今度の福耳はロック+ポップだ
「Dance Baby Dance/夏はこれからだ」 福耳(Rhythm Zone)
私はJポップなるジャンルに強い違和感があるとともに、完全な洋楽指向の人間だから、所謂Jポップはほとんど聞いていない。そんな私が例外的に認めているのが、スガシカオとスキマスイッチである。
そうした彼らも参加した福耳は私が毎度シングルを買ってしまうという本当に珍しいユニットなのだが、そんな彼らの新譜である。前作「惑星タイマー」もナイスな佳曲だったが、今回はどうか。
1曲目の゛Dance Baby Dance"は非常にロック色が強くて意表を突かれるが,2曲目はこれまた随分とポップな感覚が強く,結構曲のフレイバーに落差があるものの,今年の夏の私のカラオケの新曲はこれで決まりと思わせる出来に思わず嬉しくなってしまった。「惑星タイマー」もそうだったのだが,福耳の曲は私の「カラオケの友」なのである。このディスクにはカラオケ・トラックも付いているから,早々に練習に励まねば。
と,そんなことはどうでもよいのだが,大所帯化していく福耳において,私がどうしても違和感をぬぐえないのが元ちとせの存在である。彼女の声がどうのこうのというつもりはないが,あの独特の節回し,こぶし回しははっきり言って聞いていて私は相当に疲れてしまう。今回の2曲はどちらも元ちとせがフィーチャーされる部分があるが,そこだけがあきらかに浮いてしまっているのである。仲間内のグループであるから,ミュージシャンも当然仲間内ということになろうが,世の中,元ちとせを認めている人間ばかりではない。素晴らしい声も,あのこぶし回しをあぁ何度も聞かされては食傷するのは当然である。そうした観点で,私には元ちとせの使い方が気に入らないのである。これは多分に生理的な部分もあるが,やはり私は彼女の出てくる瞬間が苦手なのである。
ついでにもう一つ文句を言っておけば,ボーナス・トラックがまた「星のかけらを探しに行こう」というのも,もうそろそろ別の曲でもいいのではないかと思うのだが。福耳と言えば,この曲というのもわからないでもないが,毎度毎度ではさすがに飽きる。今回は「夜空のムコウ」も入れたのだから,どうせなら「惑星タイマー」にすればいいのにと思うのは私だけだろうか。というようなこともあり,星★★★★。全体的には好きだけどね。
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