECMで出してもいいのではないかというサウンドである。アメリカのリスナーにこうしたKuhnのソロ・アルバムがどれぐらい受け容れられるかを考えれば,カットアウト盤化も当然という気がする。それでも,演奏は結構美しいもので,クラシカルな響きさえ感じさせるからこの手の音楽が好きなリスナーにはOKであろう。私も本当に久し振りにこのアルバムを聞いたが,予想以上によかったので,自宅へお持ち帰りである。クラシカルな響きという感じではChick Coreaの゛Children's Song゛の大人バージョンっていえばイメージしやすいかもしれない。いずれにしてもジャズ的ムードは極めて希薄である。

ということで,なぜこのアルバムがAtlanticから出たのかは今でも謎と言わざるをえないが,演奏が美しいので星★★★☆ぐらいはつけてもいいだろう。

Personnel: Joachim Kuhn(p)

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